コタロウパターって長さも形も違いすぎて、どれから決めればいいんだろう…。
パター選びは、決める順番さえわかれば迷わずに済みます。
結論から言うと、先に決めるのは長さで、ヘッドの形とネックはそのあとなんです。
判断の材料になるのは、規則の原文とメーカーが公表している数字の2つだけ。
判断に使う材料は規則の原文とメーカー公式の数字だけ。
この5項目と見るべき場所を、先に並べておきますね。
| 順番 | 決めること | 判断に使うもの |
| ① | 長さ | 規則の下限と メーカーの標準値 |
|---|---|---|
| ② | ヘッドの形とネック | ヘッド寸法の上限と ストロークの分類 |
| ③ | 重さとフェース | 公表されている ヘッド重量の幅 |
| ④ | グリップ | 太さと長さの 規則の枠 |
| ⑤ | ロフト角とライ角 | 規則の上限と メーカーの標準値 |
順番を決めずに店頭へ行くと、勧められた1本の理由を自分で確かめられないまま買うことになっちゃうんですよね。
逆に、順番さえ決まっていれば、見る場所は規則とカタログの2か所だけです。
いま使っているパターの長さとロフト角なら、家の1本で今日のうちに測れます。
中古や買い替えの判断材料は、買う前に確かめることにまとめました。
4つの質問から、いま取り組むテーマを1つに。次の練習でやることと、練習メモを作ります。
回答をもとに練習の優先順位を整理するツールです。スイングの原因やスコア改善を保証するものではありません。練習内容はゴルハックの提案例です。
結論:パターの選び方は決める順番で決まる


パター選びが止まる原因って、見る項目の多さではなく、決める順番が決まっていないところにあるんです。
長さを最初に決めるのには、ちゃんと理由があります。
決める順番は5項目、まず長さから決める
パターで決めることは、長さ・ヘッドの形とネック・重さ・グリップ・角度の5つに整理できます。
このうち長さが最初に来る理由は、長さが変わると他の項目の見え方まで変わってしまうからなんです。
1インチ短くすれば手の位置は体に近づき、構えたときの見え方が変わります。
長さを後回しにすると、先に決めた形・重さ・ライ角の判断をやり直すことになりかねません。構えたときの手の位置が動くと、ヘッドの座り方も、地面とシャフトがつくる角度の合い方も変わってしまうんですよね。
クラブを1本買い足すときに、決める順番を先に固めておく。
この考え方は、初心者におすすめのウェッジでも本数と度数から入る形で使いました。
パターの場合、その出発点にあたるのが長さ。
ここから順に見ていけば、途中で前の判断に戻らずに済みます。
「構えやすいもの」では自分で判断できない
パター選びの記事を何本か読むと、最後はたいてい「構えやすいものを選びましょう」で終わるんですよね(笑)。
ところが構えやすさには共通の定義がなく、書き手ごとに中身が変わってしまうところが困りものなんです。
売り場で10本並べられたとき、その言葉だけじゃ絞り込む手がかりになりません。



結局、店員さんのおすすめをそのまま買っちゃいそう…。
そこでこの記事では、判断の材料を用具規則の原文とメーカー公式の数字だけに絞っています。
用具規則は、クラブやボールの仕様を定めた規則で、ゴルフ規則とは別冊です。日本ゴルフ協会が日本語版のPDFを公開していて、誰でも読めます。
公式が書いていることだけで選ぶ書き方は、スライスしないドライバーの記事と同じ姿勢です。
なお、パットが入らない原因が道具の側にあるとはかぎりません。
そのあたりは、パターが入らないのは自分のせいかで先に整理しました。
形の幅を生んでいるのは、パターだけの規則の例外
売り場に並ぶパターの形がここまでばらつくのには、ちゃんとした理由があるんです。
用具規則にはパターにだけ認められた例外がいくつも置かれています。
そのぶん、設計の自由度が広いんです。
太いグリップも、ピストル型の断面も、センターシャフトも、大型のマレットも、すべてこの例外の上に成り立っています。
| 例外 | 根拠 | 形に表れる結果 |
| 円形でない断面 | 用具規則 パート2 セクション3b | ピストル型のグリップ |
|---|---|---|
| 軸線のずれ | 用具規則 パート2 セクション3b | 握る位置をずらした形 |
| グリップ2本 | 用具規則 パート2 セクション3c | 上下で分かれた握り |
| ヒール位置と 取り付け場所 | 用具規則 パート2 セクション1d・2c | センターシャフト |
| 慣性モーメント | 用具規則 パート2 セクション4b | 大型のマレット |
| 長さの上限なし | 用具規則 パート2 セクション1c | 長尺パター・中尺パター |
つまり、形のばらつきは各社の好みではなく、規則が許した範囲の広さそのものなんです。
規則の原文をあたって判断する進め方は、ゴルフの距離計はアプリで足りるかでも同じやり方をとりました。
それぞれの例外は、対応する章で1つずつ開いていきますね。
買い替える前に、いま使う1本の長さを測る
