コタロウ1メートルのパットを外した。自分だけ下手なのかな…。
パターが入らないとき、何から手をつければいいのか迷いますよね。
結論から言うと、1メートルのパットを外すのはあなただけの問題ではありません。
平均スコア90のアマチュアが2回に1回入れられるのは、約1.5メートルという数字なんです。
- 平均スコア90のアマチュアが2回に1回入るのは約1.5メートル(1メートルは入って当然の距離ではない)
- 3パットは1ラウンド約2.3回が平均スコア90の現実(プロは0.55回)
- 1.5メートル以内は入れにいく、それより遠い距離は止めにいく(ゴルハックの提案・狙いを2つに分ける)
- 直す順番は距離感が先、方向はあと(迷ったらこちらから)
- 練習ゼロで今日から使えるグリーン上の規則は3つ(10秒・傷の修理・旗竿)
狙いを決めないままグリーンに立つと、外すたびに落ち込みますよね。
そのまま、次のホールまで引きずってしまうんです。
練習の時間が取れない会社員ゴルファーほど、狙う場所を決めるだけで変わる部分は大きいと思います。
今日から変えられるのは、1.5メートルより遠いパットはカップを狙わないと決めること。
4つの質問から、いま取り組むテーマを1つに。次の練習でやることと、練習メモを作ります。
回答をもとに練習の優先順位を整理するツールです。スイングの原因やスコア改善を保証するものではありません。練習内容はゴルハックの提案例です。
結論:パターが入るのは1.5メートルまで、遠い距離は寄せる


どこまでが入る距離なのかは、数字で見るとはっきりします。
数字がわかると、外したときの受け止め方も変わってきます。
1メートルを外すのは、あなただけではありません
1メートルのパットを外すと、自分の腕のせいだと感じてしまいますよね。
ところが数字を見ると、1メートルは誰でも入る距離ではありません。
出しているのは、コロンビア大学のマーク・ブローディ氏。
ショットの計測データをもとに、対象別の距離をまとめています。
| 対象 | 2回に1回入る距離 |
| 平均スコア90のアマチュア | 約1.5メートル(5フィート) |
|---|---|
| PGAツアーの選手 | 約2.4メートル(8フィート) |
出典:コロンビア大学 Mark Broadie「Assessing Golfer Performance on the PGA TOUR」(PDF)
1メートルは1.5メートルより短いので、2回に1回よりは入りやすい距離です。
ただ、何割入るかまでは、この資料からは分かりません。
1打でホールアウト(そのホールを終えること)できたら、上出来。
そう考えて狙う場所を変えるほうが、早く効きます。
3パットは1ラウンド2.3回:平均スコア90の現実
3パット(1つのホールでパターを3回以上打つこと)は、平均スコア90のアマチュアで1ラウンド約2.3回です。
同じ分析で、PGAツアーの選手は0.55回。
差は約4倍ありますが、裏返せば削れる余地がそこにあるということですね。
| 対象 | 1ラウンドの3パット |
| 平均スコア90のアマチュア | 約2.3回(プロの約4倍) |
|---|---|
| PGAツアーの選手 | 0.55回 |
2.3回は、平均どおりの回数です。
多すぎると気に病む必要は、ありません。
減らす鍵は、ファーストパット(グリーンに乗ってから最初に打つパット)を寄せることです。
2パット圏(2回で入れきれる距離の範囲)にボールを置ければ、3パットは自然に減っていきます。
「入れにいく距離」と「寄せる距離」を分ける
ここまでの数字をもとに、狙い方を2つの距離に分けてみます。
1.5メートルで分けるのは、2回に1回入る距離が約1.5メートルという数字を目安にした、ゴルハックの提案です。
- 1.5メートル以内=入れにいく距離
- 1.5メートルより遠い=1.5メートル圏に止めにいく距離
- 迷ったら、止めにいくほうを選ぶ
それより遠い距離を、カップに向かって強く打ったとしましょう。
すると、外したあとに1メートル以上が残る場面が増えてしまいます。
狙う場所を先に決めるという考え方は、グリーンの外でも同じです。
月1ゴルフのサラリーマンでも100切りは狙えるという記事も、やることを3つに絞るところから始まります。
よく聞く「パットはスコアの4割」の出どころ
