コタロウ何度のウェッジを何本足せばいいのか、分からないんだよな…。
この記事では、初心者がウェッジをどう選べばいいのかをまとめました。
結論から言うと、先に決めるのは本数と度数で、モデル名は最後なんです。
まずは、場面ごとに候補になる3本を先に並べておきますね。
| 選び方の場面 | モデル | 公式で確認できること |
| 迷ったら | キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G | 公式のロフトが46度から64度まで9種類 |
|---|---|---|
| バンカーで何度も打ってしまうのがつらい人は | クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-S | 公式ロフト58度・バウンス角2度。公式は用途を「SAND WEDGE」と説明 |
| 手持ちの1本とのあいだが空きそうな人は | ブリヂストン BRM2 HF ウエッジ | 公式ロフト48度から58度の5種類にロフト別のソール形状 |
同じ「初心者におすすめ」でも、公式に用意されている度数の幅って、これだけ違うんですよね。
出発点になるのは、いま持っているピッチングウェッジの度数。
ピッチングウェッジは、アイアンセットに入っている、ロフト角の立ったウェッジのことです。
8本の並べ方は、ランキング・比較の根拠についての方針に沿って、この記事で決めた基準にそろえました。
- 決める順番は本数 → 度数 → モデル → 新品か中古か(買う前に確認する順番)
- 本数は手持ちのピッチングウェッジの度数から逆算(何本がおすすめか)
- モデル選びは公式のバウンス角とソール形状の記載で絞り込み(スペックの見分け方)
- 中古の溝は規則上「通常の使用による摩滅」=適合のまま(中古と溝の規則)
- 迷ったら、公式ロフトが9種類あるキャスコ ドルフィンウェッジ DW-125Gから
モデルだけで選ぶと、手持ちの1本と度数が重なった1本を買ってしまうことがあるんですよね。
先に度数を決めておけば、店頭でもネットでも見る場所は公式のスペック表だけで済むはずです。
ロフトが9種類そろっているモデルなら、あとから2本目を足すときもキャスコの公式ページで同じ並びから選べます。
4つの質問から、いま取り組むテーマを1つに。次の練習でやることと、練習メモを作ります。
回答をもとに練習の優先順位を整理するツールです。スイングの原因やスコア改善を保証するものではありません。練習内容はゴルハックの提案例です。
初心者におすすめのウェッジは本数と度数から決まる


ウェッジ選びで迷うのは、決める順番が決まっていないからなんです。
順番と基準を先に決めてから、8本を1つの表に並べています。
先に決めるのは本数と度数でモデルは最後
ウェッジは、本数 → 度数 → モデルの順に決めると迷いが減ります。
理由はシンプルで、度数が決まらないとモデルを比べる軸が作れないからです。
たとえばキャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G は、公式のロフト角が9種類あります。
いっぽうクリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-S は、58度の1種類だけなんです。
先に「56度あたりを1本」と決めていれば、この2つが候補に入ってきますね。
逆に度数が決まっていないと、9種類あるモデルは「幅が広い」、1種類のモデルは「選べない」としか言えません。
順番を飛ばすと起きること。モデル名から入ると、手持ちのピッチングウェッジと度数が近い1本を買ってしまい、クラブの本数だけが増えてしまうんです。
練習に行く時間が取れないぶんを、道具で補う考え方もありますよね。
その考え方も、月1ゴルフのサラリーマンでも100切りは狙えるで同じ順番に整理しています。
この記事が初心者向けと呼ぶ3つの条件
「初心者向け」という言葉って、メーカーもメディアも自由に使えるんです。
そこでこの記事では、公式に記載があるかどうかを判断基準にしました。
- 最初の1〜2本で使う度数(おおむね50度台)が公式のラインアップにある
- そのロフトのバウンス角が公式に数値で明記されている
- ソール形状かヘッド設計について、公式の説明がある(名称があればあわせて書く)
- そのうえで掲載は8本まで(3つを満たしても外したモデルは実名で書く)
3つとも「公式に書いてあるか」で判定していて、性能そのものの良し悪しは判定していません。
バウンス角は、ソールの出っ張り具合で、地面に当たったときの跳ね方に関わる角度のこと。
これを公表していないモデルは、数字で比べようがないので外しました。
ソール(クラブヘッドの底面)やヘッド設計の考え方が公式に書かれていれば、読者が自分でメーカーの意図を読み取れるはずです。
なお、掲載した8本はいずれも試打・使用していません。この記事が扱うのは、公式のスペック表に載っている数字と、公式が自社モデルの説明に使っている言葉だけなんです。
公式スペックで絞った8本の一覧
並べ方は、公式ロフトのラインアップが多い順にしました。
ラインアップの数が同じときは、ロフトの小さい順に置いています。
上に置いたモデルほど優れている、という意味ではありません。
| モデル | メーカー | 公式ロフト角 | 公式バウンス角 | ソール形状の公式名称 | ライ角 | 詳細 |
| キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G | キャスコ | 46〜64度(9種類) | センター3・8/ヒール1・3/トゥ −11〜1度 | QUAD SOLE X | 63・63.5度 | ドルフィンウェッジ DW-125Gの詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| クリーブランドゴルフ CBZ ウエッジ | ダンロップ | 46〜58度(7種類・46度は特注対応) | ロフト別に12度・14度 | V-SOLE/S-SOLE/C-SOLE | 64度 | CBZ ウエッジの詳細 |
| ブリヂストン BRM2 HF ウエッジ | ブリヂストンゴルフ | 48〜58度(5種類) | 8・10・10・12・10度 | Fソール/Aソール/Eソール/Mソール | 63.5度 | BRM2 HF ウエッジの詳細 |
| ヨネックス EZONE W301 RB ウェッジ | ヨネックス | 48・52・56・58度(4種類) | 10・12・14・14度 | ラウンドバウンス(Round Bounce) | 63.5度 | EZONE W301 RB ウェッジの詳細 |
| キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G High Spin | キャスコ | 56・58・60度(3種類) | センター8.0/ヒール3.0/トゥ −5〜−1度 | QUAD SOLE X | 63.5度 | ドルフィンウェッジ DW-125G High Spinの詳細 |
| クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-G | ダンロップ | 50度(1種類) | 2度 | THREE-TIERED SOLE DESIGN | 64度 | スマートソール FULL-FACE TYPE-Gの詳細 |
| プロギア R55 wedge | プロギア | 55度(1種類) | 2.0度 | 公式の名称なし(設計説明は「アップライト設計」) | 67.5度 | プロギア R55 wedgeの詳細 |
| クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-S | ダンロップ | 58度(1種類) | 2度 | THREE-TIERED SOLE DESIGN | 64度 | スマートソール FULL-FACE TYPE-Sの詳細 |
横に並べると、1つの数字だけを公表しているメーカーでも、公式のバウンス角が2度から14度まで開いていると見えてきます。
ただし、この数字はメーカーをまたいで比べられないんです。
理由はバウンス角は各社で計測方法が違うのところで、公式の注記そのままに説明しています。
迷ったら手持ちの1本の度数を確かめるところから
ここまで読んでも、まだ決められない方もいるかもですね。
そういうときの入口は、新しい1本ではなくいま持っている1本にしましょう。
アイアンセットのピッチングウェッジが何度かをメーカー公式で調べれば、そこが基準点です。
- アイアンセットの型番をメモ
- メーカー公式でピッチングウェッジのロフト角を確認
- その数字を紙かスマホのメモに残す
この数字が出るまで、モデルの比較は保留にしていいんです。
その1本が分かれば、何本に増やすかも決めやすくなります。
初心者のウェッジは何本がおすすめ?手持ちの1本から逆算する


