コタロウバッグに14本あるけど、毎回抜くのって半分くらいなんだよな…。
100切りのクラブセッティングは、14本の枠をどう配るかで決まってきます。
結論から言うと、ゴルフ規則が本数について決めているのは14本という上限だけです。
どの番手を何本入れるかも、何本でスタートするかも、条文にはありません。
つまり、中身は自分で決められるんです。
- 規則が決めているのは14本という上限だけ=本数の下限もクラブの種類も定めなし(規則の条文)
- 本数の主張は5本から12本まで割れていて元になる資料なし=どれも発信者の見解(何本が正解とされているのか)
- 最初の手順は固定する枠と入れ替える枠に分けること=本数はその結果(14本の枠に書き出す)
- 空いた枠に何を入れるかは枠ごとの決め方から=ウッドもアイアンもウェッジも同じ手順(枠ごとの決め方)
- 14本を超えると罰がありストロークプレーで1ラウンドに受ける罰打の上限は4打=気づいた時点での手続きも条文どおり(罰と申告の線引き)
本数を決めないまま次のラウンドへ行くと、出番のないクラブをこの先も運び続けることになっちゃいます。
減らしていいのか迷うのは、どこからが決まりでどこからが自由なのかが見えていないからかもしれません。
規則の条文を押さえておくと、14本の枠を配る順番も決めやすくなります。
4つの質問から、いま取り組むテーマを1つに。次の練習でやることと、練習メモを作ります。
回答をもとに練習の優先順位を整理するツールです。スイングの原因やスコア改善を保証するものではありません。練習内容はゴルハックの提案例です。
結論:100切りのクラブセッティングは14本の枠を自分で配る


先に決めるのは、入れるクラブの名前ではなく、14本という枠の配り方のほうなんです。
押さえるのは、本数の上限と枠の分け方です。
規則が決めているのは上限だけで、中身は自分で決める
ゴルフ規則が本数について定めているのは、14本を超えてはいけないという上限の1つだけです。
スタートの時点でも、ラウンド(18ホールを回ること)の途中でも、この数え方は変わりません。
では、どの番手を何本入れるかという番手構成(どの番号のクラブを何本入れるかの組み合わせ)はどうでしょうか。
番手構成を定めた条文はありません。14本ぴったりに揃える義務もなく、13本でも10本でもスタートできます。
つまり「この14本が答え」という形は、規則の側からは出てこないんですよね。
100切りのクラブセッティングでどのクラブを入れるかは、条文ではなく自分の手元の事情で決まってきます。
決める順番は3つに分けられる
そこで数える・分ける・考えるの3つに、作業を切り分けておきましょう。
キャディバッグ(クラブを入れて運ぶバッグ)から全部出して、本数を声に出して数える段階です。
前回までのラウンドで抜いた回数を思い出しながら、2つの枠へ振り分けていきます。
固定した枠はそのまま置き、空いた枠と入れ替える枠だけに絞って考えましょう。
この順番なら、バッグを開ける前に決まることと、開けてから決まることが自然に分かれます。
数える作業だけなら、次のラウンドの前夜でも10分あれば終わるはずです。
枠は先に固定するものと入れ替えるものに分かれる
14本の枠は、性格の違う2つに分かれます。
片方は毎回のように抜いている枠で、もう片方は入れ替えの候補になる枠です。
- 先に固定する枠=どのホールでも抜いていて、同じ場面で代わりになるクラブがない
- 入れ替える枠=同じ場面で抜けるクラブが他にもある、または前回のラウンドで一度も抜かなかった
この分け方にしておくと、他人の14本を写さずに済みます。
知恵袋には「シミュレーションしたらパター込みで7本しか使っていなかった」という投稿もあるんです。
14本すべてを抜いている人ばかりではないみたいですね。
100切りのクラブセッティングは何本が正解とされているのか


検索して出てくる本数って、書いている人によって大きく違うんですよね。
誰が何本と説明しているのかを、先に並べてみましょう。
5本から12本まで、言っていることが割れている
100切りのクラブセッティングの記事を読み比べると、推している本数はけっこうばらついていました。
これから並べる数字は、この記事の答えではありません。
| 発信者 | 本数 | 内訳 | 元になる資料 |
| みんなのゴルフダイジェスト(監修:兼濱開人) | 5本 | 5番ウッド・7番アイアン・ピッチングウェッジ・サンドウェッジ・パター | 提示なし |