「パットはスコアの4割を占める」という説明、あちこちで見かけますよね。
ただ、この割合には一次情報での裏づけが見つからないんですよね。
数字として確認できるのは、PGAツアーの選手を対象にした次の分析です。
- ロングゲーム 72%
- ショートゲーム 11%
- パッティング 17%
これは打数に占める割合ではなく、選手どうしのスコア差を何が説明するかという数字。
「パットはスコアの17%」と読み替えるのは、誤りです。
しかも、対象はアマチュアではありません。
割合を気にするより、自分の3パットの回数を数えるほうが、次にやることが決まります。
パターが入らない原因は、距離感と方向の2つに絞れる


自分の外し方がどちらのタイプなのか、先に切り分けておきましょう。
見分けるポイントは1つ、外れ方が前後か左右かです。
ショートとオーバーを繰り返すなら、原因は距離感
手前で止まるショートと、大きく越えるオーバーを繰り返している人は、距離感が原因です。
打つ瞬間に手が緩んだり、逆に手先で強く当てにいったり。
これだけで、同じ振り幅でも転がる距離が変わってしまうんです。
| 出ている症状 | 起きていること |
| 何度もショートする | 打つ瞬間に手が緩んで減速している |
|---|---|
| 大きくオーバーする | 手先で当てにいき、パンチが入る |
| 同じ日に両方出る | ストローク(パターを振る動き)の大きさが毎回違う |
3つに心当たりがある人は、方向より先に打つ強さを整えるほうが早いと思います。
ショートパット(短い距離のパット)が入らない日も、原因が距離感の側にあることは珍しくありません。
強さは合うのに左右へ外れるなら、原因は方向
強さはちょうどいいのにカップの横をすり抜ける人は、方向が原因。
押し出したり引っかけたりするのは、打つ面の向きが変わっているサインかもしれません。
ロングパット(長い距離のパット)なら、面が少しずれても寄ります。
| 外れ方 | 起きていること |
| カップの右へ押し出す | 打つ面が開いたまま当たっている |
|---|---|
| カップの左へ引っかける | 手首が返り、面がかぶって当たっている |
| 強さは合うのに入らない | 構えた時点で狙いがずれている |
1.5メートル以内では、わずかな向きのずれがそのまま外れにつながるんですよね。
強さが合っているのに入らない日は、構えと打ち出す方向を見直す番です。
迷ったら距離感が先:3パットの多くはファーストパットで決まる
どちらのタイプか決めきれない方は、ぜひ距離感から手をつけてみてください。
3パットの多くは、グリーンに乗って最初に打つファーストパットが寄らないところから始まります。
1.5メートル圏に残せないと、次のパットは2回に1回入るかどうかの距離になってしまうんです。
迷ったら距離感が先、方向はあと。方向づくりは、入れにいく距離を1.5メートル以内と決めてから取りかかっても間に合いますよ。
距離感は、道具に左右されにくいんです。
コースの上でも直せる点が強みですね。
方向づくりは、自宅でもできます。
順番だけ決めておけば、練習で迷わずに済みますよ。
距離感から直す:歩測と振り幅で3パットを減らす


やる順番の1番目は、距離感づくりです。
距離感を先に直すのは、ファーストパットが寄るかどうかで次の打数が決まるからです。
遠いパットの狙いは1.5メートル圏に止めること
遠いパットで狙うのは、カップではなく止めたい円です。
円の半径は1.5メートル、つまり2回に1回入る距離。
- 3パットの回数に直結
- 歩数を数えるだけなので時間がかからない
- パターの形や値段など道具に左右されにくい
同じ分析では、平均スコア90のアマチュアが平均2パットで収まるのは約5.8メートルとされています。
これは、「5.8メートルまで寄せれば2パットになる」という意味ではありません。
そこにボールがあれば平均2パット、という意味です。
だから5.8メートルより遠い場所からは、2パットで上出来と考えて構いません。
歩測で距離を数えると、ものさしが毎回同じになる
目で見た距離って、日によってぶれるんですよね。
自分の足で歩いて測る歩測なら、ものさしが毎回同じになるはずです。
歩測の手順
ラインをまたがないように、少し外側を回るのがマナーです。
ふだんの歩幅のまま、いつも同じ数え方でいきましょう。
