コタロウ中途半端な距離って、フルだと大きいし、加減すると届かないんだよな…。
ウエッジの飛距離、早見表を見比べても決めきれないことってありますよね。
結論から言うと、ウエッジの飛距離は早見表の数字ではなく自分の実測で持つものなんですよね。
手持ちのウエッジ3本に、振り幅3つをかけた9マスです。
これを自分で埋めていきましょう。
- 一般的な目安で言えるのは「条件つき」まで(メーカー自身が個人差ありと注記)
- 答えは3本×3振り幅=9マスの自分の数字(空欄の表はこちら)
- 先に確かめるのは名前ではなく刻印のロフト角(PWの度数の調べ方)
- 打ちっぱなし2回に分けて埋める分量(1回目はよく使う1本だけ)
他人の目安をいくら覚えても、中途半端な距離で迷う場面って減らないんですよね。
早見表をいくつも見比べてきた時間が、むだだったわけでもないと思います。
次の打ちっぱなしで、よく使う1本の3マスから埋めてみてください。
4つの質問から、いま取り組むテーマを1つに。次の練習でやることと、練習メモを作ります。
回答をもとに練習の優先順位を整理するツールです。スイングの原因やスコア改善を保証するものではありません。練習内容はゴルハックの提案例です。
ウエッジの飛距離は何ヤード?答えは自分で埋める9マスの表


先に結論を言うと、答えは自分で測った数字です。
数字の持ち方を変えるだけで、中途半端な距離の迷いは減らせます。
一般的な目安で言えるのはここまで
ウエッジの飛距離を調べると、番手ごとのヤード数を並べた早見表がいくつも出てきますよね。
ところが、サイトによって示す数字がそろっていないんです。
そろわない理由の一つは、メーカー自身の注記かもしれません。
クラブを作る側が、飛距離は目安であり個人差があると書き添えています。
◎表示の飛距離は、ミズノクラブフィッティングデータによる目安です。個人によって差がありますので、ご了承ください。
出典:ミズノ公式サイト
作り手が「目安」と断っている数字を、他のサイトが言い切れる理由はないですよね。
つまり、一般的な目安が教えてくれるのは番手の並び順とおおよその方向まで。
番手全体の目安が気になる方は、ゴルフ初心者の飛距離は何ヤードが普通かを調べた記事ものぞいてみてください。
目安は「方向」までしか教えてくれません。だからこそ、そこから先の一歩として自分の9マスを持つ意味があるんです。早見表を探して来た人は、探し方を間違えていたわけではなく、探し先がもう一段あっただけなんですよね。
ウエッジの飛距離は3本×3振り幅の9マスで持つ
ウエッジの距離は、1本につき1つの数字では足りません。
同じPW(ピッチングウエッジ=アイアンセットの末尾にあるクラブ)でも、振り方を変えれば結果は変わるからです。
そこで、1本につき3つの振り幅で数字を持ちます。
| クラブ | 腰から腰 | 肩から肩 | フル |
| PW(44度) | 測った数字 | 測った数字 | 測った数字 |
|---|
クラブ名の横には、刻印のロフト角(クラブの面の傾きで、数字が大きいほど高く上がって距離は出にくい)も書いておきましょう。
この1行がウエッジ3本ぶんそろえば、3×3で9マスの距離表ができあがり。
空欄のまま書き写せる表も、そのまま書き写して使える9マスの表に用意してあります。
9マスがあると中途半端な距離の迷いが減る
9マスがそろうと、クラブを抜く前に届く距離と届かない距離が分かれます。
そして意外と効いてくるのが、距離の上限より下限なんです。
たとえば、グリーンの奥がのり面や林になっている場面。
ここでは、届かないミスより越えてしまうミスのほうが次の1打を難しくします。
9マスは「届かせる表」ではなく「収める表」です。手前から順に、どの振り幅なら越えないかを選べるようになります。無理に届かせにいく回数が減れば、そのぶん考える時間も短くなるかもですね。