|---|---|---|---|
| ステップゴルフ | 10〜11本 | 番手の方向性のみ(本数の内訳は提示なし) | 提示なし |
| ゴルフサプリ(宮川岳也) | 12本 | ドライバー1・ユーティリティ5・アイアン3・ウェッジ2・パター1 | 提示なし |
| GolfEdge 編集部 | 11本 | 3つのパターン(12本・11本・12本)のうち11本の型を推奨 | 規則4.1bの条番号のみ |
| SMART GOLF(監修:舘祐樹) | 明言なし | 重量フローとウェッジのロフト角のピッチの整え方が中心 | 提示なし |
| Yahoo!知恵袋の回答 | 12本 | 競技志向でなければ14本は不要 | 提示なし |
少ないほうの主張は5本、多いほうは12本で、その間に10〜11本が並びます。
同じ100切りという目標に向かって、倍以上の開きがあるんです。
どの本数にも一次情報がない
数字の次に気になったのが、書いている人の立場。
内訳は、練習場やスクールを運営している事業者、ゴルフのメディア、そして知恵袋の回答者でした。
どれもその人の経験にもとづく見解で、調査や公的な資料が添えられてはいません。
数字の出どころが示されていないと、比べようがないと思います。5本と12本のどちらが自分に合うかは、元の資料がない以上、読み比べだけでは決まりません。
ゴルフ規則の条番号に触れていたのは、6つのうちGolfEdge 編集部の1本だけでした。
ただし、その記事も条文そのものは引かれていません。
ティーチングプロ(指導を仕事にしているプロゴルファー)が書いている記事も同じです。
経験から導いた数字という位置づけ。
14本を使い切れていないのは自分だけではない
減らしたいと思っているのが自分だけなのか、気になる方もいるかもしれません。
知恵袋には、自分のラウンドをシミュレーションしてみたらパター込みで7本しか使っていなかったという投稿があります。
同じ質問には「14本中11本くらい」「13本持って10〜12本使用」という回答も並んでいました。



14本入れてるけど、正直そんなに抜いてないかも…。
別の回答者は、競技志向でなければ14本は要らず12本で十分だと書いています。
投稿者と回答者の話なので、そのまま自分に当てはめなくて大丈夫です。
それでも使い切れていないという感覚は、そこまで珍しいものではなさそうですね。
実際に7本まで減らすときの組み方と困る場面は、ゴルフクラブは7本で十分かを扱った記事にまとめました。
だから本数から決めない:枠から決める
割れている数字の中から1つを選んでも、根拠は他人の見解のままなんですよね。
そこでこの記事では、本数を結果として出てくる数として扱っていきます。
- 先に決めるのは枠の性格=固定する枠か、入れ替える枠か
- 本数は後から決まる=枠を配り終えた時点で数えれば出る
14本ぴったりでも12本でも、そこに至った理由を自分の言葉で言えれば十分だと思います。
その前提になるのが、次の章で引く規則の条文です。
100切りのクラブセッティングと規則:決まりは14本の上限だけ


この章で扱うのは、規則がはっきり書いている部分だけです。
引く条文は、日本ゴルフ協会が公開している日本語版からそのまま持ってきます。
規則4.1b(1)が決めているのは本数の上限
本数の決まりは、規則4.1b(1)(ゴルフ規則のうち14本の制限を定めた条文)に書いてあります。
見出しは「14本のクラブの制限;ラウンド中のクラブの共有、追加または取り替え」です。
本数の部分は短く、してはいけないことが2つ並んでいます。
(1) 14本のクラブの制限。プレーヤーは次のことをしてはならない:
•• 14本を超えるクラブを持ってラウンドをスタートすること。
•• ラウンド中に14本を超えるクラブを持つこと。
1つ目がスタートの時点、2つ目がラウンド中で、どちらも上限は14本でした。
逆に「14本そろえなければならない」という文も、下限を定めた文も見当たりません。
14本に数えるのはどこまでか
次に気になるのは、どこまでを14本に数えるのかという線引きですよね。
折れてしまったクラブや、まだ組み立てていないヘッドだけの部品はどう扱うのかという話です。
条文には、数えるものと数えないものが続けて書かれています。
この制限はそのプレーヤーによって、またはそのプレーヤーのために持ち運ばれているすべてのクラブを含む。しかし、ラウンドのスタートの時にプレーヤーによって、またはプレーヤーのために持ち運ばれている壊れてバラバラになったクラブの一部や組み立てていないクラブの部品(クラブヘッド、シャフト、グリップなど)を含まない。