歩いている足の裏の感覚が、傾斜を知る確かな手がかりです。
歩測は、ライン読みのついでにできます。
なので、同伴者を待たせずに済むんです。
慣れてくると、歩数を数えただけで打つ強さが浮かぶようになります。
振り幅と歩数をひもづけて、自分の対応表を作る
距離感は感覚ではなく、歩数と振り幅の対応で決めます。
振り幅とは、パターを引く幅と出す幅のこと。
| 作る手順 | やること |
| 距離を決める | 5歩・10歩・15歩の3つだけに絞る |
|---|---|
| 転がしてみる | 同じ振り幅で3球ずつ転がす |
| 記録する | 止まった位置と振り幅をメモに残す |
数字は、人それぞれです。
雑誌に載っている振り幅を、そのまま使う必要はありません。
大切なのは、同じリズムで振ること。
「イチ・ニ」と数えて等速で動かすと、振り幅の差がそのまま転がる距離の差になるんです。
上りは強め、下りは転がりに任せてタッチを決める
打つ強さの感覚をタッチと呼びます。
上りは転がりが止まりやすいので、ふだんより強めのタッチ。
下りは、カップの手前で転がりに任せるくらいで届くと思います。
強さは数字で覚えない。傾斜の強さも芝の状態も日によって違うので、上りは強め・下りは弱めという方向だけ決めておくと、迷わずにすみます。
数字で覚えようとするほど、当日のグリーンとずれていくんですよね。
方向だけ決めて、あとは練習グリーンの転がりに合わせるのが現実的だと思います。
芯で打つと、同じ振り幅でも転がりがそろう
パターの面には、スイートスポットと呼ばれる当たりのそろう一点があります。
芯を外すと、同じ振り幅でも転がる距離が変わってしまうんです。
芯で当たったボールは早く順回転(ボールが前に転がる向きの回転)に入り、転がりがそろいます。
芯に当てる感覚は、どの番手でも同じ。距離の目安を数字で持っておくと、うまくいかない日でも原因を切り分けやすくなると思います。
芯に当てる大切さは、パターに限った話ではありません。
ゴルフ初心者の飛距離は何ヤードが普通かを扱った記事も、数字の目安を持つところから始まります。
1.5メートル以内のパターが入らないときは、構えとスパットを見直す


入れにいく距離に入ったら、次は打ち出す方向を合わせましょう。
最初に整えるのは構えです。
ボールをどこに置くかで迷う人は、パターのボール位置の決め方をまとめた記事も参考にしてください。
構えた時点のフェースの向きは、自分では見えない
パターの打つ面がどこを向いているか(エイミング)は、構えた本人ほど見えにくいものなんですよね。
目線の位置が少しずれるだけで、面の向きの見え方が変わります。
外れる向きから原因を順に絞りたい人は、ショートパットを外す原因の記事に、構え・目の位置・外れる向き・緊張の疑う順番をまとめました。
- 目線はボールの真上
- 両肩はラインと平行
- 手元はボールより前に出しすぎない
- 体重は左右で均等
このうち目線と両肩は、構えたまま鏡に映せば自分の目で見られるんです。
PuttOUTのパッティングミラーは、目線とフェースの向きを映すミディアムミラーと、肩のラインを見るショルダーミラーの2タイプが公式に案内されています。
タイプの選び方と見る手順は、自分では見えない2つは、鏡とゲートで見えるようにするに置きました。
次のリンクは広告で、公式サイトにつながります。
PuttOUTの公式サイトでパッティングミラーを見る\ 目線ならミディアム、肩ならショルダー /
目で合わせるより、同じ手順で構えるほうが再現しやすいと思うんです。
毎回同じ順番でアドレス(ボールの前で構えた姿勢)に入れば、日によるばらつきが減ります。
構えるときは、ソール全体が地面にぺったり着く角度で握るのが目安です。
トウ側が浮くような構えは避けましょう。
30センチ先のスパットを決めると、まっすぐが簡単になる
遠くのカップを見たまま打つと、体は自然にそちらを向きます。
そこで使うのが、ボールのすぐ前に取る目印のスパット。
スパットの決め方
曲がる向きと打ち出す方向を、しゃがんだ姿勢で1本にまとめます。
ライン上にある芝の色の違いや小さな傷が目印ですね。
打つ直前に見るのは、カップではなくスパットだけです。
目印が近いほど、狙いのずれは小さくなります。
曲がるラインでも、カップではなく打ち出す方向にスパットを取るのが基本。