フルショット(力いっぱい振り切る打ち方)の数字しかないと、振るか加減するかの二択になってしまいます。
キャリー(ボールが空中を飛んで最初に落ちるまでの距離)の見当がマス目で持てると、刻む判断も早くなるはずです。
早見表でウエッジの飛距離がそろわない3つの理由


数字がそろわないのには、ちゃんと理由があるんです。
3つの理由がわかれば、自分のPWの度数を確かめる意味も見えてきます。
ウエッジのロフト角は2度刻みで並んでいる
ウエッジは「AW」「SW」といった呼び名より先に、刻印された数字を見るのが早道です。
メーカーの製品ページを開くと、ロフト角がかなり細かく用意されていると分かります。
| 項目 | 用意されているロフト角 |
| あるメーカーのウエッジ | 46・48・50・52・54・56・58度の2度刻み |
|---|---|
| 別メーカーのウエッジ | 44〜60度の展開 |
出典はダンロップ公式のウエッジ製品ページとミズノ公式の製品ページです。
ここまで細かく並べてあるのは、2度の差で距離を作り分ける人がいるから。
2度違えば、落ちる場所も変わります。だからメーカーは46度から60度まで細かく用意しているのかもしれません。自分に必要な度数は、9マスの並びを見てから決めれば十分です。
裏を返すと、サンドウエッジ(SW=バンカーや短い距離で使うクラブ)という呼び名だけでは何度なのか決まりません。
ギャップウエッジ(AW・GW=PWとサンドウエッジのあいだを埋めるクラブ)も同じです。
名前が表しているのは役割だけなんですよね。
同じメーカーでもPWのロフト角が違う
自分のPWが何度なのか知らないまま下のウエッジだけ選ぶのは、順番が逆になっています。
同じメーカーの現行アイアンでも、モデルによってPWのロフト角は違うからです。
| 項目 | PWのロフト角 |
| あるメーカーの現行モデルA | 42度(ロフトを立てた作り) |
|---|---|
| 同じメーカーの現行モデルB | 44度 |
出典はミズノ公式オンラインのスペック表で、モデルAが42度、モデルBが44度です。
差は2度。
ストロングロフト(ロフト角を立てて距離を出しやすくした作り)が広まったんです。
その流れで、PWの度数はモデルごとに動くようになりました。
比べるなら「名前」ではなく「度数」。PWが42度のセットと44度のセットでは、その下に足すウエッジの度数も変わってきます。まずは刻印を確かめるところからですね。
他人の早見表の「PW」と自分の「PW」が、そもそも別のクラブだった、なんてこともあるんです。
型番からスペックを読むやり方は、ゴルフ用品のカテゴリーでも順に取り上げていきますね。
ヘッドスピードと打ち方で数字は変わる
同じロフト角のウエッジを2人が振っても、出る数字はそろいません。
ヘッドスピード(クラブを振る速さ)が違えば、ボールの飛び方も変わるからです。
さらに、どこまでを飛距離と呼ぶかという測り方の違いも、けっこう効いてきます。
| 変わる条件 | 何が起きるか |
| ヘッドスピード | 速さが違えば同じロフト角でも結果が変わる |
|---|---|
| 振り幅 | フルか、抑えた振り幅かで別の数字になる |
| 測り方 | キャリーだけか、転がりまで足すか |
| 打つ場所 | 練習場のマットとコースの芝では条件が違う |
早見表にこれらの条件が書かれていないと、読者は自分の数字と比べようがありません。
数字そのものより、どんな条件で測った数字かのほうが大事なんです。
自分のピッチングウエッジのロフト角を確かめる
ここまで読んだら、まずは自分のPWが何度なのか確かめてみてください。
方法は3つ、どれも今日から試せるはず。
クラブの底(ソール)やネックに、番手や度数が刻まれている場合があります。
ウエッジは度数が入っていることが多く、その場ですぐ分かるはずです。
アイアンのPWは刻印がないことも珍しくありません。