数えないと書かれているのは、ラウンドのスタートの時に持ち運ばれていた、壊れてバラバラになった一部や組み立てていない部品の場合です。
詳説には、キャディー(プレーヤーのクラブを運び、助言をする人)や運搬を頼んだ人が持つ分も数えると書かれていました(詳説4.1b(1)/1・85ページ)。
不適合クラブ(用具規則の条件を満たしていないクラブ)も、打たなければ罰はありません。
ただし、14本にはカウントされます。
規則が決めていないこと:どのクラブを入れるか
ここまでを裏返すと、この条文が触れていない部分がはっきりしてきますね。
種類も配分も書かれていないんです。
ウェッジを3本入れてもユーティリティを4本入れても、決まりには触れません。
決まっていることと、決まっていないことを表で分けておきますね。
| 項目 | 規則4.1b(1)の扱い |
| 持てる本数の上限 | 14本まで |
|---|---|
| 本数の下限 | 定めなし |
| 入れるクラブの種類 | 定めなし |
| 番手ごとの本数の配分 | 定めなし |
| 14本より少なくスタートした場合 | ラウンド中に14本まで追加できる |
右の列に「定めなし」が並んでいるところが、読者が自分で決める場所。
10本でスタートしても、ロングアイアンを抜いたままにしても、この条文には触れないんです。
ただし、クラブそのものの条件は規則4.1aが別に定めています。
何を入れてもよいという意味ではない点だけ、押さえておきましょう。
同伴者とクラブを貸し借りすることはできない
本数を減らしたあと、足りない場面で同伴者に1本借りればいい、と考える方もいますよね。
ところが規則4.1b(2)は「クラブの共有の禁止」という見出しで、これを認めていないんです。
プレーヤーのクラブは、スタートした時点で持っていたものと、認められて追加されたものに限られます。
例外はごく限られた場面だけです。パートナーのいるプレー形式で、2人の持っているクラブが14本を超えない場合に限り、規則22.5と規則23.7が共有を認めています。
会社員ゴルファーがふだん回る形では、借りるという選択肢は外して考えておくほうが無難です。
ただし詳説には、この禁止がスコアにカウントするストロークにだけ適用されると書かれています。
練習スイングや練習パットは対象外です(詳説4.1b(2)/2・85ページ)。
減らすかどうかは、自分の14本の中だけで判断しておきましょう。
クラブが14本を超えたらどうなるのか:罰と申告の線引き


数えないままスタートして15本になっていたら何が起きるのかも、条文にはっきり書かれています。
押さえておきたいのは、罰の重さと、気づいたあとの手続きです。
ストロークプレーでは1ホールにつき2罰打
先に知っておきたいのは、打数の合計で競うストロークプレーの扱いです。
本数を超えたときの扱いは「規則4.1b違反の罰」という項目に、プレー形式ごとにまとめてあります。
ストロークプレーについて書かれているのは、次の一文です。
ストロークプレーの罰―2罰打(最大4罰打):プレーヤーは違反が起きた各ホールに対し一般の罰(2罰打)を受けるが1ラウンドでは最大4罰打となる(違反が起きた最初の2ホールにそれぞれ2罰打を追加する)。
違反が起きたホールごとに、一般の罰(ストロークプレーでは2罰打)がつきます。
ただし積み上がるのは最初の2ホールぶんまでで、1ラウンドで受ける罰打の上限は4打です。
ホールごとの勝ち負けで競うマッチプレーだと、罰の形そのものが変わってきます。
条文には、マッチプレーの罰はマッチのスコアを修正する調整であって、ホールの負けの罰とは同じではないと書かれていました。
| 項目 | ストロークプレー | マッチプレー |
| 違反が起きたホール | 一般の罰がつく | ホールを差し引く |
|---|---|---|
| 1ラウンドの上限 | 罰打の上限は4打 | 差し引きは2ホールが上限 |
| 罰を適用する時点 | 違反に気づいた時点で決まる | 違反に気づいた時点で決まる |
罰は気づいた時点で決まる
条文は「罰はプレーヤーが違反に気づいた時点に基づいて適用する」と書き出されていました。
つまりスタート地点にさかのぼるのではなく、気づいたタイミングが基準です。