構えたあとに見るものが1つに決まると、迷いも減ると思います。
ちなみに、ボールに引いた線は、目標にぴったり合わせることにこだわりすぎなくてかまいません。
それより、打ち出したい方向へ、ちょうどいい強さで出すことに集中しています。
手首で合わせにいくと、左右にブレやすい
距離を手首で合わせにいくと、打つ面の向きが変わりやすくなります。
よく紹介されるのは、肩を使って振り子のように動かすストロークです。
ただし、これが唯一の打ち方だと決まっているわけではありません。
打ち方は1つに決まっていない。まずは同じ動きを繰り返せるかどうかを基準に選ぶと、練習の的が絞れますよ。
大切なのは、毎回同じ動きを返せること。
手首を止めると、振り幅も安定します。
なので、距離感の対応表とも相性がいいかもですね。
パターを「吊る」ように構えて、グリップエンドを上へ引っ張ったまま揺らす打ち方もあります。
練習では、足元にアライメントスティックを1本置いて、カップを見ずに、スティックと平行にヘッドを動かすことだけに集中します。
軌道より、当たったときのフェースの向きのほうが打ち出しを左右する、という考え方にもとづく練習です。
打った直後にボールを目で追わない
打った瞬間に結果が気になって、つい頭が上がっちゃうんですよね(笑)。
これが、ヘッドアップです。
頭がカップの方向へ動くと、肩も一緒に動いて面が開いたり閉じたりしてしまいます。
- 打ち終わるまでボールがあった場所を見る
- 入ったかどうかは音で確かめる
- 目線は最後に上げる
短い距離ほど、見たい気持ちが動きに出ます。
転がる音を待つ習慣にすると、頭の位置が自然に残るはずです。
握り方は3種類あり、合うものを選んでよい
パターの握り方には、代表的な3つの形があります。
| 握り方 | 特徴 |
| 逆オーバーラッピング | パターで広く使われている形で、左手の甲を目標に向けやすい |
|---|---|
| クロスハンド | 左右の手を入れ替えて握り、手首が返りにくい |
| クロウ | 右手を軽く添える形で、手先の力を抜きやすい |
どれが合うかは、好みの幅が大きいんです。
なので、試して決めるほうが早いかもしれません。
手先が動きやすい人には、手首が返りにくいクロスハンドという選択肢もあります。
形を変えると、面の向きが落ち着く場合もあるんです。
ラウンド前に試してみると、分かりやすいかもですね。
傾斜を読み違えるとパターは入らない:ラインを読む3つの手順


距離感と方向がそろっても、読みを外せば入らないんですよね。
読む手順を3つに分けます。
グリーンに乗る前に、遠目から全体の傾斜を見る
ボールが転がっていく道すじをラインと呼びます。
手順の1つ目は、パッティンググリーン(カップが切ってある、芝を短く刈った区域)に乗る前の遠目の確認。
近づくほど細かい傾斜に目がいき、全体の傾きが見えなくなります。
歩きながら見るので時間を使わない。グリーン全体がどちらへ低いかを、カートを降りた時点で1度だけ確かめておくと迷いませんよ。
地形の低いほうへ傾いていることもあるので、周りの景色も手がかりになります。
ボールの後ろからラインを決める
2つ目は、ボールの後ろにしゃがんでラインを1本に決める作業です。
迷ったまま構えると、打ち出す方向が毎回変わります。
- 曲がる向き(右か左か)
- 打ち出す方向の目印
- 上りか下りか
決めたら、あとは迷わず打つほうが結果はそろうかもですね。
読み違えても、同じ手順を繰り返すほど次の判断は速くなります。
真横とカップ側から最終確認する
3つ目は、ラインの真横とカップ側からの確認です。
上りか下りかは、真横から見ると分かりやすくなります。
| 見る位置 | 分かること |
| ボールの後ろ | 曲がる向きと打ち出す方向 |
|---|---|
| ラインの真横 | 上りか下りか |
| カップの向こう側 | カップ周りの細かい傾斜 |
全部を毎回やる必要はありません。
迷った日だけ足せば十分です。
自分の番が来る前に済ませておけば、同伴者を待たせずに打てます。
フックラインとスライスラインで、狙う場所が変わる
左に曲がる傾斜をフックライン、右に曲がる傾斜をスライスラインと呼びます。
どちらも狙うのは、カップではなく曲がり始める方向です。
| ラインの種類 | 狙う場所 |