ウエッジの本数の答えは、全員共通ではありません。
手元のクラブ構成によって変わってきます。
決める順番は、出発点、固定点、最後にあいだを埋めるかどうか。
本数は手持ちのピッチングウェッジの度数で変わる
ウェッジを買い足すときの出発点は、セットにすでに入っているピッチングウェッジの度数です。
ここが違えば、必要な本数も変わってきます。
ピッチングウェッジは、アイアンセットの一部として売られていることが多いですよね。
番手の並びも、セットごとに違うものなんです。
アイアンごと見直す選択肢もあるので、そこから考えたい人はやさしいアイアンランキング8選の公式ロフト角の並びが参考になりますよ。
- ピッチングウェッジのロフト角(公式のスペック表)
- すでにサンドウェッジが入っているかどうか
- 入っている場合はその度数(ヘッドの刻印でも確認できる)
この3つがそろえば、足りない度数の場所は自然と見えてきます。
逆に、ここを飛ばして「初心者は2本」と決め打ちすると、度数の重なった1本が増える結果になりかねません。
手持ちの1本のロフト角を調べる手順そのものは、ウエッジの飛距離は何ヤードかにまとめてあります。
バンカー用の1本を先に固定する理由
ピッチングウェッジの度数がわかったら、次に決めるのはバンカーで使う1本です。
ここを先に固定するのは、迷いが大きくなりやすい場面から埋めるためでもあります。
グリーン周りの寄せなら、他のクラブでも代用できますよね。
でも、砂の上からのエクスプロージョンショット(バンカーで砂ごとボールを飛ばす打ち方)は、代役が立てにくい場面なんです。
メーカー側も、この用途を名指しで書いているモデルを用意していますよ。
たとえばクリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-S。
公式が用途を「SAND WEDGE」と表示し、公式ロフトを58度・バウンス角を2度と公表しているモデルです。
用途が公式に書いてあるかどうかは、確認しやすい判断材料ですね。同じシリーズのクリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-G は公式ロフト50度で、表示は「GAP WEDGE」。用途の書き分けが、そのままロフトの違いに対応しています。
公式の用途表示は、あくまでメーカーが想定している場面を示したものです。
正直、砂から出せるかどうかは打ち方や砂の状態にも左右されるので、1本入れれば解決するとは言えません。
それでも「どの度数をバンカー用にするか」を先に決めておけば、残りの選択肢はぐっと狭まります。
あいだを埋めるかどうかは度数の差で見る
2本目までが決まったら、最後の判断はあいだを埋めるかどうかです。
見るのは、手持ちのピッチングウェッジとバンカー用の1本の度数差だけ。
| 2本の度数差 | 考え方 |
| 小さい | 2本で並びが埋まっている。追加は保留でよい |
|---|---|
| 大きい | あいだに1本入れる候補が出てくる。3本目を検討 |
| まだ2本目がない | まずバンカー用の1本だけ。1本だけでもラウンドは回れる |
ここで気になるのが、「あいだが空くと距離が合わなくなるのでは」という不安ですよね。
この記事は、度数の差から本数を決める立て付けです。
距離から決めたい方は、ウエッジの飛距離は何ヤードかを先に読んでみてください。
本記事が扱うのは、あくまで買う前の構成決めだけです。
ウェッジを増やすということは、バッグの中の別の番手を抜くという話でもありますね。
抜く候補の考え方は、9番ウッドのおすすめ8選で入手区分と公式ロフト角から整理しています。
2本が正解と書かれていても根拠は示されていない
「初心者はウェッジ2本」「2〜3本」と書いている記事って、多いですよね。
ただ正直なところ、その本数がどこから出た数字なのかを示している記事は、調べた範囲では見当たりませんでした。
公的な団体が本数の目安を示しているわけでもなく、メーカー公式にも「初心者は何本」という記載は載っていないようです。
だからこの記事では、本数を断定しない代わりに逆算の手順を置いています。
数字を疑うのは、書いた人を疑うためではありません。出典が示されていない数字は、自分の手持ちのクラブに当てはまるかどうかを確かめようがない、というだけの話なんです。
ピッチングウェッジが立っているセットを使っている人と、そうでない人とでは、埋める場所が変わってきます。
共通の答えを1つ置くより、自分の並びから決めるほうが早いはずです。
ただ、ウェッジの呼び名と度数の関係は、意外とあいまい。
ウェッジの種類は呼び名ではなくロフト角で決まる


ウェッジの呼び名は4つありますが、境目の度数までは決まっていません。
呼び名から入ると迷う理由は、公式スペックの実数を見ると分かります。
ピッチング・アプローチ・サンド・ロブの呼び分け
ウェッジは、アイアンよりフェースが寝ているクラブの総称です。
呼び名は主に4つに分かれています。
| 呼び名 | よく使われる場面(目安) |
| ピッチングウェッジ | アイアンセットに入っていることが多い。ウェッジ選びの出発点 |
|---|---|
| アプローチウェッジ | ピッチングウェッジとサンドウェッジのあいだを埋める1本 |
| サンドウェッジ | バンカーやグリーン周り。先に固定したい1本 |
| ロブウェッジ | 高く上げて止めたい場面。使う場面が限られる |
この表は用途の目安で、度数の境目を示したものではありません。
実際、掲載8本のうち呼び名を製品名に入れているモデルはひとつもないです。
メーカーが表に出しているのは、あくまでロフト角の数字なんですよね。
度数の帯には出典がなくメーカーごとに違う
ウェッジの記事を読むと、呼び名ごとに度数の帯が書かれています。
ところが、その帯の出典を示している記事は見当たりません。
公的な団体が呼び名と度数の対応を定めているわけでもなく、メーカー公式にもその区分表は載っていないようです。
そこでこの記事では、帯の代わりに公式ラインアップの実数を置いてみます。
| シリーズ | 公式のロフト角のラインアップ |
| キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G | 46・48・50・52・54・56・58・60・64度 |
|---|---|
| クリーブランドゴルフ CBZ ウエッジ | 46・48・50・52・54・56・58度 |
| ブリヂストン BRM2 HF ウエッジ | 48・50・52・56・58度 |
| ヨネックス EZONE W301 RB ウェッジ | 48・52・56・58度 |
| キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G High Spin | 56・58・60度 |
刻みも幅も、シリーズごとにばらばらなのが分かると思います。
キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G は46度から58度までが2度刻みで、そこに60度と64度が加わる9種類。ヨネックス EZONE W301 RB ウェッジは48・52・56・58度の4つだけなんです。
この差を「帯」でまとめてしまうと、実際の選択肢が見えなくなっちゃうんですよね。
この記事はヤード数を1つも書いていません。ウェッジの飛距離は出典で裏の取れる実測値が見つからず、記事ごとに数字が食い違ってしまうからなんです。飛距離そのものが気になる人は、調査の出どころを並べたゴルフ初心者の飛距離は何ヤードが普通かを先に読んでみてください。
度数は公式に載っている数字なので、誰が見ても同じ値を確認できます。
だからこの記事は、度数だけを共通のものさしにしました。
同じ呼び名でも公式の度数は重なる
呼び名で買わないほうがいい理由は、公式の表示を並べてみるとはっきりしますよ。
クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE シリーズでは、公式が用途名を型番ごとに書き分けています。
| モデル | 公式の用途表示 | 公式ロフト角 |
| クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-G | GAP WEDGE | 50度 |
|---|---|---|
| クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-S | SAND WEDGE | 58度 |
| プロギア R55 wedge | 表示なし(製品名に度数) | 55度 |
| ブリヂストン BRM2 HF ウエッジ | 表示なし(ロフト別ソール形状で区別) | 48・50・52・56・58度 |
サンドウェッジという言葉を使っているメーカーもあれば、使っていないメーカーもあります。
プロギア R55 wedge にいたっては、55という数字がそのまま製品名。
「サンドウェッジをください」と言うより、何度のウェッジがほしいかを伝えるほうが話が早く進みます。
ネットで探すときも、検索窓には呼び名ではなく度数を入れたほうが見つけやすいです。
手持ちの1本の度数はメーカー公式で調べる
基準になるピッチングウェッジの度数は、アイアンセットのメーカー公式で確認できるはずです。
同じ番手表記でもロフト角がセットごとに違うので、調べ方まで含めてウエッジの飛距離は何ヤードかにまとめてあります。
アイアンごと入れ替えることを考えている方は、番手ごとの公式ロフト角を並べたところから見比べるのもアリです。
- バンカー用にしたい度数を1つ決める
- その度数が公式ラインアップにあるモデルだけに絞る
- 残った候補をバウンス角とソール形状で見比べる
3つ目の見比べ方が、次の章のテーマです。
初心者におすすめのウェッジはバウンス角とソール形状で見分ける