ホールのプレー中に気づいた場合、罰の適用はそのホールを終えたとき。ホールとホールの間で気づいた場合は、次のホールではなく終了したばかりのホールに適用すると書かれています。
後半で気づいたとしても、前半のホールにさかのぼって足されるわけではありません。
気づいた後は、次のストロークを行う前にそのクラブをプレーから除外する決まりです。
この手続きを取らずにそのクラブで打ってしまった場合は、規則4.1c(1)に基づいて失格になると書かれています。
申告すれば大丈夫という声には条件がある
知恵袋には「本数オーバーでも、使わないと同伴者に申告しておけば大丈夫」という回答がベストアンサーに選ばれていました。
この理解に近い条文は確かにあり、それが規則4.1c(2)です。
ただし原文を読むと、成り立つ条件がはっきり書かれています。
(2) ラウンド前。プレーヤーがラウンドをスタートする直前に14本を超えるクラブを誤って持っていることに気づいた場合、そのプレーヤーはその超過クラブを置いていく努力をするべきである。
しかし、罰なしの選択肢として:
•• ラウンドをスタートする前に、プレーヤーは(1)の手続きによりそのような超過クラブをプレーから除外することができる。
•• その除外した超過クラブをそのラウンド中にプレーヤーは所持することができ(しかし、使用してはならない)、それらのクラブは14本の制限についてはカウントしない。
プレーヤーが故意に14本を超えるクラブを最初のティーイングエリアに持ってきて、その超過クラブを置いていかずにそのラウンドをスタートした場合、この選択肢は認められず、規則4.1b(1)が適用となる。
罰なしで済むのはラウンドをスタートする直前に、誤って気づいた場合に限られています。
しかも、置いていく努力をしたうえでの話。
さらにプレーから除外する(そのラウンドではもう使わないと決めて同伴者に告げる手続き)ところまでが必要でした。
スタート後に気づいた場合は、次のストロークを行う前に除外しなければならない、と規則4.1b(1)に書かれているんですよね。
故意に持ってきた場合は、この選択肢が認められません。15本と分かったうえでティーイングエリア(各ホールの1打目を打つ区画)へ持ち込み、置いていかずにスタートすれば、規則4.1b(1)がそのまま適用されるんです。
知恵袋の回答が間違いというより、条件の部分が抜け落ちた形で広まっているのかもしれません。
14本より少なく出れば、ラウンド中に足せる
減らして出ると、途中で足りなくなったときに困るんじゃないか、という不安も出てきますよね。
この点については、追加を認める一文が条文の中に置かれていました。
プレーヤーが14本より少ないクラブを持ってスタートした場合、そのプレーヤーは14本のクラブの制限までラウンド中にクラブを追加することができる(そうするときの制限についての規則4.1b(4)参照)。
条件は14本より少ないクラブを持ってスタートした場合で、14本で出た人は対象外です。
追加のしかたにも規則4.1b(4)で制限があって、不当にプレーを遅らせることは認められていません。
コースでプレー中のほかのプレーヤーが持っているクラブを、追加したり借りたりすることもできないと書かれています。
なくしたクラブと壊れたクラブでは扱いが違う
先に紛失のほうを見ると、規則4.1b(3)は紛失したクラブの取り替えの禁止という見出しなんです。
14本でスタートした後、あるいは14本まで追加した後にクラブを紛失した場合。
別のクラブに取り替えてはならない、と定められています。
(2) ラウンド中に損傷したクラブの使用、修理、交換。適合クラブがラウンド中や規則5.7aに基づくプレーの中断中に損傷した場合、クラブを乱暴に扱った場合を除き、プレーヤーはそのクラブを修理するか、他のクラブに取り替えることができる。
損傷のほうは規則4.1a(2)にあり、修理か取り替えかを選べると書かれています。
ただしクラブを乱暴に扱った場合を除きという条件が付いている点は見落とせません。
取り替える場合は、他のストロークを行う前に損傷したクラブをプレーから除外する手続きも必要だと書かれています。
100切りのクラブセッティングを14本の枠に書き出す


ここからは、手元のキャディバッグを枠の形に置き換えていきましょう。
数える、分ける、書き出すの3つを、この章で終わらせましょう。
まず、いま何本入っているかを数える
自分のバッグが何本入りなのか、すぐに答えられる人って意外と多くないんですよね。
買い足したドライバーやウェッジが、古い1本と入れ替わらずに残っている場合もあります。
