コタロウ左目の下に置いてるのに、なんで外れるんだろう…。
パターのボール位置で迷っている方に向けて、左目の下と真ん中の違いと、自分の置き場所の決め方を解説します。
先に答えを言うと、出発点は左目の下で、顔の真ん中との差はボール1個分ほどしかありません。
- 出発点は左目の下(真ん中との差はボール1個分)
- ここでの真ん中は、スタンスではなく顔の真ん中(顔の真ん中の意味)
- 右目利きは、真ん中寄りをすすめる人と、左足寄りを前提に書く人がいる(3つの説)
- 押し出しは左へ、引っかけは右へ、ボール半個ずつ(外れ方で動かす)
- 家では、目線・肩・フェースの向きをそろえてから打って決める(家で決める3ステップ)
左目の下と顔の真ん中の差は、ボール1個分の中に収まる話です。
外れ方を見ながら半個ずつ動かせば、サイトごとに答えが違っても、自分の置き場所を1つに決められます。
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4つの質問から、いま取り組むテーマを1つに。次の練習でやることと、練習メモを作ります。
回答をもとに練習の優先順位を整理するツールです。スイングの原因やスコア改善を保証するものではありません。練習内容はゴルハックの提案例です。
パターのボール位置は左目の下:真ん中との差はボール1個分


パターのボール位置は、左目の下という答えを、位置の幅・真ん中の意味・少し左に置く理由の3つで押さえるとぶれなくなります。
左目の下は顔の真ん中からボール1個分だけ左
左目の下は、顔の真ん中からボール1個分ほど左の位置です。
パッティング専門コーチの平田智さんによると、顔の正中線(顔の真ん中を縦に通る線)から目の中心まではおおむね4cmです。
ボールの直径は4.2cmなので、ボール1個分左がちょうど左目の下に重なります。
| 置き場所 | 顔の真ん中からの位置 |
| 顔の真ん中 | 正中線の真下 |
|---|---|
| 左目の下 | ボール1個分(約4cm)左 |
つまり「真ん中か左目の下か」で迷っていても、2つの差はボール1個分くらいなんですよね。
ゴルフ総研も、迷ったときは左目の真下を1つの目安にすると書いています。
差がこれだけ小さいので、置き場所を変えるときも大きく動かす必要はありません。
大きく動かすと、どこで外れ方が変わったのかが分からなくなります。位置を変えるのは、左目の下で打って外れ方を見てからで十分です。
ここで言う真ん中はスタンスではなく顔の真ん中
平田智さんの説明でいう真ん中は、スタンス(構えた両足の幅)の真ん中ではなく、顔の真ん中です。
頭が両足のちょうど真ん中の上にあれば、顔の真ん中とスタンスの真ん中は同じ線に重なります。
ただ、頭を少し右に残して構える人は、顔の真ん中がスタンスの真ん中より右に来るんですよね。
- 頭が両足の真ん中の上:顔の真ん中=スタンスの真ん中
- 頭が右寄り:顔の真ん中はスタンスの真ん中より右
ゴルフ総研は、両目の真下=スタンスの中央に置いてもよいし、右打ちなら左目の真下に置いてもよい、と書いています。
どちらの解説も、最後は目の位置で合わせるという点は同じです。
「ボールは真ん中」という説明を読んだら、何の真ん中かを先に見ましょう。顔の真ん中とスタンスの真ん中を取り違えると、同じ「真ん中」でも置き場所がずれてしまいます。
手元の位置まで迷っている人は、「ゴルフのアドレスで手の位置は肩の真下」の記事で土台から固めると決めやすくなります。
少し左に置くのは振り子の最下点の先で当てるため
少し左に置く理由は、振り子の最下点(ヘッドが底に来る位置)を過ぎたところで当てるため、という説明があります。
ゴルフ情報サイトgridgeのNick Jaggerさんによると、振り子で振るパターの最下点は両目の間の真下です。
