コタロウ払い打ちとダウンブロー、どっちを信じればいいの…。
フェアウェイウッドの打ち方は、払い打ちとダウンブローで説明が割れています。
本間ゴルフの公式メディアは払い打ち、ゴルフサプリの解説記事は緩やかなダウンブローが基本。
解説によって言い方が逆なんです。
それでも、よく読むとどちらにも共通する3つの点があるんですよね。
- 払い打ちとダウンブローは解説によって言い方が逆(3者の説明を並べた表)
- まずそろえるのはどちらにも共通する3点=左足かかと寄りのボール位置・すくい上げない・急角度に打ち込まない(3点の中身)
- 迷ったら5Wか7Wを低いティーに乗せて打つところから(練習の順番)
- コースで持つのはライ(ボールが止まっている地面の状態)が良いときだけ(ライ別の目安)
二択で迷ったままだと、練習で何を試せばいいかが決まりません。
情報が逆に見えるのは、読む側の理解が足りないからではないんですよね。
解説の言い方が、違うだけなんです。
3点の中身とミス別の見直し、コースでの線引きがわかれば、次の打ちっぱなしで試すことが決まります。
4つの質問から、いま取り組むテーマを1つに。次の練習でやることと、練習メモを作ります。
回答をもとに練習の優先順位を整理するツールです。スイングの原因やスコア改善を保証するものではありません。練習内容はゴルハックの提案例です。
フェアウェイウッドの打ち方はどちらの説にも共通する3点から


この記事の答えは、次のとおりです。
いずれも、払い打ちとダウンブローのどちらを選んでも使える考え方です。
払い打ちとダウンブローは解説によって逆
フェアウェイウッドの打ち方って、解説する人によって正反対の説明が並んでいるんですよね。
1つは、払い打ち(スイープ=地面を掃くように横から払って打つ打ち方)をすすめる説明です。
もう1つは、ダウンブロー(クラブが下りながらボールをとらえる打ち方)を基本にする説明。
| 発信者 | 打ち方の呼び方 | 説明の要点 |
| 本間ゴルフの公式メディア | 払い打つ | ダウンブロー意識で低いスライスやダフリが出やすい |
|---|---|---|
| ゴルフサプリの解説記事 | 緩やかなダウンブロー | 急角度で落とすとソールが跳ね上がる |
| みんなのゴルフダイジェスト(中村修プロ) | レベルブロー(横から払い打つ) | ダウンブロー軌道は避ける |
ゴルフサプリの解説者(ティーチングプロの名取確さん・宮川岳也さん)も、急角度に落としすぎない条件を付けています。
正直に言うと、どちらの説が正しいかは、この記事では決めません。
言い方は逆でも、並べて読むと避けたい動きは重なっています。
どちらの解説にも共通する3つの点
共通点は、ボールの置き場所と、避けたい2つの動きです。
- ボール位置は左足かかと寄り(置き場所の目安)
- すくい上げない(ロフトに任せる理由)
- 上から急角度に打ち込まない(下りてくる角度の考え方)
3点はどれも、打ち方の型ではなく置き場所と避けたい動きです。
なので、どちらの説明とも矛盾しません。
左足かかと寄りのボール位置と、上げようとしてスイングの底が手前にずれる動き。
これをミスの元と見る点は、両者で一致しています。
急角度で打ち込まないという点は、払い打ち派の本間ゴルフの公式メディアも同じ考えです。
3点は、当たる結果を約束するものではありません。当たり方には個人差があり、ライやクラブによっても変わります。まずそろえる順番の目安として持っておいてくださいね。
フェアウェイウッドの打ち方は、払い打ちかダウンブローかを決める前に、共通する3点をそろえるところから始めます。
練習は5Wか7Wを低いティーに乗せて始める
地面から打つ練習の入口は、3Wより5Wか7Wにしましょう。
3Wはスプーン、5Wはクリークとも呼ばれ、5Wや7Wのほうがロフト角(クラブの面の傾き)は大きめです。