数えるときに落としやすいのは、自分で持っていない1本かもですね。
- キャディバッグから全部出す=ポケットに挿したままの1本を見落とさない
- 持ち運びを頼んだ分も数える=キャディーや同行者に預けた分も14本に入る
- 打たない1本も数える=不適合クラブも14本の制限にはカウントされる
詳説には、10本で始めた人がその組に同行して歩く別の人に、自分のバッグに加えるつもりの8本を持ち運ぶよう頼んだ例が挙げられています(詳説4.1b(1)/1・85ページ)。
この場合、そのプレーヤーは14本を超えるクラブを持ってスタートしたとみなされました。
固定する枠と入れ替える枠に分ける基準
本数が出たら、次は1本ずつをどちらの枠に置くかを決めていきましょう。
基準にするのは前回までのラウンドで抜いた回数と、同じ場面で代わりになるクラブがあるかどうかです。
4つの見分け方を並べておくので、手元の1本を当てはめてみてください。
| 見分け方 | どちらの枠か |
| 前回までのラウンドで、どのホールでも抜いていた | 先に固定する枠 |
|---|---|
| 同じ場面で代わりに抜けるクラブがバッグにない | 先に固定する枠 |
| 同じ場面で抜けるクラブが他にもある | 入れ替える枠 |
| 前回のラウンドで一度も抜かなかった | 入れ替える枠 |
ここであえて、どのクラブが固定枠になるかは書いていません。
抜いている回数は、ラウンドするコースや持ち球によって変わるもの。
だから、固定する枠が何本になるかも人によって違います。
14本の枠に自分のクラブを書き出す
そこで、枠を14行に並べた表を用意しました。
上から順に埋めていきましょう。
| 枠 | 自分のクラブ | 区分 | 抜いた回数 |
| 1 | |||
|---|---|---|---|
| 2 | |||
| 3 | |||
| 4 | |||
| 5 | |||
| 6 | |||
| 7 | |||
| 8 | |||
| 9 | |||
| 10 | |||
| 11 | |||
| 12 | |||
| 13 | |||
| 14 |
枠1から順に、いまバッグに入っているクラブの名前をそのまま書いていきます。
区分の列には、ひとつ前の表の見分け方で「固定」か「入れ替え」かを入れましょう。
書き終えたときに空欄が残れば、そこが空いている枠です。
逆に15本目が出てきたら、それが超過分にあたります。
手持ちの1本が何なのかは公式で調べられる
書き出そうとして、その1本が何番なのか分からなくなることもありますよね。
中古で買ったセットや、譲ってもらったクラブだとなおさら。
刻印(クラブヘッドに入っている番手やロフト角の表示)しか手がかりがありません。
その場合は、刻印とシリーズ名からメーカー公式をたどるのが早道です。
- ヘッドの刻印を読む=番手やロフト角の数字が入っていることが多い
- シャフトのラベルを見る=銘柄とフレックスの表示が残っている場合がある
- メーカー公式のページで照合する=シリーズ名から仕様表にたどり着ける
同じ手順は、差してあるシャフトを調べるときにも使えます。
アイアンシャフトの選び方はメーカー公式の目安から調べられるという切り口で、別の記事にまとめました。
ここでは枠を埋めるところまでが目的なので、仕様の細かい読み方には立ち入りません。
前回のラウンドで一度も抜かなかったクラブを探す
残るのは、抜いた回数の列です。
思い出せる範囲でかまわないので、0回だった1本に印を付けてみてください。



書き出してみたら、3本も0回のままだった…。
知恵袋のベストアンサーでは、抜くなら3番ウッド・4番ユーティリティ・5番アイアンのうち、苦手なクラブの筆頭からという回答が付いていました。
これも回答者の見解であって、規則やメーカーの資料にもとづくものではありません。
それでも0回の1本から見直すという順番なら、手元の記録だけで判断できるんです。
100切りのクラブセッティングの枠ごとの決め方


空いた枠と入れ替える枠に何を入れるかは、場面ごとに分けると考えやすくなります。
ここで決めるのは何本にするかまでで、中身の細かい選び方はそれぞれの記事にまとめています。
ティーショットの枠:何本ぶん使うか
ドライバーと3番ウッドを両方入れていても、実際に抜いているのは片方、ということもありますよね。
同じ場面で候補が2本あるなら、片方は入れ替える枠に回せるかもしれません。