順番が決まったら、最初にやることは買い物ではありません。
いま使っている1本の長さを測るところから、ぜひ始めてみてください。
測り方は用具規則が決めていて、グリップの上端からソールまでを、シャフトの軸線に沿って測る決まりです。
測った数字が、そのまま次の判断材料に使えます。メーカーの標準値と比べて大きくずれていなければ、買い替えないという結論も十分ありえるかもしれません。
いま使っているパターが合っているのかどうか、先に確かめておきましょう。
そうすれば、買い替えの必要があるかどうかから判断できます。
メジャーが1本あれば、家の中で30秒もかかりません。
では、その長さをどう決めるのか、という話に入っていきますね。
パターの選び方① 長さは34インチを基準に決める


長さについては、規則が決めている枠と、メーカーが決めている標準値を分けて読むと迷わずに済みます。
実は規則が長さについて決めていることは、ほとんどありません。
規則が決めているのは下限の18インチだけ
用具規則がクラブの長さについて定めているのは、次の一文だけです。
クラブの全長は18インチ(0.457メートル)以上でなければならず、パターを除いては48インチ(1.219メートル)を超えてはならない。
読みどころは「パターを除いては」の部分で、上限はパターにだけ存在しません。
つまり規則から出てくる数字は、下限の18インチひとつきりなんです。
33インチと34インチで迷うような場面に、規則はまったく関与していません。
| 項目 | 規則が決めていること | メーカーが決めていること |
| 下限 | 18インチ以上 | — |
|---|---|---|
| 上限 | パターには適用なし | 各社の設定次第 |
| 標準の長さ | 決まりなし | ピンは34インチ |
| 注文の幅 | 決まりなし | ピンは31〜36インチ |
| 測り方 | 軸線に沿って測る | 表記は各社のカタログ |
長さはシャフトの真っ直ぐな部分を延ばして測る
いま使っている1本が何インチなのかは、家でも測れますよ。
用具規則の測り方は、グリップの上端からソール(クラブヘッドの底面)までを、シャフトの軸線に沿ってたどって測ります。
注意したいのは、ネックで曲がっているモデル。
曲がった軸線に沿わせて測るのは誤りなんです。
アドレス(球の前に構えた状態)の形にせず、シャフトが素直に伸びる向きで手に持ちます。
シャフトのうち曲がっていない部分に定規を当て、その延長線をソールまで下ろしましょう。
その線に沿って、グリップの上端からソールまでの距離をメジャーで読み取っていきます。
出た数字が、このあとの章すべての出発点なんです。
中古を見るときも、出品ページの表記と自分の1本の実測値を並べれば、差がすぐ分かると思います。
メーカーの標準は34インチ、カスタムは31〜36インチ
規則が上限を置いていない以上、実際の目安はメーカーの数字が頼りです。
たとえば、ピンゴルフジャパンが公開しているSCOTTSDALEシリーズのスペック表。
これを見ると、10モデル中9モデルの標準シャフト長が34インチなんです。
残る1モデルのCRAZ-E CBだけが38インチ。
これは、長いグリップを組み合わせたカウンターバランス仕様です。
注文時に選べる幅も公式に書いてあります。スペック表の注記は「シャフト長は31〜36インチの範囲でカスタム対応可能です《CRAZ-E CBのみ36〜45インチ》」となっていて、34インチはあくまで真ん中の値なんです。
34インチで構えてみて手が余る人は33インチ、窮屈な人は35インチ。
この順で試せば、判断の幅は狭くなります。
店頭で在庫が34インチしかない場合でも、注文で長さを指定できるという選択肢が残るんです。
標準の34インチがどんな形なのかを見るなら、SCOTTSDALEのなかでよく見かけるピン型から。
身長から長さを出す表は公式に見当たらない
パターの選び方を調べると、身長ごとに何インチと書いた換算表がよく出てきますよね。
ただ、その表の出どころをたどっても、メーカー公式に同じ表が見つかりません。
ピンゴルフジャパンの公式ページにあるのは、31〜36インチというカスタムの幅。
それと、フィッティング(試打しながら自分に合う仕様を決めていくこと)の案内だけなんです。
メーカー自身が、身長だけでは決まらないと書いています。長尺パターを作っているL.A.B. Golfジャパンの公式ページには「おすすめは身長、体型、パッティングスタイルによって大きく変わってきます」とあり、身長を単独の基準にはしていないんですよね。
そのため、この記事では身長からインチを出す換算表を作りません。
長さを前傾の深さや腕の構えから決める説明も見かけますが、こちらもメーカー公式には見当たらない話。
公式の裏づけが取れない以上、自分の1本を測って34インチと比べるほうが早いと思います。
長尺パターは適合、体に固定して打つのは禁止
長尺パターは規則違反ではないかと聞かれることがあります。
ここはクラブの話と打ち方の話が二層に分かれているところで、混ざると答えが出ないんです。