最初は、ティーアップ(ボールを小さな台のティーに乗せること)した球から打ってみてください。
低いティーは練習場での話です。フェアウェイやラフにある球を、ティーに乗せて打つことはできません。理由はゴルフ規則にあり、練習場とコースの違いで整理しています。
本間ゴルフの公式メディアも、低めのティーから徐々に高さを下げる段階的な練習を紹介。
打ちっぱなしで回す手順は、月2回の練習の章にまとめています。
コースではライが良いときだけ使う
コースでフェアウェイウッドを持つかどうかの目安は、ライの良しあしなんです。
本間ゴルフの公式メディアは、ライが悪いと感じたら無理にフェアウェイウッドを使わない選択肢を示しています。
持ち替える先は、ユーティリティ(ウッドとアイアンの中間の形をしたクラブ)やミドルアイアン。
ライが良いときは使い、悪いときは持ち替える。持たない判断も、打ち方の一部なんです。
毎ホールをパーより1打多く回る、ボギーペースの考え方もあります。
これなら、2打目で無理に距離を稼がなくても100切りを組み立てられるんです。
どのライなら持つかは、ライ別の目安の表で確かめましょう。
フェアウェイウッドの基本の打ち方:構えから振り方まで


共通する3点は、構えから振り方までの順番に置き直すと覚えやすいです。
最初にそろえるのは、ボール位置です。
ボール位置は左足かかと寄りが目安
フェアウェイウッドのボール位置は、左足かかと寄りを目安にしましょう。
ゴルフサプリの解説記事は左足かかとの線上をスタンダードとし、クラブが長いほど左寄りという説明です。
本間ゴルフの公式メディアも、左足かかと寄りが目安。
そのうえで、スイングのリズムや体重移動に合わせた微調整をすすめています。
ボール位置は番手でも少し変わる。ゴルフサプリの解説記事は、番手が下がるほど徐々に真ん中寄りに置くよう解説しています。まずは左足かかと寄りに置き、打点を見ながら動かしてみてください。
ボール位置をcm単位で示す記事もあります。
ただ、体格やクラブで変わるので、この記事では数字を書かないことにしました。
「真ん中に置くのでは」と迷う方は、番手が短いほど真ん中に近づくと考えると整理しやすいと思います。
共通点の1つ目は、左足かかと寄りを出発点に自分の打点で置き場所を決めること。
構えは前傾と体重配分をそろえる
構えで先にそろえたいのは、前傾の角度と体重配分。
アドレス(ボールに向かって構えた姿勢)でよく紹介されるのは、股関節からの前傾と左右ほぼ均等の体重配分です。
ゴルフサプリの解説記事は、フェアウェイウッドの構えでは手元の位置が遠くなりがちと注意を促しています。
- 前傾の角度が毎回同じか
- 左右の体重配分が片側に偏っていないか
- 手元がボールから遠すぎないか
一方で、みんなのゴルフダイジェストの中村修プロは、クラブの長さなりに少しボールから離れて立つよう解説。
近すぎると、上から打ち込む過度なダウンブローになりやすいという理由です。
遠すぎず近すぎずの位置を探す点は、どの解説も共通。
ちなみに、確認した解説には男女で構えを分けたものはありませんでした。
すくい上げずにロフトに任せる
球を上げるのはクラブのロフト角で、自分ですくい上げる必要はありません。
本間ゴルフの公式メディアによると、上げようとするほど最下点(スイングの弧の底)が手前になります。
出やすくなるミスとして挙げられているのは、ダフリ(ボールの手前の地面を打つミス)とスライス(右に曲がる球)です。
上げようとするほど、ミスが増えやすくなる。ボールの高さはロフト角に任せ、当てることに集中してみてください。
ゴルフサプリの解説記事も、ボールの手前からソール(クラブの底の面)を滑らせようとする動きをミスの元と説明。
手前のダフリか、ボールの上っ面を打つトップ(ボールの上側を打つミス)かの両極端のミスになるという理由です。
アイアンよりロフト角が小さく、長いクラブですもんね。
正直、上げたくなる気持ちはわかります。