枠は場面の数で数えると整理しやすくなります。1打目、2打目以降の長い距離、グリーン周り、パッティンググリーンの上、という順に何本ぶん使っているかを数えていくイメージです。
なおSMART GOLFのコラム(監修:舘祐樹氏・PGAティーチングプロ)は、重量フローを整えることを勧めています。
重量フローは、長いクラブほど軽く、短いクラブほど重くなるように並べる考え方です。
ウェッジのロフト角のピッチ(ピッチングウェッジからサンドウェッジまでの角度の間隔)をそろえる話も、同じ記事の中で説明されていました。
正直、どちらも元になる資料は示されていないんです。
なので、この記事ではそういう見方もあるというところまでにしておきますね。
ウッドとユーティリティの枠:同じ度数でも中身が違う
入れ替える枠の候補として、まず挙がるのがこの2つかもしれません。
ユーティリティ(ウッドとアイアンの中間の形をしたクラブ)とフェアウェイウッドは、同じ度数でも長さが違うモデルがあります。
ロフト角(フェースの傾きの角度)が同じでも、別のクラブとして扱ったほうが、枠の整理はしやすいと思うんです。
- 枠が重なっていないか=同じ場面で両方を抜いた記憶があるか
- どちらを0回にしたか=前回のラウンドで抜かなかったほうが入れ替えの候補
どちらを残すかで迷った場合は、9番ウッドとユーティリティは同じ度数でも長さが違うという記事をのぞいてみてください。
公式の数字を並べて比べています。
空いた枠にショートウッドを入れるという選び方
ロングアイアンを外すと、そこに1つぶんの空き枠ができます。
空いた枠にユーティリティやショートウッド(7番・9番などロフト角の大きいフェアウェイウッド)を入れる。
この説明は、複数の記事に共通していました。
ただしこれも、出典が添えられた話ではありません。
枠を空けてから考える順番は変えないでおきましょう。先に入れたいクラブを決めてしまうと、抜く1本が決まらないまま15本目が増えてしまうんですよね。
候補を具体的に見たい方は、9番ウッドは公式のロフト角がモデルで散らばるという切り口でまとめた記事もどうぞ。
アイアンの枠:何本のセットにするか
アイアンは、番手の範囲がそのまま本数になる場所です。
5番から入れるのか、6番や7番から始めるのかで、使う枠の数が1本ずつ変わります。
- 上の番手をどこから入れるか=抜いた回数が0のままなら入れ替えの候補
- 下の番手をどこまで入れるか=ウェッジの枠と重なっていないかを見る
- 1本ずつ買えるシリーズかどうか=セット売りだけなら入れ替えの単位が大きくなる
入れ替えの単位が気になる方には、やさしいアイアンは番手を1本ずつ選べるモデルもあるという視点で並べた記事が参考になると思います。
ウェッジの枠:何本にするか
ウェッジって、買い足しで増えやすい場所でもあるんですよね。
ピッチングウェッジ/サンドウェッジ(アイアンより短い距離を打つクラブで、サンドウェッジはバンカーからも使う)の2本で足りる、という説明も複数の記事に出てきました。
こちらも発信者の見解なので、2本が正解という話ではありません。
- 抜いた回数が0の1本があるか=3本入れていても使っていない枠かもしれない
- アイアンの下の番手と重なっていないか=同じ場面で抜く候補が並んでいないか
何本にするかを決めたあとの度数の決め方は、初心者向けウェッジは本数と度数から決める順番があるという記事で扱っています。
枠を増やす前に、振り幅で埋められないかを確かめる
ピッチングウェッジの下が空いている気がする、という感覚もあるかもしれません。
アイアンをストロングロフト(同じ番手でもロフト角を立てて設計すること)で組んでいる場合に、そう感じやすいとのこと。
SMART GOLFのコラムで説明されている話です。
ただ、そこで枠を1つ足す前に、いま持っている本数で埋められないかを確かめる順番でもいいんですよね。
振り幅を変えるという選び方なら、枠を消費しないで済みます。同じ1本で振り幅を分けられれば、14本の枠はそのままで場面を増やせるかもですね。
その作り方は、ウエッジ3本と3つの振り幅で作る9マスの距離表という記事にまとめてあります。
パターの枠:1本は入る前提で考える
規則の側では、パターを入れる義務はありません。
ただ、この記事では1本入る前提で枠を数えていきますね。
最後にパターですが、これも14本の中の1本として数えます。
規則4.1b(1)は種類を区別していないので、パターも同じ1枠を使うんです。