| フックライン | カップの右側を通る道すじ |
|---|---|
| スライスライン | カップの左側を通る道すじ |
| ほぼまっすぐ | カップの中心 |
曲がり幅を決めたら、その方向にスパットを取ると狙いがぶれません。
打つ強さが変われば、曲がり幅も変わります。
なので、タッチとセットで考えると読みがつながるんです。
同じコースでも、グリーンが速い日と遅い日がある
同じコースでも、芝の刈り方や雨・風で転がりは変わります。
速さを測る道具には、スティンプメーターというものがあるんです。
ただ、数値を覚える必要はありません。
速さは当日その場で確かめる。数字を覚えるより、ラウンド前に何球か転がして、その日の転がりを体で確かめるほうが早く合うんです。
速い日は振り幅を小さく、遅い日は大きくするだけでも対応できると思いますよ。
その確かめ方は、次の章のラウンド前の練習で扱います。
時間がない人のパター練習:3か所で1つずつやることを決める


練習に使える時間が限られている方は、やることを場所ごとに1つへ絞ってみてください。
場所ごとにやることを絞れば、短い時間でも続けやすいと思います。
自宅のパターマットでやることを1つに絞る
自宅のパターマット(自宅で転がす練習用のマット)でやるのは、短い距離をまっすぐだけ。
1.5メートル以内を、同じ振り幅で繰り返し転がします。
| 自宅のマット | 中身 |
| できること | まっすぐ転がす動き・構えの再現・振り幅のリズム |
|---|---|
| 難しいこと | 芝の上の転がり・傾斜の読み・その日のグリーンの速さ |
マットの上は、転がりが一定です。
正直、距離感まではそこで作れません。
そこは割り切って、芝の上の転がりはラウンド前に合わせるのが現実的だと思います。
自宅のマットなら、コインを使った練習もあります。
コインを1枚置いて、その上にボールを乗せて打つだけです。
コインの厚みの分だけ、ボールが少し高くなります。
そのぶん、パターのロフト通りに少しアッパー気味(下から上へ)に打ち抜くイメージが作りやすいんです。
ただ、上に向かって打ちすぎないようには気をつけています。
あくまでやり方の一つなので、合わなければ無理に続けなくて大丈夫です。
マットの上で構えの再現まで見たいときは、構えた時点のフェースの向きは、自分では見えないで触れたパッティングミラーも使えます。
ラウンド前の練習グリーンでは、その日の速さだけ確かめる
ラウンド前の練習グリーン(スタート前にパットを試せるグリーン)は、技術を直す場ではありません。
その日の転がりにタッチを合わせる場と割り切りましょう。
スタート前にやること
その日の基準になる振り幅を、まず1つ決めます。
止まる位置を見て、下りの緩め方をつかみましょう。
入る音を聞いて終わり、打ち方は直さないでおきます。
打ち方を直そうとすると、スタート前に迷いが増えるだけなんですよね。
決めるのはその日の振り幅ひとつで十分です。
コースの上では、歩測とファーストパットに集中する
プレー中に直せるのは、打ち方ではなく距離感です。
グリーンに着いたら歩測をして、ファーストパットを1.5メートル圏に止めることだけ考えます。
- カップまでの歩数を数える
- 上りか下りかを足で覚える
- 1.5メートル圏に止める振り幅を選ぶ
打ち方を試し始めると、迷いが増えます。
プレースピード(プレーの進行の速さ)も落ちてしまうんです。
直すのは家に帰ってからと決めておけば、ラウンド中の判断はぶれません。
「毎日10分」「100本連続」は時間がある人向け
練習法として「毎日10分」「1〜2メートルを100本連続」といった量がよく紹介されます。
ただし、その量で入るようになると裏づける出典は見当たりません。
| 練習の量 | おすすめできる人 |
| 毎日10分・100本連続 | まとまった時間が取れる人 |
|---|---|
| 週に数回・1.5メートル以内だけ | 平日は仕事で時間が取れない人 |
時間が取れる人には、できる練習です。
やめる必要はないと思います。
取れない方は、自宅の1つに絞ってOKです。
運営者コタロウが練習に加えたのは、アプローチとパター
運営者コタロウの場合は、ラウンドが月1回、打ちっぱなしが月2回という組み立てです。
自宅では素振りと軽いアプローチ、それにパターマットを転がしています。