用具規則は「上記のクラブの長さについての規定は、長尺パターや中尺パターといったものは用具規則に依然として適合するということを意味しています」と書いています。
クラブとしては適合なんです。
禁じられているのは、ゴルフ規則10.1bが定める打ち方のほう。
ストロークを行う場合、プレーヤーはクラブを次のいずれかによりアンカリング(固定)してはならない:体のどこかにクラブやクラブを握っている手を固定させることにより行う直接的にアンカリングすること(ただし、プレーヤーがクラブやクラブを握っている手をどちらかの手や前腕に固定させることは認められる)。「アンカーポイント」を使用した間接的なアンカリング。クラブを握っている手を安定点(ここを安定点としてもう一方の手でクラブをスイングできる点)として使用するために前腕を自分の体のどこかに固定させることにより行う。
アンカリング(クラブや、クラブを握った手を体に固定して打つこと)は禁止です。
ただし、どちらかの手や前腕への固定は認められるという例外つき。
詳説10.1b/1は、アンカーポイントが成立する要件を2つに分けて書いています。
1つは前腕を体に押し当てること、もう1つは両手を離して別々に機能させる形でクラブを握ること。原文も「しかしながら、アンカーポイントを作らない限り、プレーヤーはストロークを行うときに片方あるいは両方の前腕を自分の体に押し当てることが認められる」と続けています。
つまり2つがそろって初めてアンカリングで、前腕が体に当たっているだけでは違反になりません。
普通に構えて腕が体に触れるくらいなら、気にしなくていいということです。
| 論点 | クラブとして | 打ち方として |
| 長尺・中尺パター | 適合する | 固定しなければ可 |
|---|---|---|
| 手や前腕への固定 | — | 認められる |
| 体への固定 | — | 認められない |
| 前腕を体に押し当てる | — | アンカーポイントを 作らなければ可 |
| 体や衣服に触れる | — | 違反にならない |
L.A.B. Golfジャパンの公式ページでは、長さの実例として長尺DF3を43インチと案内しています。
長尺MEZZ.1 MAXは45インチです。
数字だけ見ると別世界ですが、体に固定しなければ規則の範囲内なんですよね。
パターの選び方② ヘッドの形とネックは組み合わせで決める


長さが決まったら、次はヘッドの形とネック(ヘッドとシャフトをつなぐ部分)の組み合わせです。
形の話は、規則が引いている寸法の枠を先に見ると、輪郭がはっきりしてきます。
3つの形の違いは、ヘッド後方の広がり方
売り場のパターは、ピン型・マレット型・ネオマレット型の3つに分けて呼ばれていますよね。
違いはヘッドが後方へどれだけ広がっているかなんです。
フェース面の後ろが伸びるほど、マレット寄りの呼び名になる仕組み。
ここで効いてくるのが用具規則の寸法です。
| 形 | ヘッド後方の広がり | 規則の枠との関係 |
| ピン型 | フランジが短い | 横幅の上限まで余裕 |
|---|---|---|
| マレット型 | 後方へ伸ばした形 | 奥行きは横幅を超えない |
| ネオマレット型 | 左右と後方へ広がる | 横幅7インチが上限 |
| 共通の厚み | ソールからトップまで | 2.5インチ以下 |
ヒールからトーまでは7インチ(177.8ミリメートル)以下。
ソールからトップまでは2.5インチ(63.5ミリメートル)以下という上限があります。
しかも奥行きが横幅を上回ってはいけないと決められていて、後方へ伸ばせる量には天井があるんです。
構えたときに見えるトップライン(ヘッド上端の線)の目印も、上限つき。
トップラインから0.25インチ(6.35ミリメートル)を超えて上へは出せません。
この章で扱うのは、寸法の上限まで。
ミスへの強さという見方でのピン型とマレット型の違いは、パターが入らないのは自分のせいかで整理しました。
パターヘッドには慣性モーメントの上限がない
ネオマレットがここまで大きくなった理由も、じつは規則の側から説明できるんです。
用具規則は「体積と慣性モーメントの制限はウッドヘッドだけに適用されます」と書いています。
つまり、パターヘッドには上限が置かれていません。
慣性モーメントは、ヘッドのねじれにくさを表す数値です。ドライバーには上限があるのに、パターには数値の天井がありません。だからメーカーは、周辺に重さを配った大きなヘッドを設計できます。
ピンゴルフジャパンはSCOTTSDALEのCRAZ-Eを「重量周辺配分により高MOIの形状」と説明。
横幅と厚みには上限があるのに、ねじれにくさの数値だけは青天井という、ちょっと不ぞろいな枠なんです。
大型のマレットが増えている背景には、この非対称な決まりがあります。
ストロークタイプの分類はメーカーで数が違う
「ストロークのタイプに合わせて形を選ぶ」という考え方には、メーカー公式の裏づけがあります。
ただし分類の数も呼び名も、2社で食い違っているところは、けっこう見落とされがちです。
| 動き | ピンの呼び方 | オデッセイの呼び方 | 現物での確かめ方 |