度数が決まったあとに見る場所は、公式スペック表の下のほうに並んでいます。
数字の読み方さえ分かれば、店頭で聞くことも減らせますよ。
バウンス角は各社で計測方法が違う
バウンス角は、リーディングエッジ(フェースの下端で、地面に最初に触れる線)とソールの関係を角度で表した数字です。
ここで先に押さえておきたいのが、メーカーをまたいで数字を比べられないという点。
たとえばダンロップが、クリーブランドゴルフ CBZ ウエッジの公式スペック表に添えている注記がこちら。
※バンス角は当社独自の計測法に基づいた実効角度を表記しています。
この注記には、一般的な計測方法による数値と異なる場合がある、とも書き添えられています。
つまり、公表されている数字はそのメーカーのものさしで測った値なんです。
キャスコはさらに独特で、1つの数字ではなくトゥ・センター・ヒールの3か所をそれぞれ公表しています。
| メーカー | バウンス角の公表のしかた |
| ダンロップ(クリーブランドゴルフ) | 当社独自の計測法による実効角度と注記したうえで1つの数字 |
|---|---|
| キャスコ | トゥ・センター・ヒールを別々に公表(トゥはマイナスの値もある) |
| ブリヂストンゴルフ | ロフト別に1つの数字(ソールグラインドの記号も併記) |
| ヨネックス | 番手表記そのものが「ロフト/バンス」の形(48/10 など) |
「バンカーはハイバウンス」という言い方、よく見かけますよね。
でも、何度以上がハイバウンスかを定めた出典は、正直見つかりませんでした。
数字を横に並べて優劣を決めるのではなく、同じメーカーの中で大小を見るのが現実的な使い方かもですね。
なお、この記事の地の文は「バウンス角」で統一し、公式の表記をそのまま引くところだけ「バンス角」と書いています。
ソール形状には公式の名前が付いている
ソール形状は、各社が固有の名前を付けて公表している部分です。
名前があるということは、そこに説明が付いているということでもあります。
| ソール形状の公式名称 | 採用モデル | 公式の説明(要約) |
| QUAD SOLE X | キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G/DW-125G High Spin | トゥ・センター・ヒールでバンス角を変化させる設計と説明 |
|---|---|---|
| V-SOLE/S-SOLE/C-SOLE | クリーブランドゴルフ CBZ ウエッジ | ロフト別ソール設計。46〜52度・54〜56度・58度で形状を変える |
| Fソール/Aソール/Eソール/Mソール | ブリヂストン BRM2 HF ウエッジ | ロフト別ソール形状。48・50度はF、52度はA、56度はE、58度はM |
| ラウンドバウンス(Round Bounce) | ヨネックス EZONE W301 RB ウェッジ | トゥ・ヒール方向とフェースの前後方向に丸みを持たせたソール形状 |
| THREE-TIERED SOLE DESIGN | クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-G/TYPE-S | ワイドな3層構造のソールデザインと公式が説明 |
| (公式の名称なし) | プロギア R55 wedge | ソール形状の名称は公式に見当たらず、設計の説明は「アップライト設計」 |
ここで書いているのは、あくまでメーカーが自社モデルの説明に使っている言葉です。
「ソール幅が広いとダフリ(ボールの手前の地面を打つミス)に強い」という一般論もありますよね。
ただ、これについては一次情報が見つかりませんでした。
なので、この記事では公式が説明している範囲までにとどめています。
ネック形状とライ角・長さの見方
ネック形状とは、シャフトの根元とフェースの位置関係のことを指します。
キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G は、セミグースネック(シャフトの根元よりフェースが少し後ろに付く形)です。
公式には、ストレートネックのキャスコ ドルフィンウェッジ DW-123より3.5mm後方と書かれています。
この前後の距離を数字にしたものが、フェースプログレッション(シャフトの中心線からフェースまでの前後の距離)です。
公式スペック表に載っているモデルも、少なくありません。
- ブリヂストン BRM2 HF ウエッジ:3.75mm
- クリーブランドゴルフ CBZ ウエッジ:4.7〜6.1mm(ロフト別)
- ヨネックス EZONE W301 RB ウェッジ:5.8mm
- クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-S:6.5mm
ライ角(構えたときのシャフトと地面の角度)も、掲載8本で63度から67.5度まで開きがあります。
プロギア R55 wedge の67.5度は、公式が「アップライト設計」と説明している部分。
クラブ長さは、測定法そのものがメーカーごとに違うので注意が必要です。
長さの表記は3通り。クリーブランドゴルフ CBZ ウエッジとキャスコは「60度法」、クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE は「ダンロップ式」、プロギア R55 wedge は「PRGR測定法」と公式に明記されています。数字だけを引き算しても、同じ条件の比較にはならないんですよね。
同じ35.25インチでも、測り方が違えば実物の長さは一致しないもの。
比べるなら、同じメーカーの中で番手ごとの差を見るほうが正確です。
シャフトの重さは手持ちのアイアンとの並びで見る
公式スペック表には、クラブ重さとシャフト重量(シャフト単体の重さで、クラブ全体の重さとは別)の両方が載っています。
掲載モデルの数字を並べてみると、選べる幅の広さが見えてくるはずです。
| モデル | 公式のシャフト重量 | 公式のクラブ重さ |
| クリーブランドゴルフ CBZ ウエッジ | 91.5g・94g(スチール)/61g(カーボン) | 440〜452g(スチール)/410〜420g(カーボン) |
|---|---|---|
| キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G | 98g(スチール)/52g(カーボン) | 448・454g(スチール)/401・407g(カーボン) |
| ヨネックス EZONE W301 RB ウェッジ | 104g・105g | 454g・455g |
| プロギア R55 wedge | 111g(メンズ・スチール)/48g(レディス・カーボン) | 485g(メンズ)/421g(レディス) |
「軽いほうがやさしい」と言い切れる根拠は、公式にも公的な資料にも見当たりませんでした。
見るとしたら、手持ちのアイアンとの並びかもですね。
手持ちのアイアンがスチールかカーボンかを先に確かめておくと、ウェッジ側に同じ種類の設定があるか見分けやすくなるはずです。
あわせてバランス(振ったときの先端の重さの感じ方を表す記号)も公式に載っているので、D2・D3といった記号を並べて見ておくと差が分かりやすいですよ。
地面から直接打つクラブをどう扱うか、という話もありますよね。
こちらはフェアウェイウッドの打ち方は払い打ちかダウンブローかで、発信者ごとの説明を並べました。
ここまでの基準で絞った8本は、次の章で1本ずつ弱点まで書いています。
公式スペックで選んだ初心者におすすめのウェッジ8選