- ラウンドは月1回
- 打ちっぱなしは月2回
- 自宅は素振り・軽いアプローチ・パターマット
正直、100切りは切ったり切れなかったりが長く続きました。
変わったのは、アプローチとパターの練習を取り入れてから。



変えたのは練習の量ではなく、中身でした。
同じやり方が誰にでも当てはまるとは限りません。
それでも、順番が決まってからは練習で迷う時間が減りました。
くわしい歩みは運営者コタロウのページにまとめています。
練習ゼロで今日から使える:パターが入る場面の道具と規則


練習しなくても今日から効く部分も、実はあります。
先に言うと、道具で変えられるのは一部だけです。
道具で解決できることと、できないこと
パターを買い替える前に、道具で変えられる範囲を整理しましょう。
| 道具との関係 | 中身 |
| 変えられる | 打点がずれたときの転がりのそろいやすさ・構えやすさ・長さや重さ |
|---|---|
| 変えられない | 距離感・ラインの読み・打つ強さのリズム |
距離感と読みは、どのパターに替えても自分で作る部分です。
逆に、構えたときの違和感が消えないパターなら、替える価値はあると思います。
買い替えを、勧めも止めもしません。
直せる範囲を知ってから決めると、納得できるはずです。
ピン型とマレット型の違いは、ミスへの強さ
パターの形は大きく分けて、細長いピン型と、頭が大きく四角いマレット型があります。
マレット型をさらに大きくしたのが、ネオマレットです。
打点がずれたときの転がりのそろい方が、変わってくるかもしれません。
| 形 | 特徴 |
| ピン型 | 昔ながらの細長い形。ヘッドが小さく操作しやすい |
|---|---|
| マレット型 | 頭が大きく四角い形。まっすぐ引きやすい |
| ネオマレット | マレット型をさらに大きくした形。打点のずれに強い |
どちらが入りやすいかは打ち方と好みで決まります。
なお、クラブや握った手を体に固定して打つアンカリングは、規則10.1bで認められていません。
ただし、クラブを持つ手をもう一方の手や前腕に当てて構えるのは、この規則の対象外です。
形を選ぶ前に、構えたときにまっすぐ狙えるかどうかを見てみてください。
ホールのふちで止まった球は、さらに10秒待てる
ホールのふちで球が止まりかけたとき、すぐにあきらめる必要はありません。
ゴルフ規則13.3aでは、ホールに近づく合理的な時間に加えてさらに10秒待つことが認められています。
- ホールへ歩いていく合理的な時間+さらに10秒
- 10秒以内に落ちれば直前のストロークでホールアウト
- 10秒を過ぎてから落ちた場合はホールアウトだが1打加える
規則は数年ごとに改訂されるため、最新版は日本ゴルフ協会の公式サイトで確認できます。
待てると知っていれば、最後のひと転がりを見届けられるかもですね。
ラインの上のボールマークやスパイクマークは直せる
規則13.1cでは、グリーン上の傷は自分のライン上でも罰なしに直せます。
対象になるのは、ボールが落ちてできたへこみのボールマークや、靴で付いた傷のスパイクマークなど。
直してよい範囲には決まりがある。手・足・ボールマーク修理器具・ティー・クラブなど認められた物を使い、プレーを遅らせずに直すことが条件なんです。
直すのは元の状態に戻すところまで。やりすぎて元より良い状態にすると、一般の罰を受けます。
一方で、芝の手入れで開けたエアレーションの穴や、散水・雨による自然の影響は対象外。
自然な表面の凹凸も、直せません。
傷か自然かを見分けてから、手をつけましょう。
カップの近くのへこみを1つ直すだけでも、最後のひと転がりは変わってきます。
旗竿は立てたまま打ってよい
グリーン上から打つとき、旗竿(カップの位置を示す旗の付いた棒)は立てたままで構いません。
規則13.2aでは、立てたままの旗竿に球が当たっても罰はなく、球はあるがままにプレーします。
- ストロークの前に、残すか抜くかを決めておく
- 立てたままなら、当たっても罰はなし
- 抜くと決めたら、打つ前に頼んで抜いてもらう
くわしい条文は日本ゴルフ協会「ゴルフ規則 2023年1月施行」にまとまっています。
短いパットでは、旗竿があると狙いの中心が取りやすい人もいるかもですね。
好みで選んでよい部分なので、先に決めておくことだけ守れば大丈夫です。