| 真っすぐ引いて真っすぐ | フェース・バランス 青ラベル | フェースバランス | 浮かせるとフェースがほぼ垂直 |
|---|---|---|---|
| 軽いイン・トゥ・イン | ヒール・トゥ・バランス 緑ラベル | ノンフェースバランス | 浮かせるとフェースが斜め上 |
| 強いイン・トゥ・イン | トゥ・バランス 赤ラベル | ノンフェースバランス | 浮かせるとフェースが斜め上 |
| 分類の数 | 3つ | 2つ | 同じ1本でも呼び名が変わる |
売り場で使いやすいのは、オデッセイが書いている見分け方のほうです。
「ヘッドを浮かせたときに、地面に対してフェースがほぼ垂直に向く」ならフェースバランス。
「フェース面が斜め上を向く」ならノンフェースバランス、という2択です。
この方法ならメーカーを問わず、指1本でヘッドを浮かせるだけ。ただしオデッセイ自身が「「フェースバランス」と表記してあるパターに関しては、フェースバランスの状態に近いことを意味しています。」と但し書きを添えていて、きっちり垂直とは限らないんですよね。
ピンゴルフジャパンには「PINGではパター1本1本それぞれ、シャフトに3色のストロークカラーをラベルで表示しています」という案内もあります。
ただしこの3色ラベルの説明が載っているのは、2024年4月4日発売ラインアップのパターページです。現行のSCOTTSDALE(2025年3月6日発売)とSCOTTSDALE TEC(2026年4月9日発売)のページには色ラベルの記載がなく、「セミアーク」といった呼び方だけが残っています。棚の現物にラベルが付いているかは、その場で確かめるのがおすすめです。
トーハングの角度をこの記事で書かない理由
ストロークタイプの話には、トーハング(ヘッドを浮かせたときにトー側がどれだけ下を向くか)の角度がよく添えられていますよね。
でもこの記事では、その角度を1つも書きません。
出回っている数字が、記事によって一桁ちがうためです。しかもピンゴルフジャパンとオデッセイの公式ページを探しても、角度の数値表記そのものが見当たりません。
出典のない数字を並べ直しても、読者が売り場で確かめる手立てにはならないと思います。
代わりに使うのが、前の見出しで挙げたヘッドを浮かせてフェースの向きを見る方法です。
オデッセイが現行の公式ページで説明している見分け方なので、メーカーを問わず同じように試せます。
分度器も診断チャートもいらず、店頭で指1本あれば再現できるのがいいところ。
ネックの違いは、オフセットの量として読む
クランクネック、ショートスラント、ダブルベントと、ネックの呼び名は数えきれないほどありますよね。
オデッセイ公式は、この違いをオフセットの量として整理しています。
「オフセットの度合はネック形状により変わります」という書き方です。
オフセットとは、シャフトの中心線よりフェース面がどれだけ後ろにあるかを指す言葉。
| オフセット | フェース面の位置 | オデッセイ公式の説明 |
| フルシャフト | シャフト1本分後方 | フェースが閉じやすくなる |
|---|---|---|
| ハーフシャフト | シャフト半分だけ後方 | どちらもしっくり来ない人向け |
| オフセットなし | 中心線より前方 | フェースが閉じにくくなる |
ここは「引っ掛けを防止できる」と言い切れる部分ではありません。
あくまでメーカーの説明として受け取っておきましょう。
ピンゴルフジャパンも、ANSER 4の説明で同じ論点を別の言葉で扱っています。
「ショートスラントネックによりフェースの開閉を感じやすく、ひっかけに悩むゴルファーにおすすめ」という書き方です。
センターシャフトが作れるのはパターだけ
ヘッドのほぼ中央にシャフトがつながるセンターシャフトも、じつは規則の例外から生まれた形なんです。
パターを除き、クラブのすべてのヒール部分は、シャフトの真っ直ぐな部分の軸線と意図するプレーの線(水平方向)を含む面から0.625インチ(15.88ミリメートル)以内に収まらなければならない
冒頭の「パターを除き」が効いていて、ヒールの位置を自由に置けるのはパターだけ。
アイアンやウッドで同じ構造を作ったら、そちらは不適合クラブになってしまうはず。
センターシャフトを支える条文は、この1dのほかにもう1本あります。
取り付け場所を決めているのはセクション2c「クラブヘッドへの取り付け」のほう。ここに「パターについての例外:パターのシャフト、ネック、ソケットはクラブヘッドのどの部分に取り付けてもよい。」と書かれていて、ヒールの位置(1d)と取り付け場所(2c)の2本立てでセンターシャフトが成り立つ仕組みなんです。
ピンゴルフジャパンはPRIME TYNE Cについて、「日本市場で人気のツノ型モデルにセンターシャフトを採用」と説明しています。
フェースの真ん中で打ちやすくなる点も挙げていますね。
ネックの選択肢がここまで広いのも、規則がパターにだけ枠を外しているからです。
パターの選び方③ 重さとフェースは転がりに関わる部分


3つ目は重さとフェース。
ここは、公表されている数字の幅を知っておくと迷いが減ります。