ここに並べたのは、公式に3つの記載がそろっていた8本です。
- 最初の1〜2本で使う度数が公式のラインアップにある
- そのロフトのバウンス角が公式に数値で明記
- ソール形状かヘッド設計について、公式の説明がある
- そのうえで掲載は8本まで(外したモデルは実名で書く)
並べる順番は、公式ロフトのラインアップが多い順、同数ならロフトの小さい順です。
くり返しになりますが、上に置いたモデルほど優れているという意味ではありません。
また、8本とも試打・使用していない点も、正直にお断りしておきます。
- キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G:公式ロフトが46度から64度まで
- クリーブランドゴルフ CBZ ウエッジ:ロフト別にソール形状が変わる
- ブリヂストン BRM2 HF ウエッジ:4種類のソール形状を使い分け
- ヨネックス EZONE W301 RB ウェッジ:ソール形状違いが3タイプ
- キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G High Spin:フェース面ノーメッキ仕上げ
- クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-G:公式表示は「GAP WEDGE」
- プロギア R55 wedge:公式ロフト55度のアップライト設計
- クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-S:公式表示は「SAND WEDGE」
- 掲載基準に合わずに外したモデル
外したモデルとその理由も、最後に実名で書いています。
キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G:公式ロフトが46度から64度まで


| モデル名 | キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G(セミグースネック) |
|---|---|
| メーカー | キャスコ |
| 公式ロフト角 | 46・48・50・52・54・56・58・60・64度(9種類) |
| 公式バウンス角 | センター3・8/ヒール1・3/トゥ −11〜1度(番手別) |
| ソール形状 | QUAD SOLE X(HEEL FIN・PYRAMID SHAPE・CUT OFF TOE も公式の名称) |
| ライ角 | 63・63.5度 |
| クラブ長さ | 35.25・35インチ〈60度測定法〉 |
| クラブ重さ・バランス | 448・454g(D2・D3)/401・407g(C9・D0) |
| ヘッド素材・製造国 | 軟鉄/日本製 |
| 発売 | 2025年2月22日 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G は、あとから本数を増やしていきたい人に向いています。
公式のロフトが46度から64度まで9種類あり、同じシリーズで並びをそろえられるのが強みです。
1本目を56度で買っておいて、あとから52度を足す、という買い方もできますね。
ソール形状の公式名称は QUAD SOLE X です。
公式は「トゥ・センター・ヒールでバンス角を変化させ、スイング時の抵抗を減少」させる設計だと説明しています。
- ロフト9種類は掲載8本のなかで幅が広い側
- バウンス角をトゥ・センター・ヒールの3か所で公表
- ストレートネックのキャスコ ドルフィンウェッジ DW-123よりリーディングエッジが3.5mm後方
- シャフトはスチール98gとカーボン52gの2種類
気をつけたいのは、バウンス角が3か所に分けて公表されているところです。
他社の「バンス角12度」のような1つの数字とは、そのままの形で比べられません。
セミグースネックの形なので、フェースが前に出た構え方が好みの人にはストレートネックのキャスコ ドルフィンウェッジ DW-123という別のモデルが用意されていますよ。
とはいえ、度数を決めたあとに同じシリーズで買い足せる点は、構成を組み立てる側にとって扱いやすいはずです。
ロフトが9種類そろっているので、まずは自分の度数が選べる出品かどうかを確かめてみてください。
クリーブランドゴルフ CBZ ウエッジ:ロフト別にソール形状が変わる


| モデル名 | クリーブランドゴルフ CBZ ウエッジ |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ(クリーブランドゴルフ) |
| 公式ロフト角 | 46・48・50・52・54・56・58度(7種類)※46度は特注対応 |
| 公式バウンス角 | 46〜52度=12度/54・56度=14度/58度=12度 |
| ソール形状 | V-SOLE(46〜52度)/S-SOLE(54・56度)/C-SOLE(58度) |
| ライ角 | 64度 |
| クラブ長さ | 35.75・35.5・35.25インチ〈60度法〉 |
| フェースプログレッション | 4.7・5.2・5.5・6.1mm(ロフト別) |
| ヘッド素材・製法 | Z-ALLOY/ロストワックス精密鋳造+レーザーミーリング加工/日本製 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
クリーブランドゴルフ CBZ ウエッジは、ロフトごとにソールの形が変わるという強みがあります。
46度から52度はV-SOLE、54度と56度はS-SOLE、58度はC-SOLE。
公式が用途に合わせて分けた、ロフト別のソール設計です。
公式は本モデルを「ショートゲームをやさしくするキャビティバックウエッジ」と説明していますね。
キャビティバックは、ヘッドの背面を凹ませて重量を周りに配った構造のこと。
この形について公式は、キャビティアイアンとの流れを意識した設計と説明しています。
- ロフト別に3種類のソール形状を用意
- ヘッドはZ-ALLOYという独自素材の日本製
- シャフトはスチール2種類とカーボン61gから選べる
- フェースプログレッションはロフトが寝るほど大きい
注意したいのは、46度が特注対応になっているところです。
公式が特注対応としているのは46度だけなので、48度以上とは注文の流れが変わってきます。
シャフトの選択肢が3つあるぶん、注文時に硬さと重さを決める手間もかかるかもですね。
手持ちのアイアンがカーボンシャフトの人には、61gの設定があるこのモデル。
ロフト別のソール形状という考え方が公式に書かれているので、自分の度数がどの形状になるか、まず確かめてみてください。
ブリヂストン BRM2 HF ウエッジ:4種類のソール形状を使い分け