インパクトはその最下点を過ぎたあとなので、ボールは両目の間より1個分左、つまり左目の真下になる、という説明です。
- 最下点:両目の間の真下
- インパクト:最下点を過ぎて、ヘッドが上がり始めたところ
- ボール:両目の間から1個分左=左目の真下
同じ記事は、パターはアッパー軌道(ヘッドが上がりながら当たる打ち方)でボールを打つものだ、とも書いています。
ここで出てくる「1個分」は、平田智さんの説明と同じ幅です。
ただしこれは振り子の考え方から導いた説明で、一人ひとりの最下点を測って決めた数字ではありません。
左目の下は、出発点として使うのがちょうどいい位置です。そこから外れ方で微調整する前提で置けば、説の違いに振り回されずに済みます。
迷ったら左目の下から始めて半個ずつ動かす
迷ったら、左目の下に置いて打ち、外れ方を見てボール半個ずつ動かしましょう。
左目の下と真ん中の差はボール1個分なので、半個ずつ動かせば、2回で端から端まで試せます。
動かす向きは、押し出しが多い人は左へ、引っかけが多い人は右へが目安で、くわしくは外れ方の章で解説しています。



外れるのは位置のせい?それとも構えのせい?
左目の下に置いたのに押し出しや引っかけが出ると、どちらが原因なのか分からなくなりますよね。
ボールを半個動かしても、目線や肩の向きが毎回ちがっていたら、比べた結果がぶれてしまいます。
家の練習で、構えについて見ておきたいのは次の3つです。
- 目線の位置が毎回同じか
- 肩のラインが狙いと平行か
- フェースが狙いを向いているか
どれも構えている本人の目からは見えにくく、この3つを構えたまま映せるのがPuttOUTのパッティングミラーです。
PuttOUT公式は、ミディアムミラーを目線の位置・フェースの向き・構えのラインを映す標準タイプと説明しています。
ショルダーミラーのほうは、肩のラインとストローク軌道の確認に特化したタイプです。
- 目線が映る→半個動かしたあとも、目が同じ所にあるかを比べられる
- 肩のラインが映る→位置を変えて肩の向きまでずれていないかが、その場で分かる
- マットでもフローリングでも使える→平日の夜の短い練習でも確かめられる
だから外れ方が変わったとき、ボールを動かしたからか、構えが変わったからかを切り分けやすくなるんですよね。



鏡でボールの位置まで分かるのかな?
鏡が映すのは目線・肩・フェースの向きまでで、ボールの位置そのものは教えてくれません。
なので、位置は左目からボールを落として決め、鏡では構えをそろえる、と役割を分けて使います。
PuttOUTのパッティングミラーは、家のパターマットで目線・肩・フェースの向きをそろえたい人に向いています。ラウンドではなく家の練習で使う道具なので、置き場所は自分で決めて、構えの確認に使うのが合う使い方です。
構えをそろえてから半個ずつ動かせば、外れ方の変化がボール位置の違いによるものか見分けやすくなるので、まずは鏡の種類から見てみませんか。
\ ボールを動かしても、同じ目線で立てているか /
パターのボール位置は3つの説に分かれる:分かれ目は利き目


パターのボール位置の説明は、左目の真下・真ん中寄り・左目より目標側の3つに分かれ、どれが合うかは利き目(ものを見るときに主に使う目)で変わる、という説明もあります。
誰がどの説を説明しているかを並べると、次のとおりです。
| 説 | 説明している人 | 利き目との関係 |
| 左目の真下 | マリウス・フィルマルター、青木翔、平田智 | 平田さんは左目利きの人向け |
|---|---|---|
| 真ん中寄り | 平田智 | 右目利きの人向け |
| 左目より目標側 | ビル・プライス(記事での紹介) | 左目利きの人向け |
左目の真下に置く説:コーチやプロの解説で多い形
左目の真下は、ゴルフ総研も目の真下に置く考え方が一般的と書いている、よく挙げられる置き場所です。