まずは、重さの幅がどれくらいなのかという話から。
ヘッド重量は345〜370グラムの幅で作られている
パターの重さって、「重いほど安定する」「軽いほど繊細に打てる」と語られがちですよね。
ただ、その言い方だとどこからが重いのかが分かりません。
そこで、同じシリーズの中で実数がどう散らばっているかを表にしました。
| モデル | ヘッド重量 | 標準シャフト長 |
| ANSER | 345グラム | 34インチ |
|---|---|---|
| B63 | 350グラム | 34インチ |
| ANSER 2D | 360グラム | 34インチ |
| PRIME TYNE C | 360グラム | 34インチ |
| CRAZ-E | 370グラム | 34インチ |
| CRAZ-E CB | 370グラム | 38インチ |
同じシリーズの端から端まででも、差は25グラムしかありません。
ピン型が軽い側にあって、後方へ広がるマレット系ほど重くなる、という並びなんです。
つまり重さは単独で選ぶ項目ではなく、形を選んだ結果としてついてくる数字。
重心の高さは、ホーゼルがあるかで変わる
重さと並んでよく出てくるのが、重心の高さ。
ヘッドの重さの中心が、どのあたりにあるかを表す言葉です。
オデッセイ公式は、この見分け方をホーゼルの有無で説明しています。
ホーゼルは、ヘッドにシャフトを差し込む筒の部分です。オデッセイ公式は「ホーゼルがついているタイプは標準的な重心高さ、ホーゼルがついていないタイプは低重心となります(一部、例外もあります)」と説明。
同じページには「自分の打点位置と、フェース面の重心位置の高さが合ったパターヘッドを選びましょう」という案内もあります。
ここも数値では出てこない部分なので、現物のネックまわりを見るほうが早いです。
筒が立っているか、ヘッドに直接刺さっているか。
見分けるポイントはそれだけです。
フェースの素材は規則で制限されていない
パターのフェースって、見た目からして多彩ですよね。
樹脂のインサート(はめ込まれた別素材の部分)が入っていたり、ミーリング(機械で削った溝や模様)が刻まれていたり。
これも規則の書き方を読むと理由が分かります。
インパクトエリア内の粗さ、材質、そしてマーキングについての仕様は適用されません。
アイアンやウェッジには細かい溝の仕様があるのに、パターのインパクトエリアは対象外。
まず外せない条件が、マーキングに鋭い縁や盛り上がったへりがあってはならない、というものです。
加えて、深く広い溝を刻む場合のガイドラインが同じセクション5fに別途置かれています。
対象になるのは、幅0.035インチと深さ0.020インチをどちらも超える溝。幅は0.060インチ以下、幅と間隔の比率は1対1以上、深さは幅より小さく0.040インチ以下、という3つが挙げられています。ただし後の章で触れる2010年の溝規制とは別ものなので、パターの溝に何の決まりもないわけではありません。
とはいえ、この枠は市販品なら収まっている範囲です。
各社は樹脂も、刻みも、無地のミーリングも自由に試せるんですよね。
ピンゴルフジャパンは、SCOTTSDALEの全モデルのヘッド素材を「17-4SS、PEBAXインサート」と表記しています。
樹脂インサートを全機種に共通で採用しているんです。
素材が自由だからこそ、打感の違いには各社の考え方がそのまま出ます。
ボールの硬さとフェース素材の組み合わせ
フェースの素材には、ふだん使っているボールとの組み合わせという見方もあるんです。
この論点に触れている公式ページは多くないんですが、オデッセイははっきり書いています。
| ボールの硬さ | オデッセイ公式がすすめる組み合わせ |
| 硬いボール | 軟らかめのフェース |
|---|---|
| 軟らかいボール | 硬めのフェース |
原文は「ボールの硬さとフェース素材とのマッチングも、距離感を作るポイントの一つです」というもの。
あくまでメーカーがすすめている組み合わせです。
正直、距離感が合うとまで言い切れる話ではありません。
ふだん使うボールを変えるつもりがない人には、フェース側で合わせるという順番が見えてきます。
距離感を自分の数字で作っていく話は、ウエッジの飛距離でも同じ考え方で扱いました。
パターの選び方④ グリップは太さと断面の形で決める


グリップは、パターだけに認められた例外が集中している部分なんです。
まずは数字の枠から確かめましょう。
太さの上限は1.75インチ、長さは7インチ以上
太いグリップはどこまで太くしてよいのか、という疑問には、規則がちゃんと答えを出してくれているんです。
用具規則は「その横断面はどの方向から測っても1.75インチ(44.45ミリメートル)以下でなければならない」と定めています。
つまり、太さの天井は決まっているんです。
長さのほうは「両手を収めるために、グリップは少なくとも7インチ(177.8ミリメートル)の長さがなければなりません」という下限つき。
| 項目 | 規則の数字 | パターだけの例外か |