パターの枠を先に固定しておくと、残りの枠が数えやすくなるかもしれません。1本と決めてしまえば、入れ替えを考える対象は13本ぶんに絞られます。
その1本をどう選ぶかは、パターの選び方は長さから決める5項目という記事で順番ごとに整理しました。
抜いたクラブをどうするか:売る・譲る・残すと次の一歩


枠から外した1本が、部屋の隅に立てかけたままになる。
これ、よくある話なんですよね(笑)。
バッグから出したクラブには3つの行き先がある
枠から外した1本の置き場所は、大きく3つに分かれます。
売る、譲る、残すのどれを選んでも、14本の外に出すという点は変わりません。
| 行き先 | 合う場面 | 先に見ること |
| 売る | 置き場所を空けたい | 買取の対象かを確認 |
|---|---|---|
| 譲る | 始める人が身近にいる | 長さが合うかを確認 |
| 残す | 入れ替えを試す途中 | コースに持ち込まない |
残すを選んだ場合も、キャディバッグに戻してしまうと本数が元どおりになっちゃいます。
自宅の別の場所に立てておくだけで、14本の外に出したことになると思うんです。
売るなら、出張買取という形もある
売ると決めても、店まで持ち込む時間が取れない方もいますよね。
クラブは長さがあるので、何本もまとめて運ぶのが大変という事情もあります。
自宅へ査定に来てもらう出張査定という形なら、運ぶ手間はかかりません。
| 項目 | 公式サイトの記載 |
| サービス名 | 買取専門店ウリエル |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社クオーレ/愛知県公安委員会の古物商許可を公開 |
| ゴルフの買取対象 | ゴルフクラブ・キャディバッグ・ゴルフウェア・ゴルフシューズ・計測器など |
| 費用 | 査定料・出張費用・その他手数料はすべて無料と記載 |
| 対応エリア | リンク先のフォームから申し込めるのは17府県(下の表)/一部対応できない市町村あり |
| 訪問時間・持ち物 | 原則10:00〜17:00(時間外は相談)/本人確認書類が必要 |
| 断ったとき・買取後 | キャンセル料なし/買取後は8日以内のクーリングオフ対応/買取できる品物のみ対応 |
運営しているのは株式会社クオーレです。
古物商許可(古物営業法にもとづいて公安委員会から受ける許可)の番号も公開されていました。
出張買取の流れは、3つの段階として案内されています。
電話かメールのどちらかで連絡する、と案内されていました。
このページのリンク先なら、下のほうにWebの査定ご相談フォームが置いてあるんです。
希望の日時に査定士が訪問し、目の前で査定して買取価格を提示すると書かれています。
価格に納得したら契約書に記入し、本人確認書類を確認したうえで現金で支払う流れです。
本人確認書類が要るのは、防犯を目的とした古物営業法の規定によるもの。
用意できないと取引できないそうです。
申し込める地域は、リンク先のフォームで選べる都府県に限られていました。
| 地域 | 申し込める都府県 |
| 関東 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城 |
|---|---|
| 東海 | 静岡・愛知・三重・岐阜(岐阜市・瑞穂市・美濃加茂市・可児市・多治見市) |
| 関西ほか | 大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山・岡山 |
出張買取の案内ページやよくある質問には、中国・四国・九州まで含めた32都府県が載っています。
ただ、リンク先のフォームで選べるのは17府県だけでした。
表にない地域にお住まいなら、別の売り方を考えるほうが早いと思います。宅配や店頭で売る方法は、ゴルフクラブを売るならどこがいいかの記事で比べています。
売るかどうかは、査定額を聞いてから決めてかまいません。
公式も「無料査定のみのご依頼も可能です」と書いていて、断ったときのキャンセル料もかからないそうです。
フォームの「お問合せ内容」は自由に書く欄なので、次の例を書き換えて使ってみてください。
件名:ゴルフ用品の出張査定のお願い
品目:アイアン6本(5番からPW)、ドライバー1本、キャディバッグ1つ
メーカー:分かる範囲で書く
希望の日時:第1候補と第2候補
その他:玄関先での査定を希望します
本数やメーカーは、分かる範囲でかまいません。
持ち込む時間が取れない会社員ゴルファーなら、自宅に来てもらうのも選択肢のひとつですね。