タイガー・ウッズの元パッティングコーチ、マリウス・フィルマルターさんは、こう話しています。
体の中心の少し左に置くには、左目の真下に置くといい。
出典:ゴルフダイジェスト社「【パット】「ボール位置にパット名手の共通点!」タイガーの元パッティングコーチが特別レッスン(後編)」
渋野日向子プロのコーチ、青木翔さんにとっても、左目の下はパッティングの大原則です。
- ゴルフ総研:右打ちなら左目の真下でもよい
- PuttOUT(パターブランドのコラム):左目の真下か、少し左が一般的
左目利きの人は、平田智コーチの説明に沿えば、この説から始められます。平田さんは、利き目が左目であれば左目の下で問題ないという説明です。
自分の利き目をまだ知らない人も、まずは左目の真下から始めて、外れ方を見てから動かすと迷う時間が減ります。
真ん中寄りに置く説:右目利きにすすめるコーチがいる
右目利きの人には、ボールを顔の真ん中寄りに置くほうがよいと説明するコーチがいます。
パッティング専門コーチの平田智さんの説明は、次のとおりです。
利き目が左目であれば左目の下で問題ありませんが、右目の場合は真ん中寄りに置いたほうがターゲットラインの見え方やストロークが安定します。
「安定します」というのは平田さんがコーチとして示した考え方で、誰にでも同じ結果が出ると約束するものではありません。
似た向きの説明として、ゴルフ総研は、レッスンプロのピア・ニールソンさんの考えを紹介しています。
利き目が右目の人は右目の真下、左目の人は左目の真下、という考え方です。
どちらも、右目利きの人はボールを左目の下より右へ寄せる向きの説明です。右目利きなら、左目の下と、半個〜1個分右(真ん中寄り)の2か所で打ち比べると決めやすくなります。
左目より目標側に置く説:目の外に置くプロもいる
左目より目標側に置く説もあり、PGAツアーでは目線の外にボールを置く選手が多いと話すパター開発者がいます。
テーラーメイドの「スパイダー」パターの開発者、ビル・プライスさんの考えを、みんなのゴルフダイジェストが紹介しています。
- 左目利きの人:左目の真下より、わずかに目標側に置く
- 左目の真下より後ろに置くと:ターゲットより右を向いて構えやすい
右目利きの人については、真ん中寄りをすすめる人と、左足寄りに置く前提で書く人がいます。
| 説明している人 | 右目利きの人のボール位置 |
| 平田智(パッティング専門コーチ) | 真ん中寄りをすすめる |
|---|---|
| 小倉勇人(クラブフィッター) | 左足寄りに置く人を前提に、構え方を説明 |
小倉勇人さんが書いているのは、ボールを左足寄りに置く右目利きの人の構え方です。
フェースではなくサイトライン(ヘッドの上に引かれた向きを合わせる線)で向きを管理すると構えやすい、という説明でした。
左足寄りをすすめているわけではありませんが、右目利きでも左寄りに置く人がいる前提で書かれています。
右目利きの人は、左目の下と、そこから半個〜1個分右(真ん中寄り)の両方を試しましょう。自分の外れ方で決めるのが近道です。左足寄りに置く人がいることも知っておくと、ほかの解説を読んでも迷いません。
確認できた研究は初心者の小さな2件で、決め手にはならない
この記事で確認できた研究は、初心者を対象にした小さな2件です。
この2件だけでは、どの説が正しいかを決められません。
| 項目 | Steinbergほか(1995年) | King(1991年) |
| 対象 | 初心者48人 | 初心者32人 |
|---|---|---|
| 距離 | 3.66m | 6フィートと15フィート |
| 比べたもの | 目の前後の位置 | 目の位置・ボールの位置・距離 |
| 結果の要旨 | 右目利きは目が約5cm体寄りのほうが誤差が小さい | スタンスの前方に置いた位置が正確だった |