| 太さ | 1.75インチ以下 | 全クラブ共通 |
|---|---|---|
| 長さ | 7インチ以上 | 全クラブ共通 |
| 形 | 先細りは可 膨らみ・くびれは違反 | 全クラブ共通 |
| 断面 | 円形でなければならない | パターは例外 |
| 軸線 | シャフトの軸線と一致 | パターは例外 |
| 本数 | 2本目は1.5インチ以上離す | パターだけ2本可 |
店頭の太いグリップに戸惑ったときは、1.75インチという天井を思い出せば位置づけが分かります。
国内メーカーの市販パターは適合品として作られているので、太く見えてもこの天井の内側。
気になるときは、カタログのグリップ表記を見れば確かめられます。
天井の内側で自分に合う太さの決め方は、パターグリップの太さを手首かタッチかで選ぶ記事にまとめました。
公式の数字だけで絞り込む進め方は、9番ウッドのおすすめでも同じように使いました。
円形でない断面が認められるのはパターだけ
握ったときに平らな面があるピストル型の断面は、パターではおなじみの形ですよね。
ところが、これはクラブ全体で見るとかなり特殊な扱い。
パターのグリップは、横断面に凹面がなく、左右対称で、グリップの長さ全体にわたって概して同形であることを条件として、円形でない横断面をもつことができる
ひとつ前の項では、「パター以外のクラブは、グリップの横断面が円形でなければならない」と書かれています。
対比がはっきりしていますよね。
用具規則の図19にも、「円形でない横断面(パターにだけ許される)」という注記が添えられています。
ただし条件は3つあって、凹面がないこと、左右対称であること、長さ全体で概して同じ形であること。
手のくぼみに合わせて型を付けたグリップは、この条件から外れて不適合になります。
軸線をずらすのも2本付けるのもパターだけ
例外はもう2つあります。
1つ目は軸線です。
用具規則は「パター以外のクラブは、グリップの軸線がシャフトの軸線と一致していなければならない」と書いていて、ずらせるのはパターだけ。
2つ目はグリップの本数です。
パターには、グリップを2本取り付けられます。条件は「どちらも横断面が円形であること」「どちらの軸線もシャフトの軸線と一致すること」「両グリップは少なくとも1.5インチ(38.1ミリメートル)は離れていなければならない」の3つです。
上下で握りを分ける打ち方が成立しているのは、この項があるから。
なお、障がいを持つプレーヤーについては、用具規則のパート7に修正の規定もあるんです。
委員会が不当な利益にならないと判断した場合の、別枠が用意されています。
パターの選び方⑤ ロフト角とライ角は規則の枠から読む


最後の項目は角度。
ここは、規則が上限も下限もはっきり書いている珍しい部分です。
そもそもパターとは何か、という定義から入りましょう。
ロフト角10度以下、それがパターの定義
パターという言葉、じつは用具規則のなかで定義されているんです。
パターとは主としてパッティンググリーン上で使用されるためにデザインされた、ロフト角が10度以下のクラブである。
つまりロフト角が10度を超えたら、それはもうパターではありません。
ロフト角は、球を打つ面(フェース)の傾きの角度を指す言葉。
アイアンでロフト角がどう並ぶのかは、やさしいアイアンランキングで番手ごとに整理しました。
パターの世界では、10度が上の壁になっている点が大きな違いです。
売り場で「ロフト角3度」と書かれていても、それは10度という枠のかなり下のほうにある数字だと分かります。
マイナスロフトも認められている
ロフト角が0度に近いモデルや、フェースがわずかに後ろへ傾いたモデルも見かけますよね。
これも、規則の範囲内なんです。
用具規則には「パターはマイナスロフトを持つことが認められています」と書かれています。
マイナスロフトとは、フェースが前ではなく後ろに傾いている状態です。ただし「マイナスロフトが15度を超えるものは『伝統と慣習に従った形状と構造』とはみなされない」とあり、こちらにも線は引かれています。
上は10度、下はマイナス15度まで。
この幅のなかで各社が数字を決めているので、ロフト角の表記が0度台でも規則違反ではありません。
中古で見慣れない表記に出会ったときも、この2つの線を覚えておけば判断できるはずです。
ライ角の上限は規則から80度と決まる
ライ角は、構えたときにシャフトと地面がつくる角度のこと。
用具規則はライ角という言葉では書かず、シャフトの傾きから枠を決めています。
トーとヒールを貫く鉛直面へのシャフトの真っ直ぐな部分の投影は、その鉛直線に対し10度以上なければならない
シャフトが垂直から10度以上倒れていなければならない、という書き方になっています。
ここから逆算すると、ライ角の上限は80度になるんです。
長尺パターを作っているL.A.B. Golfジャパンの公式ページも、同じ数字を挙げています。
ゴルフ規則で認められている最大ライ角は80度です。
同社が注文の多いライ角として挙げているのは79.5度です。理由は「分度器を持ったトーナメント関係者にいつ出くわすか分かりません。安全のためにルール上限よりも0.5度だけ寝かせてあります」という説明です。