シャフトやヘッドの型番を、メーカー公式サイトで検索してみてください。
番手ごとのロフト角が表で載っています。
中古で買ったクラブや、ライ角を調整したクラブは表と違うこともあるかもですね。
ゴルフショップの工房に持ち込めば、実物のロフト角を測ってもらえます。
アイアンのロフトは、番手ごとに3〜5度ずつ立てて並んでいるのが基本です。
PWの度数さえ分かれば、その下に入れるウエッジの度数も見当をつけやすくなります。
ここが9マスを埋める前の下ごしらえなんです。
振り幅を3つに決めてウエッジの飛距離を打ち分ける


距離を作る基準って、力の加減か振り幅の大きさかの2つしかないんです。
目で見える基準が残るのは、振り幅。
振り幅は腰から腰・肩から肩・フルの3つ
9マスのヨコ軸になるのが、振り幅(バックスイングでクラブを上げる大きさ)です。
決めるのは3つだけ。
| 振り幅 | 上げる位置と呼び方 |
| 腰から腰 | 手が腰の高さで止まる。ハーフショットと呼ばれる振り幅 |
|---|---|
| 肩から肩 | 手が肩の高さまで上がる。スリークォーターにあたる振り幅 |
| フル | いつもどおり振り切る。フルショット |
ハーフショット(振り幅を半分にした打ち方)もスリークォーター(フルの4分の3ほど)も、レッスンでよく聞く言葉ですよね。
時計の文字盤に見立てて「9時から3時」のように覚える言い方も広く使われています。
どの呼び方でもいいんですが、自分の中で呼び名を1つに決めることが先。
呼び名がぶれると、せっかく測った数字がどの振り幅のものか分からなくなります。
力の加減ではなく振り幅の大きさで決める
同じクラブで距離を落とすとき、つい力を抜いて調整しちゃいますよね。
ところが力の加減は、その日の体調や緊張でぶれるもの。
「7割の力」と決めても、次のホールで同じ7割なんて出せないんですよね(笑)。
力は感覚、振り幅は位置。腰まで上げたのか、肩まで上げたのかは、あとから自分でも確かめられます。基準が目で見える形になっているほど、数字はそろえやすくなるはずです。
だから9マスのヨコ軸は、力の割合ではなく上げる位置で切ります。
私の場合、最初にやるのはアドレスでハンドファースト(手元がボールより目標側に出た、インパクトの形)を作ることです。
その形を崩さずに、「右胸→左胸」の順番で振るようにしています。
打ちに行ったりパンチを入れたり、手で球を上げようとしたりしないように気をつけているんです。
左右対称の振り幅にしているのは、緩みやミスを防ぐつもりだから。
距離感も、この振り幅の大きさで合わせています。
ちなみに、球の当たりどころがそろわないのは、振り幅とは別の課題です。
芯に当てる精度については、初心者の飛距離と芯に当てる練習をまとめた記事でくわしく書いています。
この記事では、あくまで振り幅をそろえる側の話に絞りますね。
同じ振り幅を再現できているか確かめる
振り幅を3つに決めても、毎回同じ大きさで上げられているとは限りません。
確かめる手がかりは3つあります。
- バックスイングとフォローの大きさをそろえる
- 上げてから下ろすまでのテンポを一定にする
- フィニッシュを決めた位置でいったん止める
とくに見落としやすいのが、フォローだけ大きくなっている形かもしれません。
スマホを三脚や打席の荷物に立てかけて、後ろから動画を撮ってみてください。
一目で分かります。
自宅の素振りでも、上げる位置とテンポまでは確かめられるはずです。
振り幅で作る距離にも限界がある
正直に言うと、振り幅で距離を作るやり方にも限界があります。
ライ(ボールが置かれている地面の状態)が変われば、同じ振り幅でも結果は変わるからです。
| 変わる条件 | 9マスとのずれ方 |
| ライ | ラフや薄い芝では、同じ振り幅でも出方が変わる |
|---|---|
| 風と傾斜 | 向かい風・追い風・左足上がりや下がりで結果が動く |
| 打つ場所 | 打ちっぱなしのマットとコースの芝は別物と考える |