| モデル名 | ブリヂストン BRM2 HF ウエッジ |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストンゴルフ |
| 公式ロフト角 | 48・50・52・56・58度(5種類) |
| 公式バウンス角 | 8・10・10・12・10度(ロフト順) |
| ソール形状 | Fソール(48・50度)/Aソール(52度)/Eソール(56度)/Mソール(58度) |
| ライ角 | 63.5度 |
| フェースプログレッション | 3.75mm |
| クラブ長さ・重さ | 35.5・35.25インチ/446・451g(N.S.PRO MODUS3 TOUR105・S) |
| ヘッド素材・製法 | 軟鉄(S20C)・純チタン/鍛造/セミグース丸型形状 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
ブリヂストン BRM2 HF ウエッジは、手持ちの1本とバンカー用のあいだを埋める1本に向いています。
48度から58度まで5種類がそろい、ロフトごとにソール形状が4種類に分かれているためです。
公式はこのモデルを「最新テクノロジーによるやさしさを実現した高機能鍛造ウエッジ」と説明しています。
ヘッドの形については「安心感のあるセミグースの丸形形状」という書き方です。
- フェースプログレッション3.75mmは掲載モデルのなかで小さい側
- ヘッドは軟鉄(S20C)と純チタンの鍛造
- ソールはF・A・E・Mの4種類をロフト別に配置
- シャフトはスチール2種類とカーボン2種類
気になる点は、54度の設定がないところです。
52度の次が56度なので、そのあいだで迷っている方は、他のシリーズも候補に入れてみてください。
ヘッドの向きを変えられる仕組みが付いたモデルです。ただし公式は、ラウンド中にポジションを変えたりウエイトを交換したりするとゴルフ規則に触れると注意しています。買ったあとに調整する場合は、ラウンド前に済ませておくのがおすすめです。
あいだを埋める1本を探している人には、ロフト別にソール形状を変えているこのモデル。
自分の度数にどのソール形状が当たるかは、注文の前に公式で確かめておきましょう。
ヨネックス EZONE W301 RB ウェッジ:ソール形状違いが3タイプ


| モデル名 | ヨネックス EZONE W301 RB ウェッジ |
|---|---|
| メーカー | ヨネックス |
| 公式ロフト角 | 48・52・56・58度(4種類) |
| 公式バウンス角 | 10・12・14・14度(ロフト順) |
| ソール形状 | ラウンドバウンス(Round Bounce)/同シリーズにBBとFBもある |
| ライ角 | 63.5度 |
| フェースプログレッション | 5.8mm |
| クラブ長さ・重さ | 35.5・35.375・35.25インチ/454・455g |
| ヘッド素材・製法 | S25C軟鉄鍛造+グラファイトハイブリッド/本体 日本製 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら(2026ゴルフカタログ) |
ヨネックス EZONE W301 RB ウェッジは、ソールの形から選びたい人に向いています。
型番末尾のRBはRound Bounce(ラウンドバウンス)の略で、ソール形状そのものが名前になっているモデルです。
公式カタログの説明は「打ち方を限定しない、ミッドサイズウェッジ」。
同じ EZONE W301 には、ソール形状の違う BB と FB というタイプもあります。
こちらは、公式のバウンス角がそれぞれ違うんです。
- 番手表記が「48/10」のようにロフトとバンスの組
- ヘッドはS25C軟鉄鍛造+グラファイトハイブリッドで本体は日本製
- 56度と58度はフェース全体にスコアラインが入る
- ソール形状違いのBB・FBと公式バウンス角が異なる
弱点として挙げておきたいのは、公式サイトに個別の製品ページがないところです。
スペックを確かめる先は公式の2026ゴルフカタログのPDFなので、ページ内で番手を探す手間がかかっちゃいます(笑)。
ロフトも48・52・56・58度の4種類なので、50度や54度を狙っている人は候補から外れてしまいますね。
それでも、掲載した8本のなかでソール形状の違いを型番で選び分けられるのは、このシリーズだけなんです。
公式カタログでRB・BB・FBのバウンス角を見比べてから決められます。
キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G High Spin:フェース面ノーメッキ仕上げ


| モデル名 | キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G High Spin(セミグースネック) |
|---|---|
| メーカー | キャスコ |
| 公式ロフト角 | 56・58・60度(3種類) |
| 公式バウンス角 | センター8.0/ヒール3.0/トゥ −5・−3・−1度 |
| ソール形状 | QUAD SOLE X |
| ライ角 | 63.5度 |
| クラブ長さ | 35インチ |
| クラブ重さ・バランス | 454g(D3)/407g(D0) |
| ヘッド素材・製造国 | 軟鉄/フェース面はノーメッキ仕上げ/日本製 |
| 発売 | 2026年9月11日 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G High Spin は、グリーン周りで使う1本を決めたい人に向いています。
ロフトは56・58・60度の3種類で、50度台の後半に絞り込んだラインアップです。
ソール形状の公式名称は、キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G と同じ QUAD SOLE X。
違いはフェース面で、公式は「ノーメッキ仕上げにすることで、表面形状の精度がより高い状態になり」と説明しています。
- バウンス角はセンター8.0度で、キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G と同じ値
- フェースはフルスコアライン仕上げと公式が説明
- 公式に2010年新しい溝の規制に適合と明記
- 発売は2026年9月11日と新しい
注意点は、フェース面のノーメッキ仕上げになっている点です。
公式も「サビなどが発生しやすくなっております」と書いていて、使用後に汚れと水気を取って乾かす手入れを求めていますね。
発売直後なので、度数によっては在庫が限られている場合もあるかもしれません。
手入れの手間を受け入れられる人には、同じソール形状で56度から60度だけを用意したこのモデル。
キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G と迷っている方は、フェース面の仕上げで選び分けてみてください。
クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-G:公式表示は「GAP WEDGE」


| モデル名 | クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-G |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ(クリーブランドゴルフ) |
| 公式ロフト角 | 50度(1種類) |
| 公式バウンス角 | 2度 |
| ソール形状 | THREE-TIERED SOLE DESIGN(ワイドな3層構造のソールデザイン) |
| 公式の用途表示 | GAP WEDGE |
| ライ角 | 64度 |
| クラブ長さ・重さ | 35.5インチ〈ダンロップ式〉/439g(D3) |
| ヘッド素材・製法 | SUS431/ロストワックス精密鋳造+フェースレーザーミーリング加工/特注不可 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-G の強みは、用途が公式に書かれているところ。
公式の表示は「GAP WEDGE」で、ロフトは50度の1種類だけ。
ピッチングウェッジとサンドウェッジのあいだを1本で埋めたい人には、迷う余地が少ない構成ですね。
ソールの名前は、THREE-TIERED SOLE DESIGN。
公式は「多様なシーンでミスを軽減するワイドな3層構造のソールデザイン」と説明しています。
- ロフト50度の1種類=度数を迷わない
- 公式が用途を「GAP WEDGE」と表示
- クラブ重さ439gは掲載モデルのスチール仕様のなかで軽い側
- 公式に新溝ルール適合モデルと明記
気をつけたいのは、公式が特注不可としているところです。
シャフトや長さを変えたい方には、そもそも選択肢が用意されていません。
ロフトも50度だけなので、あとから同じシリーズで並びをそろえる買い方にも向かないかもですね。
逆に「1本だけ足したい、度数で悩みたくない」という人には、選ぶ項目が少ないこと自体が利点ですね。
公式の用途表示とロフトが1つに決まっているので、注文時に迷う項目はシャフトの硬さくらいです。
プロギア R55 wedge:公式ロフト55度のアップライト設計