ここ数年、ゼロトルクという言葉をよく耳にしますよね。
同社がライ角バランス(構えたときにヘッドがねじれにくくなるよう重心を設計した作り)を説明する公式ページでも、「ゼロトルクデザイン」という形で使われています。
ただし同社は同じページで、「トルクがパッティングに悪影響を与えることに最初に気づいたのは、我々L.A.B. Golfではありません」「ある意味、低トルクパターはリバイバルだとも言えます」とも書いているんです。
自分たちが最初ではないと明言しているんですよね。
さらに、「トルクがパッティングに悪影響を与えることはわかっていますが、ストロークにどの程度のトルクが影響するかはまだ正確にはわかっていません」とも明かしています。
影響の大きさは自社でも数値にできていません。
流行りの言葉に飛びつく前に、その但し書きまで読んでおくと、落ち着いて選べるはずです。
メーカーの標準値はロフト角3度・ライ角70度
規則の枠が分かったところで、実際の製品はどこに置かれているのでしょうか。
ピンゴルフジャパンのSCOTTSDALEでは、10モデルすべてが標準ロフト角3度・標準ライ角70度で統一されています。
| 項目 | 規則の枠 | ピンの標準値 |
| ロフト角 | 10度以下 マイナスは15度まで | 3度 |
|---|---|---|
| ライ角 | 上限80度 | 70度 |
| 長さ | 18インチ以上 | 34インチ |
2026年4月9日発売のSCOTTSDALE TECも、7モデルすべてが同じ3度・70度。
角度はシリーズをまたいで共通という並びです。
つまり角度は、モデル選びで迷う項目ではありません。
迷うとすれば、いま使っている1本の数字が標準値からどれだけ離れているか、だと思います。
買う前に確かめること:中古・試打・いま使っている1本


5つの項目が決まったら、あとは買い方と、そもそも買うかどうかの判断が残りますね。
中古のパターは、溝の規制を気にせず選べます。
中古のパターは2010年の溝の規制の対象外
中古のクラブを買うとき、多くの人が気にするのが溝の規制ですよね。
ところがパターについては、最初から対象に入っていません。
2010年1月1日に施行となり、用具規則はドライバーとパターを除くすべてのクラブについて新しい溝とパンチマークの仕様を規定するように改定されました。
「ドライバーとパターを除く」と書かれているとおり、溝とパンチマークの仕様はパターに及びません。
この一文が置かれているのはローカルルールの解説欄ですが、述べているのは用具規則そのものの改定内容です。溝の仕様を決めているのは用具規則の側で、ローカルルールはそれを競技で厳格に適用するための道具にすぎません。
競技で使う用具データベースの対象も、「フェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアン、ウェッジ」の4つです。
パターの名前はそこにもなし。
つまり年式の古いパターでも、溝を理由に使えなくなることはないんです。
ただ、これはあくまで2010年の溝規制の話。
フェースの素材は規則で制限されていないで見た、セクション5f固有のガイドラインは別に置かれています。
| 確かめること | 規則の根拠 | 確かめ方 |
| 溝の仕様 | 2010年の溝規制は 対象外 | 市販の適合品なら 確認は不要 |
|---|---|---|
| 摩耗 | 適合クラブのまま | 見た目で判断しない |
| 改造の有無 | 摩耗とは別扱い | 出品の説明文を読む |
| 長さ | 18インチ以上 | 実測値を店に聞く |
| ロフト角 | 10度以下 | 表記を確認する |
| グリップ | 太さ1.75インチ以下 | 交換の有無を聞く |
買うときは、長さやロフト角の実測値を答えてくれる店だと、支払う前に数字で確かめられます。
すり減っても適合クラブのままでいられる
長く使ったパターのフェースって、当たり跡がついて表面が鈍く光ってきますよね。
これを理由に買い替えをすすめる話も見かけます。
でも、規則の側から見れば問題になりません。
ゴルフ規則4.1aには「適合しているクラブのプレー特性が通常の使用での摩耗により変わったとしても、そのクラブは適合クラブのままである」とあります。プレー特性には重量・ライ・ロフト・アラインメント特性が含まれると説明されているところ。
使い込んで数字がわずかに変わっても、適合クラブという扱いは続くという書き方です。
ただし、ここで線が引かれているのは通常の使用による摩耗まで。
ライ角を曲げたりフェースを削ったりする改造は、また別の話。
中古を買うときは、手が入っていないかを確かめておきましょう。
試打で確かめるのは、数字で決まらない部分
ここまでの5項目は、規則とカタログの数字で絞り込める部分でした。
逆にいうと、数字で決まらない部分が試打の出番。
構えたときの目の位置、打ったときの音、ヘッドを浮かせたときのフェースの向き。



逆にいえば、それ以外は行く前に決めておけるってこと?