つまり9マスは、どこでも通用する固定の数字ではありません。
それでも、平らな練習場での基準があるかないかで打ち方の決め方は変わってくるんです。
基準があるからこそ、向かい風のぶんを足したり、下りのぶんを引いたりできます。
ゼロから毎回組み立てるより、足し引きするだけのほうがラクなはずです。
私が振り幅で合わせないのは、グリーン周りでチップインを狙うような短い距離のとき。
そこでは振り幅より、「カツッ」という乾いた音を鳴らす強さを意識しています。
振り幅で合わせようとすると、私の場合は手元が緩みやすいんですよね。
構えは、ボールを通常より右足寄りに置き、フェースを少しだけかぶせて(閉じて)、ハンドファーストでハンドアップ(手元を少し高くする)気味にしています。
すくい打ちを防ぐつもりの構えで、ふだんの9マスとは別の打ち方として使い分けているんです。
9マスの表にウエッジの飛距離を書き出す手順


ここからは、実際に書き出す手順です。
まずは表を書き写すところから始めましょう。
そのまま書き写して使える9マスの表
この記事の目玉が、下の空欄の表です。
スコアカードの裏でも、スマホのメモでも構いません。
| クラブ(ロフト角) | 腰から腰 | 肩から肩 | フル |
| ___(_度) | ___ | ___ | ___ |
|---|---|---|---|
| ___(_度) | ___ | ___ | ___ |
| ___(_度) | ___ | ___ | ___ |
左の列に、手持ちのウエッジの名前と刻印のロフト角を書きます。たとえば「PW(44度)」「SW(56度)」のように、名前と度数をセットで。右の3マスには、その振り幅で測った距離を書き込んでみてください。余白には測った日と、キャリーで測ったのか転がりまで含めたのかもメモしておくと、あとで比べやすいですよ。
タテ3行に入るのは、実際にバッグに入っている3本だけ。
持っていないクラブの行は作りません。
この表が埋まった時点で、自分だけのウエッジの飛距離表が手元にできあがります。
1回目はよく使う1本の3マスを埋める
1回の練習で9マス全部を埋めようとしなくて大丈夫です。
3本ぶんを続けて打つと、後半は疲れて、数字が荒れがちなんですよね。
だから1回目に測るのは、出番の多い1本だけにしましょう。
ラウンド中に手に取る回数が多いウエッジを1本選んでみてください。
PWかSWになる人が多いかもですね。
腰から腰、肩から肩、フルの順に打ちます。
振り幅を混ぜずに、1つの振り幅を打ち切ってから次へ進みましょう。
よく飛んだ1球を採らないのがコツです。
当たりそこねも入れて、真ん中あたりに落ちている距離をマスに書いてください。
打ちっぱなしが月2回の方でも、この分量なら1回で終わるはずです。
回数が限られる前提の組み立て方は、月1ゴルフのサラリーマンでも100切りは狙えるという記事に書いています。
限られた時間で先に埋めたいのは、手に取る回数が多い1本のほうです。
2回目で残り2本の6マスを埋める
2回目の練習で、残り2本の6マスを埋めます。
ここで気をつけたいのは、1回目と条件をそろえること。
- 同じ練習場・同じ打席の高さ
- 同じグリップの長さ(短く持つかどうか)
- 同じ測り方(キャリーか、転がりまで含めるか)
条件がそろっていないと、見比べられない数字が並んでしまうんです。
そして目標は、9マスを1つも空けずに埋め切ること。
空欄のまま残ったマスは、コースでは打てない距離として残ってしまいます。
自宅でできるのは振り幅の再現の確認
正直、自宅では距離までは測れません。
でも、やれることはちゃんと残っています。
振り幅の大きさとテンポの再現なら、素振りだけでも確かめられるからです。
鏡の前で、腰から腰と肩から肩を交互に10回ずつ。クラブを上げる位置がそろっているかだけを見ます。距離を出す練習ではないので、広いスペースも要らないんです。