Steinbergらの1995年の研究は、目をボールの真上と約5cm足側に置いて、3.66m先へ打ち比べました。
右目利き・右打ちの24人は足側のほうが誤差もばらつきも小さく、左目利き・右打ちの24人は差がない、という結果です。
レイクヘッド大学に残るKingの1991年の研究では、スタンスの前方(目標側)に置いた位置が正確でした。
Kingの研究は、平らな面のパットにしか当てはまらない可能性がある、と研究の中で断っています。傾斜のあるグリーンで同じ結果になるとは限りません。
どちらも人数が少なく、対象は初心者で、扱っているのは目やボールの位置です。
なので、「左目の下が正しい」と裏付ける研究ではないと受け取っておくのが正確です。
研究で白黒がつかない以上、最後は自分の外れ方で決めるしかない、ということなんですよね。
パターのボール位置は外れ方で動かす向きが決まる


パターのボール位置は、押し出しが多ければ左へ、引っかけが多ければ右へ、ボール半個ずつ動かすのが目安です。
外れ方と動かす向きを、説明している人ごとに並べると次のとおりです。
| 外れ方・置き方 | 動かす向き・起きやすいミス | 説明している人 |
| 押し出しが多い | ボール半個分ほど左へ | ゴルフ総研 |
|---|---|---|
| 引っかけが多い | ボール半個分ほど右へ | ゴルフ総研 |
| ボールが右すぎる | 押し出し(プッシュ)が出やすい | 菊地明砂美プロ |
| ボールが左すぎる | 引っかけが出やすい | 菊地明砂美プロ、平田智コーチ |
押し出しが多い人はボールを半個左へ
押し出し(狙いより右へ出るミス)が多い人は、ボールを半個分ほど左へ動かしてみましょう。
ゴルフ総研の説明は、次のとおりです。
押し出し(プッシュ)が多い場合は、先ほどご紹介した左目の真下よりも、もしくは今のボールの位置よりもボール半個分程度左に置いてみてもいいかも知れません。
女子プロの菊地明砂美さんも、ボール位置が右すぎると押し出しになると説明しています。
ヘッドがスクエア(フェースが狙いにまっすぐ向いた状態)に戻る前に当たるから、という理由です。
ゴルフ総研は同じ記事で、ハンドファースト(手元がヘッドより目標側に出た構え)になりすぎていないかも見るよう書いています。
半個左へ動かしたら、同じ距離で何球か打ち、右に出る数が減ったかを数えます。感覚ではなく、数で比べるのがコツです。
引っかけが多い人はボールを半個右へ
引っかけ(狙いより左へ出るミス)が多い人は、ボールを半個分ほど右へ戻してみましょう。
ゴルフ総研は、引っかけが多いときは左目の真下か今の位置より、ボール半個分ほど右に置く方法を紹介しています。
菊地明砂美プロも、左へ置きすぎると引っかけが出やすくなるという説明です。
- 平田智コーチの説明:左に置きすぎるとアッパーブロー(ヘッドが上がりながら当たる打ち方)が強くなりすぎる
- その結果:フェースが閉じたまま当たり、引っかけになる
右へ戻すときは、手元の位置も一緒に見ましょう。ゴルフ総研は、ハンドレイト(手元がヘッドより後ろにある構え)になりすぎていないかも確かめるよう書いています。
右へ戻したあとは、押し出しのときと同じ距離で、左に出る数が減ったかを数えます。
左に置きすぎると打ち出しが高くなりやすい
ボールを左に置きすぎると、ロフト(フェースの傾きの角度)が寝て当たり、打ち出しが高くなりやすいという説明があります。
平田智コーチは、打ち出し角(ボールが飛び出す角度)が高くなりすぎるケースを、置きすぎのミスに挙げています。
押し出しを直そうとして左へ動かしていくと、いつの間にか置きすぎになりがちです。
左へ動かすのは、半個ずつにとどめましょう。一度に大きく動かすと、押し出しが減った理由と、新しく出たミスの理由が混ざって分からなくなります。