そうなんです。
長さと角度とヘッド重量は、公式の数字で先に絞れるはず。
ピンゴルフジャパンは公式ページで、「詳細なパターフィッティングについてはこちらからチェック」と書いています。
WEB FITTINGへの入口も用意されていますね。
私は構えるとき、ソール全体が地面にぺったり着く角度で握るようにしています。
試打でも、その構えで違和感がないかを見てみるといいかもですね。
そのうえで押さえておきたいのが、距離感やラインの読み方は道具では変わらないという点。
グリーンの上で何が起きているのかは、パターが入らないのは自分のせいかで数字とあわせて整理しました。
買い替えないという結論もある
ここまで読んで、いま使っている1本で十分だと分かった方もいるはずです。
それもこの記事が用意している答えのひとつ。
- 実測の長さがピンのカスタム対応幅(31〜36インチ)の中
- ロフト角の表記が10度以下
- フェースの傷が通常の使用による摩耗の範囲
- ヘッドを浮かせたときの向きが自分のストロークと合う
4つとも当てはまるなら、買い替えの理由は道具の外にある可能性が高いかもですね。
月1ラウンドでどこに時間を使うかという話は、月1ゴルフのサラリーマンでも100切りは狙えるにまとめてあります。
道具を替えるかどうかは、測ってから決めれば十分。
測った結果、買い替えると決めた方は、いま使っている1本の行き先も考えておくと置き場所に困りません。
売る・譲る・残すの分け方は、バッグから出したクラブには3つの行き先があるで整理しました。
ゴルフ用品の出張買取ウリエルは、公式に「無料査定のみのご依頼も可能です」と書いていて、1点でも出張に来てもらえるという案内も出ていました。
ただ、このリンク先から申し込めるのは関東・東海・関西と岡山の17府県で、岐阜は5つの市だけなんです。
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ゴルフ用品の出張買取ウリエルの査定フォームで、自分の地域が選べるか確かめるパターの選び方でよくある質問


パターの選び方で検索されることの多い質問をまとめました。
パターの長さは身長で決まりますか?
身長だけでは決まりません。L.A.B. Golfジャパンの公式ページも「おすすめは身長、体型、パッティングスタイルによって大きく変わってきます」と書いています。メーカー公式に身長の換算表が見当たらない事情は身長から長さを出す表は公式に見当たらないのとおりです。
33インチと34インチはどちらを選べばよいですか?
ピンの標準は34インチで、注文なら31〜36インチの範囲から選べます。まず34インチで構えてみて、手が余るか窮屈かで次の1本を決めましょう。数字の出どころはメーカーの標準は34インチ、カスタムは31〜36インチに置きました。
パターのロフト角にルールはありますか?
ロフト角10度以下がパターの定義です。マイナスロフトも認められていて、15度を超えると「伝統と慣習に従った形状と構造」とはみなされません。原文はロフト角10度以下、それがパターの定義に引用しました。
パターのライ角に上限はありますか?
規則から逆算すると、上限は80度。シャフトの投影が鉛直線に対し10度以上必要と決まっているためです。読み方はライ角の上限は規則から80度と決まるのとおり。
長尺パターは規則違反ですか?
クラブとしては用具規則に適合します。禁じられているのは、体に固定して打つ打ち方のほうです。線引きは長尺パターは適合、体に固定して打つのは禁止にまとめました。
中古のパターでも競技に使えますか?
溝の規制の対象外なので、年式を理由に使えなくなることはありません。通常の使用による摩耗でも適合クラブのままという規定もあります。確かめる項目は中古のパターは2010年の溝の規制の対象外の表のとおりです。
グリップは太さに上限がありますか?
どの方向から測っても1.75インチ以下と決まっています。長さのほうは7インチ以上という下限つきです。数字は太さの上限は1.75インチ、長さは7インチ以上の表に並べました。
パターのグリップを2本付けてもよいですか?
3つの条件つきで認められています。どちらも横断面が円形で、軸線がシャフトと一致し、1.5インチ以上離れていることが条件です。原文は軸線をずらすのも2本付けるのもパターだけに載せました。
自立するパターは使ってよいですか?
用具規則に適合していれば、ストロークに使えます。ただしプレーの線を示すために球のすぐ近くに立てて置くのは認められません。道具と打ち方を分けて考える整理は試打で確かめるのは、数字で決まらない部分と同じです。
ゼロトルクのパターはどう考えればよいですか?
メーカー自身が「ある意味、低トルクパターはリバイバルだとも言えます」と書いています。トルクの影響についても「まだ正確にはわかっていません」と明かしているんです。背景はライ角の上限は規則から80度と決まるに書きました。
まとめ:パターの選び方は長さから順番に決めよう


パター選びは、長さ → 形とネック → 重さ → グリップ → 角度の順に決めると迷いが消えます。
判断の材料になるのは、用具規則の原文とメーカーが公表している数字の2つだけ。
どちらも公開されているので、店員に任せきりにしなくても自分で確かめられます。
候補を決めないまま売り場を何周しても、並んだ形の違いは意味を持たないんです。
先に長さをひとつ決めておけば、見る項目は4つに減ります。



まずは家にあるパターを測るところから始めよう。
メジャー1本あれば、今夜のうちに出発点が決まります。
買ったあとは、同じ1本で構える形を繰り返して、少しずつ慣らしていってくださいね。
構える形を家で確かめたいときは、鏡に映して目線と肩の向きを見る方法もあります。
PuttOUTのパッティングミラーの選び方は、自分では見えない2つは、鏡とゲートで見えるようにするにまとめました。
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