ゴルフ用品の出張買取ウリエルの査定フォームで、自分の地域が選べるか確かめる\ 査定額を聞いてから決められます /
売らずに残す・人に譲るという選び方もある
もちろん、売るのが正しい答えというわけではありません。
入れ替えを試している途中なら、手元に残しておくほうが戻しやすいと思います。



やっぱり戻したくなったら、どうしよう…。
1ラウンド試して合わなければ戻す、という前提で外しておけば、気持ちも軽くなります。
これから始める家族や同僚がいるなら、譲るという行き先もありですね。
使わないクラブを捨てるときは、ゴルフクラブの処分と捨て方の記事で、住んでいる地域の出し方を確かめられます。
入れ替えた14本は、次の打席で抜いてからコースへ
枠を配り直したら、いきなりコースで試すのは避けたいところ。
入れ替えた1本を、次の打席で先に抜いておくと当日の迷いが減ります。
- 入れ替えた1本を打席で抜く=バッグの並びごと確かめる
- 抜かなかった1本を記録に残す=次のラウンドの判定材料になる
打席での使い方そのものは、打ちっぱなしの練習メニューは月2回の人の100球の配り方という形で別の記事に置いてあります。
枠の配り直しは、ラウンドの前に手を動かすだけで終わる作業なんです。
よくある質問


100切りのクラブセッティングでよく出てくる疑問を、条文と手順の側からまとめました。
100切りを目指すなら、クラブは何本がいいですか?
規則が決めているのは14本という上限だけなんです。5本から12本まで説明が割れているので、何本が正解とされているのかで発信者ごとに並べました。
14本きっちり入れないといけませんか?
14本は上限なので、それより少ない本数でスタートしてかまいません。入れるクラブの種類も配分も定めがないことは、規則が決めていないことで表にしています。
初心者のうちは何本から始めればいいですか?
本数から決めるより、手元のクラブを固定する枠と入れ替える枠に分けるほうが進みます。セットで買った場合も手順は同じで、枠に分ける基準にまとめました。
レディースのクラブでも考え方は同じですか?
14本という上限は、プレーヤーによって変わりません。枠の分け方も同じ手順で進められるので、まず何本入っているかを数えるから始めてください。
ロングアイアンは抜いてもいいですか?
規則は入れるクラブの種類を決めていないので、抜いても決まりには触れません。知恵袋のベストアンサーでは苦手なクラブの筆頭から抜けばよいと回答されていて、抜かなかったクラブを探すで紹介しています。
ユーティリティは何本まで入れていいですか?
上限の14本に収まっていれば、本数の定めはありません。同じ度数でもウッドとは長さが違うので、ウッドとユーティリティの枠で枠が重なっていないかを見ましょう。
ウェッジは2本と3本のどちらがいいですか?
この記事では本数を決めていません。枠を1つ増やす前に振り幅で埋められないかを確かめる順番を、振り幅で埋められないかを確かめるに置きました。
15本で回ってしまったらどうなりますか?
ストロークプレーでは違反が起きた各ホールに一般の罰がつき、1ラウンドで受ける罰打の上限は4打です。気づいた時点で次のストロークの前に除外する手続きは、1ホールにつき2罰打で条文を引いています。
ラウンドの途中でクラブを足せますか?
14本より少ないクラブを持ってスタートした場合は、14本まで追加できます。プレーを遅らせることや他のプレーヤーのクラブを借りることは認められておらず、条文はラウンド中に足せるで引きました。
まとめ:100切りのクラブセッティングは14本の枠から配ろう


100切りのクラブセッティングは、誰かの14本を写すのではなく自分のバッグを枠に分けて書き出すところから決まります。
規則が押さえているのは上限だけなので、残りは自分で配れると考えてOKです。
- 規則が決めているのは14本という上限だけ(規則の条文)
- 本数の主張は5本から12本まで割れていて元になる資料なし(何本が正解とされているのか)
- 先に固定する枠と入れ替える枠に分けて書き出す(14本の枠に書き出す)
- 抜いたクラブの行き先は売る・譲る・残すの3つ(抜いたクラブをどうするか)
本数を決めないままだと、出番のないクラブをこの先も運び続けることになりかねません。



まずは数えるところからでいいんだ。
空いた枠に何を入れるかは、枠が決まってから考えても間に合います。
次のラウンドの前に、ぜひキャディバッグを1本ずつ出すところから始めてみてください。