左へ動かしたあとで打ち出しが前より高く見えたときは、半個戻して比べるのがおすすめです。
動かすのは左目の下から1個分ほどの範囲にとどめ、外れ方がどう変わるかを見ましょう。
半個動かしても外れるときはフェースの向きを見る
ボールを半個ずつ動かしても同じ向きに外れるときは、ボール位置よりも構えたときのフェースの向きを先に疑いましょう。
ボール位置の説明の多くは、半個や数センチといった小さな調整の話です。
そこを動かしても外れ方が変わらないときは、見る場所をボールから構えへ移します。
- フェースの向き:構えた時点で狙いを向いているか
- 目線の位置:ボールの真上からずれていないか
- 肩のライン:狙いと平行になっているか
目線がずれていないかは、目の位置の目安と照らし合わせるとその場で判断できます。
外れる向きを1球ずつ書き残す方法は、「ショートパットを外す原因は緊張より先に構え」の記事が参考になります。
構え全体を見直したい人は、「パターが入らないのは自分のせいか」の記事もおすすめです。
パターのボール位置は形で変わる?変えるなら見るのはネックの形


パターの形で置き場所を変えるとしたら、見るのはオフセットです。
紹介した説明も、ヘッドの形よりオフセットと結びつけて語られています。
オフセット(フェースがシャフトより後ろにずれた作り)の大きさは、ネック(ヘッドとシャフトをつなぐ部分)の形で変わります。
オフセットがあるパターは半個右という説明もある
フェースがシャフトより後ろに下がったパターは、左目の真下か、そこから半個分ほど右に置くという説明があります。
説明しているのはゴルフ総研の筆者で、オフセットのあるパターはフェースが後ろに引っ込んでいるから、という理由です。
オフセットのないパターは、左目の真下か、押し出しが出るときはもう数センチ左という目安です。
| パター | ゴルフ総研の目安 |
| オフセットあり | 左目の真下か、半個分ほど右 |
|---|---|
| オフセットなし | 左目の真下か、押し出しが出るときは数センチ左 |
ただし、これは1つのサイトの筆者による説明で、メーカーが数字で決めた位置ではありません。
フェースが後ろ寄りのパターを使っている人は、左目の下から半個右も候補に入れて、外れ方を比べるくらいで十分です。
オフセットのあるパターで押し出しが出る人は、外れ方の目安を先に使いましょう。ゴルフ総研は押し出しが多い人にオフセットのあるパターをすすめています。それでも押し出すなら、「半個右」より押し出しの目安の半個左を先に試すと迷いません。
マレットとピン型で置き場所を変える決まりはない
マレット(ヘッドが大きい形)かピン型(細長い形)かというヘッドの形だけで、置き場所を変える決まりはありません。
この記事で紹介した解説の多くも、置き場所を目の位置か、フェースとシャフトの位置関係で説明しています。
オデッセイも、ボールの置き場所と結びつけているのはオフセットの度合いで、ヘッドの形には触れていません。
マレットに替えたからといって、置き場所を変える必要はありません。変えるかどうかは、替えたあとの外れ方を見てから決めれば間に合います。
ヘッドの形を選び直すか迷っている人は、「パターの選び方は決める順番で決まる」の記事が手がかりになります。
センターシャフトとクランクネックはオフセットで考える
ネックの名前で迷ったら、名前ではなくオフセットで考えると整理しやすくなります。
センターシャフト(ヘッドの中ほどにシャフトが付く形)もクランクネック(折れ曲がったネック)も、見るのはオフセットです。
オデッセイ公式は、ネックとオフセットの関係を次のように説明しています。
オフセットの度合はネック形状により変わります。アドレスでボールをどこに置くか、どんなミスを防ぎたいかによって、 オフセットの度合を選んでみましょう。
| オフセットの種類 | オデッセイ公式の説明 |