ゴルハックを書いている私、コタロウも、自宅では素振りと軽いアプローチ、パターマットの練習を続けています。
ラウンドは月1回、打ちっぱなしは月2回。
そんな環境については、運営者情報のページに書いています。
打席に立つ前に振り幅の形だけ体に入れておくと、測る作業そのものが速くなるはずです。
自宅の時間は、数字を作る時間ではなく形をそろえる時間と割り切ってしまいましょう。
キャリーとランは分けて書き出す
1マスに書く数字は、キャリーとランのどちらなのかを決めておきましょう。
ラン(落ちてから転がる距離)まで足した数字は、その日のグリーンの硬さで動くからです。
| 測る手段 | 何が分かるか |
| 練習場の表示 | グリーンやヤード杭までの距離。おおよその落ちどころをつかむ |
|---|---|
| 弾道測定器 | キャリーと総距離を分けて表示できる機種が多い |
| レーザー距離計 | 落ちた地点や目標までの距離を自分で測れる |
弾道測定器(ボールの速さや距離を計測する機械)を置いている練習場なら、キャリーだけを取り出せます。
そこまでの設備がない場合は、グリーンまでの表示を目安にすればOKです。
大切なのは、どの手段で測ったかを一緒に書き残すこと。
ウエッジの距離が合わないときに見直す順番


9マスを埋めたのに、数字が合わない日もありますよね。
原因を1つに決めつけず、上から順に当たっていきましょう。
まず振り幅の大きさがそろっているか
最初に疑うのは、振り幅そのもののずれです。
とっさに加減した、上げる位置が毎回違う、フォローだけ大きい。
どれも本人は気づきにくくて、感覚では同じつもりのまま起きているんですよね。
手っ取り早いのは動画です。9マスを測ったときの動画と、うまくいかない日の動画を並べて見比べてみてください。上げる位置が変わっていれば、そこが原因の候補です。
プレー中に動画を撮れない場面もありますよね。
そんなときは、素振りを1回入れて上げる位置を体で確かめるだけでも違います。
振り幅がそろっていたら、原因は別のところにありそうです。
ボール位置とグリップの長さを見直す
次に確かめたいのが、構えたときのボールの位置です。
左右にずれるとクラブの入り方が変わって、同じ振り幅でも出方が動いてしまいます。
| 見直す場所 | そろえ方 |
| ボールの位置 | スタンスのどこに置くかを9マスを測った日と同じにする |
|---|---|
| グリップの長さ | 短く持つと同じ振り幅でも距離は出にくくなる |
| スタンスの幅 | 広さが変わると体の回り方も変わる |
とくに見落とされがちなのが、グリップを短く持ったかどうかかもしれません。
短く持つのは、距離を落とす手段の一つです。
ただ、9マスを測ったときの持ち方と違えば、数字はずれてしまいます。
持ち方を変えて距離を作りたい人は、その持ち方でも9マスを測り直すのが順番です。
ライと傾斜と風で距離は変わる
ここまで確かめても合わないなら、自分ではなく場所のほうが違っているのかもしれません。
ラフに沈んだ球と、フェアウェイの短い芝の上の球。
同じ振り幅で打っても、ライが違えば結果はそろいません。
9マスは、平らな練習場で測った基準です。左足上がりや下がり、向かい風や追い風では、そのままの数字にはなりません。ずれること自体は当たり前で、基準があるから「今日はどれくらいずれたか」を振り返れるんです。
ラウンド後に、ずれの向きだけメモしておくと役に立ちます。
数回ぶんたまれば、自分のずれ方のクセが見えてくるはずです。
飛びすぎるときと飛ばないときの見直し先
ずれ方によって、見直す先は変わってきます。
| ずれ方 | 見直す先 |
| 飛びすぎる | 振り幅がフルショットに近づいていないか/ロフト角の立ったクラブを選んでいないか |
|---|---|
| 飛ばない | ダフリやトップが混ざっていないか/芝に沈んだライではないか |