| モデル名 | プロギア R55 wedge |
|---|---|
| メーカー | プロギア |
| 公式ロフト角 | 55度(1種類) |
| 公式バウンス角 | 2.0度 |
| ソール形状 | 公式に名称なし/設計の説明は「アップライト設計」 |
| ライ角 | 67.5度(掲載8本で数字が大きい側) |
| クラブ長さ | 35インチ(メンズ)/34インチ(レディス)※PRGR測定法 |
| 総重量・バランス | 485g(D-9)/421g(C-9) |
| 素材・製法 | ステンレス(SUS630)/鋳造 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
先に正直に書いておくと、プロギア R55 wedge にはソール形状の公式名称がありません。
この記事の掲載条件は「ソール形状かヘッド設計について公式の説明があること」です。
なので本モデルは、ヘッド全体の設計説明で条件を満たす扱いにしました。
公式が挙げているのは「アップライト設計」という言葉で、ライ角67.5度という数字がそれに対応しているんです。
掲載8本のライ角は63度から67.5度まで開きがあり、プロギア R55 wedge はその上端。
- ライ角67.5度を公式が「アップライト設計」と説明
- ロフト55度は他社の54度・56度のあいだに当たる
- レディス仕様は34インチ・421gと別設定
- 公式に新しい溝の規則に適合と明記
弱点は、比べる材料が少ないところかもですね。
ソール形状に名前がないぶん、他のモデルのように「どういう考え方の形か」を読み取れません。
総重量485gという数字も、掲載モデルのなかでは重い側です。
公式にないものは「ない」と書きます。ソール形状の名称が見当たらないことを伏せて、他社と同じ土俵にあるように見せることはしません。判断材料が少ないという事実も、選ぶときの材料のひとつですね。
55度という半端な度数は、54度と56度で迷っている人にとっては候補に入りますね。
レディス仕様の長さと重さも公式に載っているので、家族で共有する場合の判断材料にもなりそうです。
クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-S:公式表示は「SAND WEDGE」


| モデル名 | クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-S |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ(クリーブランドゴルフ) |
| 公式ロフト角 | 58度(1種類) |
| 公式バウンス角 | 2度 |
| ソール形状 | THREE-TIERED SOLE DESIGN(ワイドな3層構造のソールデザイン) |
| 公式の用途表示 | SAND WEDGE |
| ライ角 | 64度 |
| クラブ長さ・重さ | 35.25インチ〈ダンロップ式〉/446g(D5) |
| フェースプログレッション | 6.5mm |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-S。
こちらは、バンカー用の1本を先に固定したい人に向いています。
というのも、公式が用途を「SAND WEDGE」と表示し、ロフトを58度に決め打ちしているモデルだからです。
ソール形状はクリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-G と同じ THREE-TIERED SOLE DESIGN で、公式は「大型ヘッドで寛容性向上」とも書いています。
フェースプログレッションは6.5mmと、掲載モデルのなかで数字が大きい側です。
- 公式が用途を「SAND WEDGE」と表示
- ロフト58度・バウンス角2度の1本だけ
- バランスD5は掲載モデルのなかで先端が重い側
- クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-G と同じソール形状で用途表示だけが違う
こちらも公式が特注不可としていて、シャフトや長さの変更はできません。
ロフトが58度だけなので、56度を探している人の候補にはなりにくいですね。
バランスD5という数字も、手持ちのアイアンと差が出る場合があるんです。
バンカーで何度も打ってしまうのがつらい人には、用途が公式に書かれているこの1本。
選ぶ項目がロフトもソールも固定されているので、注文の前に確かめるのはシャフトの硬さだけです。
掲載基準に合わずに外したモデル
基準を作った以上、外したモデルも実名で書くのが筋だと思っています。
ここに挙げるのは、製品の良し悪しではなくこの記事の条件に当たらなかったという話です。
| モデル | 外した理由 |
| ピン BunkR | 公式ロフトが64度の1種類。条件①の度数に当たらない(バウンス角14.5度・ライ角64.5度は公式に記載あり) |
|---|---|
| ピン ChipR | 公式ロフトが38.5度で条件①に当たらない |
| クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-C/TYPE-L | 公式ロフトが42度・64度で条件①に当たらない |
| プロギア R45 wedge/R35 wedge | 公式ロフトが45度・35度で条件①に当たらない |
| キャスコ ドルフィンフライングウェッジ DFW-225 | 3つの条件は満たすが、掲載を8本にしぼったため見送り |
| オノフ ウェッジ フロッグスリープⅡ/フロッグスランニング | 公式のスペック表から数値を読み取れず、条件②を公式で確認できなかった |
| フォーティーン FR-3 ウェッジ | ロフトとソールの説明はあるが、条件②のバウンス角の数値がページ内に見当たらない |
| タイトリスト/キャロウェイ/テーラーメイド/ミズノ/本間ゴルフ | 公式サイトのスペックをこの記事の側で機械的に読み取れなかった |
下の4行は、この記事の側でスペックを確認できなかったというだけの話です。
店頭のカタログや販売店なら、同じ数値を確認できる場合もあるかもしれません。
キャスコ ドルフィンフライングウェッジ DFW-225 については、公式ロフト55度・ライ角67度・ソール形状 QUAD SOLE X まで確認できています。
掲載を8本に区切った結果として外れただけなので、候補に入れて問題ないですよ。
中古のウェッジは買っていいのか?すり減った溝は適合のまま