| フルシャフト | フェースがシャフト1本分後ろにある。フェースが閉じやすい |
|---|---|
| ハーフシャフト | フェースがシャフト半分だけ後ろにある |
| オフセットなし | フェースがシャフトの中心線より前にある。フェースが閉じにくい |
自分のパターを構えて真上から見たときに、フェースの前の縁がシャフトの延長線より後ろか前かを確かめましょう。
後ろならオフセットありの目安、前ならオフセットなしの目安に当てはめると、ネックの呼び名を覚えなくても判断できます。
パターのボール位置は前後も大事:目がボールの真上に来る距離


パターのボール位置は左右だけでなく前後もあり、構えたときに目がボールの真上か、わずかに内側に来る距離が目安です。
目はボールの真上かわずかに内側が目安
ボールと体の距離は、目がボールの真上か、わずかに内側に来る位置を目安に決めます。
パターブランドのPuttOUTが目線のコラムで書いているのは、次の目安です。
理想的なアドレスでは、目線がボールの真上、またはわずかに内側に位置します。
じゃらんゴルフの記事では、コーチの植村啓太さんも、構えたときに目線の真下にボールがあるのが理想だと話しています。
左目の下という話は左右の位置で、目がボールの真上に来るかは前後の位置です。
左目の下に置いていても、体から離れすぎていれば目は真上に来ません。
左右と前後がそろって、初めて置き場所が1つに決まります。左右は左目の下、前後は目の真上、と2つに分けて合わせると迷いません。
ボールが遠すぎると目はボールより体側に来る
ボールを体から遠くに置きすぎると、目はボールの真上より体側(内側)に残ります。
前かがみの角度を変えずにボールだけ体から離せば、目とボールの間に横の距離ができるからです。
- 遠すぎる:目がボールより体側に来る
- 近すぎる:目がボールより外側に出る
- ちょうどいい:目がボールの真上か、わずかに内側
PuttOUTのコラムによると、目線がボールの外側や内側にずれると、ボールが意図しない方向に転がります。
構えたら、目がボールより内側に寄りすぎていないかを見ましょう。
体からの距離の考え方には、人によって幅があります。谷原秀人プロは「パットの上手い人はけっこう遠くに置いていますよ」と話し、名手ほどボールは目より外だとしています。
前後の位置は、左目からボールを落とす方法で左右と一緒に決められるので、ステップ2で合わせるのが手早いです。
私は真上から見下ろす位置でパターを吊るように構える
私(コタロウ)は、ボールを真上から見下ろす位置で、パターを吊るように構えています。
グリップエンドを上へ引っ張ったまま揺らすと、首を中心にした振り子になり、肩も自然に縦に動く感覚があるんですよね。
- 見る位置:ボールを真上から見下ろす
- ソール:地面にぺったり付く角度で自然に握る
- 避けている形:トウ(ヘッドの先)側が浮く極端な構え
これは私の感覚で、この構えにすれば入るようになると言えるものではありません。合うかどうかは人それぞれなので、構えの考え方の1つとして読んでもらえるとうれしいです。
家のパターマットで練習することが多く、この構えもマットの上で作っています。
握ったときの感覚まで見直したい人は、「パターグリップの太さは手首かタッチかで選ぶ」の記事も参考になります。
パターのボール位置を家で決める3ステップ


パターのボール位置は、家のパターマットで利き目→左目から落とす→鏡で構えをそろえるの3ステップで決められます。
夜のマット練習で音が気になる人は、「マンションのパターマットの音はどこから出るか」の記事を読んでおくと気が楽です。
ステップ1 利き目を指の輪で確かめる
最初のステップは、指で作った輪で利き目を確かめることです。
ゴルフ総研が紹介している手順は、次の4つでした。
- 親指と人差し指で丸を作る(OKサインの形)