ダフリ(ボールの手前の地面を打つミス)やトップ(ボールの上側を叩くミス)が混ざると、当然マスの数字とは合いません。
その場合に直すのは、振り幅ではなく当たり方です。
もう一つ、他人の数字と合わなくて当たり前という前提も忘れないでおきたいところ。
ヘッドスピードには個人差があります。
早見表の数字と自分の9マスがそろわないのは、ふつうのことなんです。
飛ばす方向より収める方向に寄せていく考え方は、100切りのカテゴリーでも軸にしています。
番手のあいだに空くウエッジの飛距離を埋める順番


9マスが埋まると、空いている距離も見えてきます。
試す順番は、お金のかからないものからです。
9マスを見て空いている距離を見つける
埋めた9マスの数字を、小さい順に並べ替えてみてください。
並べると、数字が飛んでいるところが目で見えます。
そこが、いわゆる番手のあいだに空いた距離です。
本数から考えず、空いた距離から考えます。「ウエッジは何本入れるのが正解か」を先に決めると、自分に必要かどうか分からないまま買う話になりがちなんです。9マスの並びを見れば、足りない場所は自分で分かるはずですよ。
差をそろえるという考え方は昔から言われていますが、そろえる幅は人によって違います。
だからこそ、自分の9マスで実際の差を確かめるところから始めましょう。
まず振り幅で埋められないか試す
空いた距離が見つかっても、すぐクラブを買い足さなくて構いません。
先に試したいのは、手持ちのクラブでの埋め方です。
- 4つ目の振り幅(腰と肩の中間)を足す
- グリップを短く持って同じ振り幅で打つ
- 1つ上のクラブを小さい振り幅で振る
いずれも新しいマスを1つ増やす作業なので、測り直しもセットです。
これで埋まるなら、買い足しは要りません。
お金をかけずに順番で片づけていく考え方は、やることは3つに絞った月1ゴルフの100切りの記事でも同じでした。
道具より先に振り幅、という順番だけ覚えておいてください。
それでも空くならロフト構成を見直す
振り幅で埋まらない距離が残ったときに、はじめてクラブを見直す番が来ます。
ここで出てくるのがロフトピッチ(クラブとクラブのロフトの差)です。
| 並び | ロフトの刻み方 |
| アイアンの番手間 | 番手ごとに3〜5度ずつ立てて並ぶ |
|---|---|
| PWの下 | あるモデルはPW 44度からGW 48度へ4度差で続く |
| ウエッジどうし | 2度刻みで選べる製品もある |
出典はミズノ公式オンラインの番手別スペックです。
大事なのは、ギャップウエッジやロブウエッジ(LW=ボールを高く上げやすいクラブ)という名前で選ばないこと。
基準になるのは、自分のPWの度数からの差です。
PWが何度なのかを先に確かめておけば、次に入れる1本の度数も決めやすくなると思います。
増やすなら何を抜くか〜クラブは14本まで〜
1本足すという話になったら、同時に決めることがあります。
ゴルフ規則では、1ラウンドで持てるクラブは14本以下と決められているからなんです。
規則4.1b(1)「14本のクラブの制限」の決まりで、原文は日本ゴルフ協会(JGA)のゴルフ規則ページから読めますよ。
足すなら、何を抜くかまでセットで。14本より少なくスタートした場合は、ラウンドの途中で14本まで追加できるんです。ただし本数を超えたままスタートしないよう、1番ホールの前に数える習慣をつけておきましょう。
抜く候補になりやすいのは、9マスと重なっている距離のクラブかもしれません。
ラウンド中にほとんど手に取らない番手も、同じく候補です。
正直、ウエッジを何本入れるかに正解はありません。
決め手になるのは、自分の9マスの並びなんです。
ウエッジの飛距離のよくある質問


検索でよく見かける質問に、順番に答えていきます。
ウエッジの飛距離の目安は何ヤードですか