中古を検討している方がつまずきやすいのは、溝(グルーブ)の規制ではないでしょうか。
ここは公式の原文をそのまま読んで、不安の置きどころを決めていきましょう。
溝がすり減った中古は規則でどう扱われるか
結論を先に書くと、使ってすり減った溝は適合のままなんです。
これは推測ではなく、ゴルフ規則の詳説(規則の条文に付いている、具体例つきの公式の解説)に書かれています。
通常の使用には、ゴルフバッグからのクラブの出し入れなどの行為と同様に、ストローク、練習ストローク、そして練習スイングを含む。通常の使用による摩滅が生じた場合、そのプレーヤーのクラブは適合と扱われ、そのクラブを引き続き使用することができる。
通常の使用による摩滅の例には次の場合を含む:
(中略)
•• クラブフェースの溝が摩滅する。
摩滅の例として、クラブフェースの溝が摩滅するが名指しで挙げられています。
つまり、普通に使って溝が浅くなった中古のウェッジは、それだけで不適合になるわけではありません。
用具規則(クラブやボールの形・性能を定めた決まり)に適合していたクラブは、使い込んでも適合クラブのまま扱われるという建て付けになっています。
この一文を知っているだけで、中古の棚を見る目がちょっと変わってくるはずです。
溝の規制が効くのは2010年以降のモデル
では「溝の規制」とは何を指しているのでしょうか。
出どころは、2010年1月1日に施行された用具規則の改定です。
ドライバーとパターを除くすべてのクラブに、新しい溝とパンチマークの仕様が定められました。2010年1月1日以降に発売された新しいモデルは、この仕様に合わせて作られたものなんです。
公式は、改定の中身と免除の範囲をひとまとめに書いています。
2010年1月1日に施行となり、用具規則はドライバーとパターを除くすべてのクラブについて新しい溝とパンチマークの仕様を規定するように改定されました。4年間という告知期間が与えられるまで、2010年より前に製造されたクラブはこうした仕様に適合することは求められません。
出典:公益財団法人日本ゴルフ協会「ゴルフ規則のオフィシャルガイド 2023年1月施行」ローカルルールひな型G-2「溝とパンチマークの仕様」目的
ここで免除されているのは、2010年より前に製造されたクラブだけです。
日本ゴルフ協会の新しい溝の規則の表でも、対象は2010年1月1日以降に発売されるすべての新しいモデル。
そして既存モデルのクラブは、引き続きゴルフ規則に適合として扱う、と書かれています。
その古いクラブまで締め出すための道具が、ローカルルールひな型G-2です。ひな型は自動で効くものではなく、委員会(競技やコースを運営する側)が採用したときにだけ適用されます。
しかも公式は、使いどころまで書き添えているんです。
このローカルルールは、高い技量を有するプレーヤーに限定された競技会(すなわち、プロフェッショナルやエリートアマチュアの競技会)にだけ使用することを推奨します。
出典:公益財団法人日本ゴルフ協会「ゴルフ規則のオフィシャルガイド 2023年1月施行」ローカルルールひな型G-2「溝とパンチマークの仕様」
プロやエリートアマチュアの競技会に限定して使うことを推奨する、と書かれています。
月1ラウンドの会社員が仲間内で回るとき、このひな型が採用されている場面はまず想定されていません。
- 2010年以降に発売されたモデル=新しい溝とパンチマークの仕様に合わせて作られている
- 2010年より前に製造されたクラブ=告知期間が来るまで適合として扱われる
- 委員会がローカルルールひな型G-2を採用した競技=現行の仕様に合わないクラブで打つと失格
- 持ち運ぶだけなら罰なし。ただし14本の制限にはカウント
4行目は規則4.1aに書かれている扱いで、不適合クラブを持ち運んだだけでは罰がないという内容なんです。
ただし、そのクラブも1ラウンド14本の制限にはカウントされる扱い。
適合クラブ(用具規則の条件を満たしているクラブ)という考え方そのものは、スライスしないドライバーはあるのかでもドライバーの適合リストを例に扱っています。
委員会が採用するかどうかで扱いが変わる点は、ゴルフの距離計はアプリで足りるのかの距離計の話と同じなんです。
なお、規則に合っているかどうかを調べたい方向けに、公式は用具データベースの場所も案内しています。
用具データベースは、規則に合っているかを確認できる公式の一覧のことです。
2024年から一般アマも対象という説明は公式と一致しない
ネット上には「2024年1月1日から一般のアマチュアにも溝の規制が適用される」という説明が残っています。
ところが、日本ゴルフ協会が2024年1月16日に出したお知らせはその内容と一致しません。
お知らせによれば、R&Aは古いクラブの取り扱いを引き続き検討している段階なんです。
そして「どのような決定がある場合でも、その施行については少なくとも4年間の猶予期間が与えられます」と書かれています。
いま中古を買っても、明日から使えなくなることはありません。決定そのものがまだ出ておらず、出たとしても少なくとも4年間の猶予が示されているからなんです。出典は日本ゴルフ協会のお知らせ(2024年1月16日)。
混乱のもとになっているのは、2009年に出た古い解説ページの数字かもしれません。
その日本ゴルフ協会「新しい溝の規則」には、溝の縁の鋭さの制限がロフト角25度以上のクラブに適用されると書かれています。
競技の条件として導入された時期も、そこに書かれていました。
トッププロは2010年1月1日から、トップアマとその他のプロ競技は2014年1月1日から。
この2つの年は競技の条件として導入された年です。一般のプレーヤー全員に適用された年ではありません。
孫引きされるうちに、話がすり替わっていったと考えられますね。
溝を削り直すと話が変わる
ここまでの話には、はっきりした線が1本あります。
使って減るのと、自分で手を入れるのは別という線です。
規則4.1a(1)は、クラブのプレー特性が何らかの方法で変えられたときに、その時点で用具規則への適合が問われると定めています。
つまり、溝に手を加えたクラブは「通常の使用による摩滅」の枠から外れる、ということです。
この記事では、溝を削り直す方法を書きません。規則の建て付けとして「手を加えた時点で適合が問われる」という事実だけを示しました。中古を買ったあとに手を入れる前提で考えないほうが、話はシンプルに済みますよ。
買うときに見るべきは、溝を復活させられるかどうかではありません。
いまの状態のまま、どれだけ使えそうかというところです。
中古で見るのは規則より摩耗と保証
規則の心配が片づいたら、残るのは現物の状態と保証の2つだけ。
メーカーの正規保証が付くかどうかは、販売店の商品ページの表示しだい。
- フェースの溝の残り具合(写真だけで判断しない)
- ロフト角とライ角の表記(刻印と商品ページの一致)
- メーカー正規保証の対象かどうか
- 販売店独自の保証の有無と条件
この4つは、新品を買うときには出てこない確認項目なんですよね。
裏を返せば、ここさえ押さえれば中古も候補に入れられるということ。
1本目を中古で試して、合いそうなら同じ度数を新品で買い直す進め方もありますね。
規則を理由に中古をあきらめる必要は、少なくともいまの時点ではないんです。
初心者がウェッジを買う前に確認する順番