- 丸を通して、時計やペンなど何か1つを見る
- 左目を閉じる
- 丸の中にまだ見えていれば右目利き、外れたら左目利き
左目利きだった人は、平田智コーチの説明に沿って、左目の真下を出発点にできます。
右目利きだった人は、左目の下と、そこから半個〜1個分右(真ん中寄り)の2か所を試す位置に決めましょう(真ん中寄りの説)。
利き目が分かるだけで、どの説から試すかの順番が決まり、置き場所を探す時間が短くなります。
ステップ2 左目の下からボールを落として置く
利き目が分かったら、構えた姿勢のまま左目の位置からボールを落とし、落ちた所を出発点にします。
渋野日向子プロのコーチ、青木翔さんの記事でも、プロが左目の下からボールを落として位置を確かめる様子が紹介されていました。
落ちた所は左右だけでなく前後の目安にもなるので、目がボールの真上に来る距離も一緒に決まります。
右目利きで真ん中寄りも試す人は、落ちた所から半個〜1個分右にもう1つ印を付けておくと便利です。2つの印があれば、どちらが合うかを同じ条件で打ち比べられます。
出発点が決まったら同じ距離で何球か打ち、右と左のどちらに外れたかを数えて外れ方の表に当てはめましょう。
毎回同じ所にボールを置く工夫は、ショートパットを外す原因の中で、置き場所をそろえる話として解説しています。
ステップ3 鏡で目線と肩とフェースの向きをそろえる
ボールを置いたら、打つ前に鏡で目線・肩・フェースの向きをそろえるのが最後のステップです。
左目から落として決めた位置に置いても、構えるたびに目線や肩の向きが変わると、外れ方を比べる意味が薄れてしまいます。
そこで使えるのが、構えたまま足元で映して見られるPuttOUTのパッティングミラーです。
| ミラー | 映せるもの(公式の説明) | 合う人 |
| PuttOUTのミディアムミラー | 目線の位置・フェースの向き・構えのライン | 目線とフェースを一度に見たい人 |
|---|---|---|
| PuttOUTのショルダーミラー | 肩のライン・ストローク軌道 | 肩の向きがずれやすい人 |
迷ったら、目線とフェースの向きを一度に映せるPuttOUTのミディアムミラーから。
ステップ2で決めた位置に立ったまま、目線とフェースをまとめて確かめられます。
ただし、鏡はボールの置き場所そのものを教えてくれる道具ではありません。
置き場所はステップ2で決めて、鏡は毎回同じ構えで打つための道具として使いましょう。役割を分けると、半個動かしたときの違いも読み取りやすくなります。
左目から落として決めた位置に、毎回同じ目線で立てているかをその場で確かめたい人は、2つの鏡の違いから見てみませんか。
\ 目線とフェースはミディアム、肩はショルダー /
パターのボール位置のよくある質問


パターのボール位置について、よく検索される疑問に短く答えます。
パターのボール位置は左足かかと寄りでいいですか?
パターでは、左足かかと寄りより左目の下を出発点にするのがおすすめです。左足かかと寄りはフェアウェイウッドなどで使われる目安で、紹介したパターの解説の多くは目の位置で説明しています(足の位置で説明する人もいます)。ショットの置き場所はフェアウェイウッドの打ち方、パターは左目の下の位置で確かめられます。
プロもパターのボール位置は左目の下ですか?
プロの置き場所も1つではありません。青木翔コーチは左目の下を大原則とし、女子プロの菊地明砂美さんは利き目の真下を基準にしています。説の違いは3つの説の章にまとめました。
左利きの人のパターのボール位置はどこですか?
左利きの人は、左右を入れかえて右目の真下を目安にします。ゴルフ総研も、左利きの方は右目の真下になると書いています。動かす向きも逆になるので、外れ方の表は左右を入れかえて読みましょう。
毎回ボール位置がずれてしまうときはどうすればいいですか?