条件で大きく変わるため、一つの数字では言い切れません。メーカー自身も、表示の飛距離は目安であり個人差があると注記しているんです。言えるところまでの整理は一般的な目安で言えるのはここまでにまとめました。
52度や56度のウエッジは何ヤード飛びますか
ロフト角が同じでも、振る速さ・振り幅・測り方で数字は動くんです。ロフト角が決めるのは距離の順番であって、ヤード数そのものではありません。理由はヘッドスピードと打ち方で数字は変わるで説明しました。
自分のピッチングウエッジのロフト角はどこで分かりますか
ソールやネックの刻印、メーカー公式のスペック表、ショップでの計測という3つの方法があります。同じメーカーでもモデルによってPWの度数は違うため、思い込みは禁物ですね。手順は自分のピッチングウエッジのロフト角を確かめるのとおりです。
ウエッジは何本入れるのが普通ですか
本数から決めず、9マスを並べて空いている距離から決めてみてください。1ラウンドで持てるクラブは14本以下なので、足すなら抜く候補も一緒に考えます。判断のものさしは増やすなら何を抜くか〜クラブは14本まで〜に書きました。
ウエッジのロフトは何度刻みがいいですか
刻みの数字を先に決めるより、自分のPWの度数を起点にするほうが順番として自然かもですね。アイアンは番手ごとに3〜5度ずつ立てて並んでいます。並びの考え方はそれでも空くならロフト構成を見直すのとおり。
ウエッジの飛距離が安定しないのはなぜですか
原因は一つに絞れません。振り幅、ボール位置、グリップの長さ、ライの順に見直していくのがおすすめです。順番はウエッジの距離が合わないときに見直す順番で整理しました。
フルショットしない中途半端な距離はどう打てばいいですか
力の加減ではなく、振り幅の大きさで決めるんです。腰から腰・肩から肩・フルの3つを基準にすると、目で見える形で振り分けられると思います。基準の作り方は振り幅は腰から腰・肩から肩・フルの3つにまとめました。
ウエッジの飛距離はどうやって測ればいいですか
打ちっぱなしで1本ずつ、3つの振り幅で5〜10球打ちます。よく飛んだ1球ではなく、真ん中あたりの距離を採るのがコツですね。手順は1回目はよく使う1本の3マスを埋めるのとおりです。
ウエッジは飛ばないほうがいいのですか
大事なのは、飛ぶか飛ばないかより、狙った距離に収まるかどうか。届かせようと大きく振ると、グリーンを越えたときの次の1打が難しくなりがちなんです。この考え方は9マスがあると中途半端な距離の迷いが減るで説明しました。
アイアンのロフトが立っていると何が起きますか
PWの度数が小さくなり、その下のウエッジとの差が開きやすくなります。同じ「PW」という名前でも、セットによって別のクラブだと考えたほうが安全だと思うんです。実例は同じメーカーでもPWのロフト角が違うにありますよ。
まとめ:ウエッジの飛距離は自分の9マスから測ろう


中途半端な距離でいつも迷う方は、早見表を覚える前に、ぜひ自分の9マスを測ってみてください。
手持ちのウエッジ3本に、腰から腰・肩から肩・フルの3つをかけた9マスです。
メーカー自身が、飛距離は目安だと断っています。
他人の数字が、そのまま自分の答えになることはないんですよね。
- 一般的な目安は条件つき:メーカーも個人差ありと注記
- 答えは3本×3振り幅の9マス(1本に1つの数字では足りない)
- 名前ではなく刻印のロフト角で確認(PWの度数が起点)
- 打ちっぱなし2回に分けて9マスを埋める(1回目は1本だけ)
- 空いた距離はまず振り幅、次にロフト構成:道具より先に振り幅
早見表を見比べている時間は、コースでの1打には変わりません。
自分の数字を1つ持つだけで、クラブを抜くときの迷いは短くなるはずです。



次の打ちっぱなしで、1本だけ測ってみましょう。
やることは、よく使う1本を3つの振り幅で打つだけ。
あとは、真ん中あたりの数字を書けばOKです。
9マスがそろったら、次は空いている距離をどう埋めるか、ですね。