パターが入らないときのよくある質問


最後に、パターが入らないときによく出る質問をまとめておきます。
パターが入らないのは道具のせいですか
道具で変えられるのは、打点がずれたときの転がりのそろいやすさと構えやすさまでです。距離感とラインの読みは、どのパターに替えても自分で作る部分ですね。くわしくは道具で解決できることと、できないことで整理しています。
1メートルのパターを外すのは、下手だからですか
平均スコア90のアマチュアが2回に1回入れられるのは、約1.5メートルという数字があります。1メートルは「入って当然」の距離ではありません。根拠は1メートルを外すのは、あなただけではありませんにまとめました。
パターの距離感はどうやって合わせますか
歩測で距離を数え、歩数と振り幅をひもづけた自分の対応表を作ります。数字は人によって違うので、雑誌の振り幅をそのまま使う必要はありません。作り方は振り幅と歩数をひもづけて、自分の対応表を作るで説明しています。
パターは入れにいくのと寄せるのと、どちらを狙えばいいですか
ゴルハックでは、1.5メートル以内を入れにいく距離、それより遠い距離を1.5メートル圏に止めにいく距離と分けて考えています。迷ったら、止めにいくほうを選んでみてください。線引きの理由は「入れにいく距離」と「寄せる距離」を分けるのとおりです。
3パットを減らすには、まず何をすればいいですか
ファーストパットを1.5メートル圏に寄せることから始めます。直す順番は、距離感が先で方向はあとなんです。理由は迷ったら距離感が先:3パットの多くはファーストパットで決まるにまとめました。
パターは毎日練習したほうがいいですか
毎日の練習量で入るようになると裏づける出典は見当たりません。時間が取れる人にはできる練習ですが、取れない人は自宅で1つに絞れば足ります。仕分けは「毎日10分」「100本連続」は時間がある人向けのとおりです。
自宅のパターマット練習はコースで役に立ちますか
まっすぐ転がす動きや構えの再現には役立ちます。ただし芝の上の転がりは再現しにくいので、距離感はラウンド前に合わせてみてください。切り分けは自宅のパターマットでやることを1つに絞るで整理しています。
ラウンド前の練習グリーンでは何をすればいいですか
その日のグリーンの速さを確かめるだけで十分です。打ち方を直す場にすると、スタート前に迷いが増えると思います。手順はラウンド前の練習グリーンでは、その日の速さだけ確かめるのとおり。
ピン型とマレット型は、どちらが入りやすいですか
形で変わるのは、打点がずれたときの転がりのそろいやすさと構えやすさです。どちらが入るかは打ち方と好みで決まるため、優劣はつけられません。違いはピン型とマレット型の違いは、ミスへの強さで並べています。
カップのふちで止まった球は、何秒待てますか
ホールへ歩いていく合理的な時間に加えて、さらに10秒待てます(規則13.3a)。10秒以内に落ちれば、直前のストロークでホールアウトです。過ぎてから落ちた場合の扱いはホールのふちで止まった球は、さらに10秒待てるで説明しています。
まとめ:パターが入る距離を決めて、距離感の練習から始めよう


1メートルのパットを外して落ち込んでいる方は、入れにいく距離を1.5メートルまでと決めてみてください。
それより遠いパットは、1.5メートル圏に止める距離感づくりから始めます。
1.5メートルで分けるのは、ゴルハックからの提案。
目安にしたのは、平均スコア90のアマチュアが2回に1回入れられるのが約1.5メートルという数字です。
- 2回に1回入る距離は約1.5メートル:1メートルは入って当然ではない
- 3パットは1ラウンド約2.3回が平均スコア90の現実
- 直す順番は距離感が先、方向はあと(ファーストパットを寄せる)
- 練習ゼロで使えるグリーン上の規則は3つ(10秒・傷の修理・旗竿)
狙う場所が決まらないまま回ると、外すたびに考えることが増えますよね。
それで、時間だけが過ぎてしまいます。
数字の上では、3パットはまだ削れる回数です。



今日のラウンドから、狙う場所だけ変えてみましょう。
やることは、1.5メートルより遠いパットで「止めたい円」を思い浮かべるだけです。
グリーンの上が整ってきたら、次に考えたいのはどこを削るか。
100切りのカテゴリーには、その順番の記事を増やしていく予定です。