毎回同じ所に置く手順を先に決めましょう。マリウス・フィルマルターコーチも、大切なのはいつも同じ位置にセットすることだと話しています。出発点の決め方はステップ2が参考になります。
ボール位置を合わせるアライメントスティックはコースで使えますか?
いいえ、ラウンド中に置いて使うことはできません。JGAのゴルフ規則10.2b(3)は、スタンスをとる援助で物を置くことを認めていないからです(解釈は規則の詳説にもあります)。家での使い方は家で決める3ステップにあります。
パッティングミラーでボール位置は分かりますか?
ボールの置き場所そのものは分かりません。PuttOUTのパッティングミラーが映すのは、目線・肩・フェースの向きです。位置の決め方と鏡の使い分けはステップ3にあります。
利き目はどうやって調べますか?
親指と人差し指で作った丸を通して物を見て、左目を閉じると分かります。丸の中にまだ見えていれば右目、外れたら左目が利き目です。手順はステップ1で紹介しました。
パターでボールと体の距離はどれくらいですか?
構えたときに、目がボールの真上か、わずかに内側に来る距離が目安です。PuttOUTも、目線のコラムで同じ位置を理想としています。合わせ方は前後の位置の章にあります。
ボール位置を変えればパットは入るようになりますか?
入るようになるとは言い切れません。ボール位置の調整は半個ほど動かす話で、外れ方の向きを見ながら使う目安の1つです。外れ続けるときの見方はフェースの向きの話にあります。
ゼロトルクのパターはボール位置が違いますか?
決まった違いはありません。ゼロトルクのパターを扱うメーカーの中には、目線ではなくフェースの中心を基準に置くと説明している所もあります。形と置き場所の考え方はパターの形の章で解説しました。
オープンスタンスで構えるとボール位置は変わりますか?
足の向きを変えても、まずは目の位置で合わせると分かりやすいです。紹介した解説の多くは目の位置で説明していて、足の位置で説明する人もいます。目の位置の目安は左目の下の位置にあります。
まとめ:パターのボール位置は左目の下から半個ずつ動かして決めよう


パターのボール位置で迷っている人は、左目の下を出発点に、外れ方を見て半個ずつ動かして位置を1つに決めましょう。
真ん中との差はボール1個分しかないので、大きく迷わず、小さく動かして比べれば足ります。



今夜のマットで、左目の下から試してみよう。
- 出発点は左目の下(顔の真ん中からボール1個分左)
- 置き場所の説は左目の真下・真ん中寄り・目標側の3つ
- 押し出しは左へ、引っかけは右へ半個
- 前後は目がボールの真上に来る距離
- 家で決める3ステップで1つに決める
サイトごとに答えが違って、置き場所を変えるたびに迷っていた人も多いと思います。
出発点と動かす向きが決まると、外したときに「次は半個左」「次は半個右」と、やることが1つに決まります。
残る迷いは、構えが毎回同じかどうかです。
- 置く→目線と肩を確認して構える→いつも通りに打つの流れで使える
- ミディアムミラーで目線の位置とフェースの向きを映せる
- パターマットでもフローリングでも使える
構えたまま目線・肩・フェースを映せるPuttOUTのパッティングミラーを使うと、毎回同じ構えにそろえやすくなります。
だから外れ方が変わったときに、ボールを動かした分の違いを見分けやすくなるんですよね。
家の練習でそこまでそろえる意味があるのか、と感じる人もいるかもしれません。



家のマットだけで、そこまでやる意味ある?
半個の調整は構えのずれに埋もれやすいので、家のマットで条件をそろえておくと違いを見分けやすくなります。
家のパターマットで、置き場所を決める練習の土台をそろえるところから始めてみませんか。
\ 家のパターマットで、構えの土台をそろえる /
自分の打ち方のどこを直せばいいか自分では判断しにくい人は、ショットの技術測定とヒアリングがあるRIZAP GOLFのゴルフ力診断で、今の課題を見てもらう方法もあります。