店頭でも思い出せるように、ここまでの内容を5つの手順にしました。
上から順にたどれば、途中で迷っても戻る場所が分かるはずです。
ウェッジを買う前の5ステップ
アイアンセットの型番をメモして、メーカー公式でピッチングウェッジのロフト角を確認してみてください。
公式が用途を書いているモデルなら、迷いが大きい場面から先に固定できますよ。
1と2の度数差を見て、3本目を足すか保留にするかを決めましょう。
その度数が公式ラインアップにあるモデルだけを残し、バウンス角とソール形状で見比べてみてください。
規則の面では溝がすり減っていても適合のままなので、確かめるのは残り具合と保証の条件ですね。
手持ちの1本の度数をメーカー公式で調べる
最初にやることは、アイアンセットの型番を控えるだけです。
型番が分かればメーカー公式のスペック表にたどり着けて、ピッチングウェッジのロフト角も載っています。
ヘッドの刻印だけでは度数が分からないセットもあるので、公式で確かめるほうが早いです。
ここが基準点。この数字が出ないまま先に進むと、あとの4ステップがすべて仮の話になってしまうんですよね。公式ページを開くだけなので、通勤の合間でも終わるはずです。
バンカー用の1本を決める
次に、砂の上で使う1本の度数を決めます。
ここを固定点にすると、残りの選択肢が一気に減るためです。
- クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-S:公式表示「SAND WEDGE」・ロフト58度
- クリーブランドゴルフ スマートソール FULL-FACE TYPE-G:公式表示「GAP WEDGE」・ロフト50度
用途が公式に書かれていれば、売り場で聞き回る手間も減らせると思います。
私がバンカーで意識しているのは、ボールに当てにいって手で押し出さないこと。
グリップエンドを引っ張るようにクラブを動かしています。
テークバックでクラブを胸の正面に保ち、縦にコックを入れたところからグリップエンドを引くと、ヘッドが落ちて小さな「Uの字」で抜けていく感覚なんです。
距離は振り幅を小さくして合わせず、引っ張る強さか番手で変えています。
引っ張り方は同じまま、58度・52度・ピッチングウェッジと持ち替えるイメージです。
あいだを埋めるかを決める
3つ目は、2本で止めるか3本にするかの判断です。
見るのは度数の差だけで、他の条件はいったん置いておきます。
| 状態 | 次の一手 |
| 差が小さい | 2本で止める。使ってから考え直せばよい |
|---|---|
| 差が大きい | あいだの度数を1つ決めて、3本目の候補を探す |
迷ったら2本で止めるのが、出費としても軽い判断です。
度数が決まってからモデルを絞る
ここでやっとモデル名の出番です。
決めた度数が公式ラインアップにあるモデルだけを残し、バウンス角とソール形状の記載を見比べましょう。
この記事の8本の一覧は、その絞り込みに使える形で並べてあります。
道具で減らせるミスと、練習で直すミスは別物です。どこまでを道具に任せるかで迷っている人は、ゴルフレッスンに通うべきかで判断材料を整理しています。
度数が決まっていれば、候補は2〜3本まで落とせるはずです。
新品か中古かを最後に決める
最後の分かれ道が、新品か中古かです。
規則の面では使ってすり減った溝も適合のままなので、判断材料は摩耗の程度と保証の条件ですね。
グリーン周りの打数そのものを減らしたい方は、パター側の見直しから入る手もありますよ。
そちらはパターが入らないのは自分のせいかに数字を並べてあります。
手持ちの度数を調べる → バンカー用を固定 → あいだを埋めるか判断 → 度数でモデルを絞る → 新品か中古かを決める。
この並びさえ覚えていれば、売り場で迷子にならずに済むはずです。
使わなくなったウェッジは、査定額を聞いてから決める
度数をそろえ直すと、今まで入れていたウェッジが1本余ることも。
1本だけなら、アイアンを買い替えるときに一緒に手放すと手間が1回で済みます。
行き先の考え方は、バッグから出したクラブには3つの行き先があるにまとめました。
まとめて売るなら、自宅へ査定に来てもらう出張買取という形もあります。
ゴルフ用品の出張買取ウリエルは、公式に「無料査定のみのご依頼も可能です」と書いていて、断ったときのキャンセル料もかからないそうです。
ただ、このリンク先から申し込めるのは関東・東海・関西と岡山の17府県で、岐阜は5つの市に限られます。
Webの査定フォームに書く内容の例は、売るなら、出張買取という形もあるに置いたので、書き換えて使ってみてください。
次のリンクは広告で、公式サイトにつながります。
ゴルフ用品の出張買取ウリエルの査定フォームで、自分の地域が選べるか確かめる初心者のウェッジ選びでよくある質問


ここからは、ウェッジを買う前に出てくる質問をまとめました。
初心者向けと書かれたウェッジは何が違うのですか?
「初心者向け」に共通の定義はなく、書き手ごとに中身が変わるんです。この記事では公式にロフト・バウンス角・ソール形状の記載があるかどうかで線を引きました。判定の中身はこの記事が初心者向けと呼ぶ3つの条件のとおりです。
最初の1本は何度を選べばいいですか?
共通の正解はありません。手持ちのピッチングウェッジの度数を基準に、バンカーで使う1本から先に決める順番がおすすめです。手順はバンカー用の1本を先に固定する理由にまとめていますね。
60度のウェッジは初心者にも必要ですか?
必要かどうかは持っているクラブの並びで変わってきます。掲載8本のうち60度以上を用意しているのはキャスコの2シリーズだけで、そもそも設定のないモデルも少なくないんです。公式ラインアップの実数は度数の帯には出典がなくメーカーごとに違うで確認できますよ。
バンカー用はバウンス角が大きいほうがいいのですか?
何度以上が大きいのかを定めた出典は見つかりませんでした。しかもバウンス角は計測方法がメーカーごとに違うため、数字を横に並べても判断はできないんです。理由はバウンス角は各社で計測方法が違うに公式の注記つきで書いています。
メーカーの違うウェッジを混ぜても問題ありませんか?
1ラウンドに持てるクラブが14本までという制限のほかに、メーカーをそろえる決まりは見当たりません。見るとしたら、ライ角や長さの並びかもですね。数字の読み方はネック形状とライ角・長さの見方にまとめてあります。
セミグースネックとストレートネックはどちらを選べばいいですか?
どちらが優れているという公式の説明はありません。キャスコはセミグースネックのドルフィンウェッジ DW-125G と、ストレートネックのドルフィンウェッジ DW-123 を別モデルとして用意しているんです。形の違いが数字でどう表れるかはネック形状とライ角・長さの見方を見てみてください。
溝がすり減った中古のウェッジは規則違反になりますか?
なりません。ゴルフ規則の詳説に「通常の使用による摩滅」の例として、クラブフェースの溝が摩滅することが挙げられているんです。原文は溝がすり減った中古は規則でどう扱われるかに引用しました。
新溝ルール適合モデルと書かれているのはどういう意味ですか?
2010年1月1日に施行された溝とパンチマークの仕様に合わせて作られている、というメーカー側の表示なんです。この仕様は2010年1月1日以降に発売されたモデルへ用具規則として適用され、適合を求められないのは2010年より前に製造されたクラブだけ。その古いクラブを締め出すのが委員会の採用するローカルルールひな型G-2で、詳しくは溝の規制が効くのは2010年以降のモデルで説明しました。
チッパーやバンカー専用のクラブは初心者にもおすすめですか?
用途がしぼられているぶん、最初の1〜2本という枠には当てはまりにくいんです。ピン ChipR は公式ロフト38.5度、ピン BunkR は64度で、どちらもこの記事の条件からは外れました。外した理由は掲載基準に合わずに外したモデルに書いています。
ウェッジのシャフトはアイアンと同じ重さでいいですか?
同じにしたほうがよいという根拠は公式にも公的な資料にも見当たりませんでした。判断材料になるのは、手持ちのアイアンがスチールかカーボンかという並びなんです。公式の数字はシャフトの重さは手持ちのアイアンとの並びで見るに一覧で置いています。
まとめ:初心者におすすめのウェッジは本数と度数から選ぼう


ウェッジ選びは、本数 → 度数 → モデル → 新品か中古かの順に決めると絞れます。
度数が決まらないうちはモデルを比べる軸が作れないので、出発点は手持ちのピッチングウェッジのほうですね。
迷ったら、公式ロフトが9種類あるキャスコ ドルフィンウェッジ DW-125Gから見比べるのがおすすめです。
- 決める順番は本数 → 度数 → モデル → 新品か中古か(買う前に確認する順番)
- バウンス角は各社で計測方法が違い横比較できない(計測方法の違い)
- 溝の規制は2010年以降のモデルに適用され、古いクラブは委員会の採用したローカルルール次第(溝の規制の建て付け)
- 迷ったら、公式ロフトが9種類あるキャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G
候補を決めないまま「おすすめ○選」を読み続けても、手持ちのクラブとの並びは見えてこないんですよね。
先に度数を1つ決めておけば、あとは公式のスペック表を2つ見比べるだけで済むはずです。



まずは自分のピッチングウェッジの度数だけ調べてみよう。
公式のロフト角とバウンス角の2つだけなら、通勤の合間でも見比べられます。
そのうえで、中古を選ぶ場合も、使ってすり減った溝は適合のままだと確認できましたね。
あとから2本目・3本目を足していく前提なら、ロフトが9種類そろったシリーズから入るのが組み立てやすいと思います。
気になる方は、ぜひ自分の度数が選べる出品かどうかを確かめてみてください。