私が心がけているのは、手で上げにいかずに、腕とクラブの重さで下ろすこと。
下りてくるタイミングに合わせて体を回せば、あとはロフトに任せられる、というのが私の感覚です。
上から急角度に打ち込まない
ダウンブロー派の解説も、急角度の打ち込みはすすめていないんです。
ゴルフサプリの解説記事は、急角度で落とすとソールの広いフェアウェイウッドは地面に当たって跳ね上がると解説しています。
払い打ち派の本間ゴルフの公式メディアも、ダウンブローを意識するとロフトが立ちすぎると説明。
| 解説 | 意識させたい動き | 避けている動き |
| 払い打ち派(本間ゴルフ) | やや緩やかな角度で払い打つ | 急角度の打ち込み・すくい上げ |
|---|---|---|
| ダウンブロー派(ゴルフサプリ) | 緩やかなダウンブロー | 急角度の打ち込み・手前から滑らせる |
入射角(クラブがボールに向かって下りてくる角度)を緩やかにしたい点は、どちらも同じです。
払い打ちとダウンブローは、最下点をボールのすぐ近くに置くための言い方の違いと読めるかもしれません。
LOVEゴルフスクールのコラムも、「払い打ち」は地面を避けることではないと説明しています。
フェアウェイウッドの打ち方をミス別に見直す順番


取り上げるのは、ダフリ・トップ・スライス・上がらないの4つです。
当たり方には、クラブやライ、体の動きが重なって影響します。
なので原因は1つに決めず、見直す順番で並べました。
ダフるときはボール位置から見直す
ダフリが続くときは、まずボール位置から見直してみてください。
本間ゴルフの公式メディアによれば、ボールが後ろすぎることもダフリの原因の1つ。
本間ゴルフの公式メディアは、ダフる人の確認項目にすくい上げの意識と体重の偏りを挙げています。
体重は、左足に乗りすぎていないか、スウェー(体が左右に流れる動き)で左へ行きすぎていないかも確認。
練習場のマットでは出ないのにコースで出る方は、ぜひ打つ条件の違いも確かめてみてください。
トップやチョロはすくい上げる動きを見直す
トップやチョロ(ボールが少ししか転がらないミス)も、球を上げようとする動きから出ることがあります。
ゴルフサプリの解説記事がダフリやトップを招きやすい形として挙げるのは、高い球をイメージした右肩下がりの構えです。
ダフリとトップは、球を上げようとする同じ動きから出ることがある。ミスの形が逆に見えても、まず、上げようとしていないかを確かめてみましょう。
本間ゴルフの公式メディアが挙げるトップの確認項目は、右足に乗りすぎた体重と、体と頭の早い起き上がりです。
左足下がりのライになっていないかも、同じ記事の確認項目に入っています。
インパクト(ボールに当たる瞬間)まで前傾を保てているかは、自宅の素振りでも確かめられるポイント。
スライスは打ち込みすぎと回転の形を見直す
スライスは、打ち込みすぎと、振り上げたあとの回転の形の2方向から見直していきます。
本間ゴルフの公式メディアは、ダウンブローを意識すると低いスライスが出やすいという解説です。
すくい打ち(下からすくい上げる打ち方)もスライスにつながる、と同じ記事にあります。
低く右へ出る球は、打ち込みすぎのサインのことがある。見直すのは、クラブが下りてくる角度が急になっていないかどうかなんです。
もう1つは、回転の形。
ゴルフサプリの解説記事は、振り上げた位置から右肩が高いまま回転する形をスライスの例に挙げています。
クラブが外側から下りてくるアウトサイドイン(外から内へ振る軌道)になりやすい、という説明。
シャフトや鉛などクラブ側の調整は、打ち方の話から外れるためこの記事では扱いません。
上がらないときは番手とロフト角を見直す
球が上がらないときに先に確かめたいのは、打ち方よりクラブのロフト角。
ゴルフサプリの解説記事には、3番ウッドで上がらない人は5番や7番を活用するという考え方が紹介されています。
| 項目 | 見るところ |
| 番手 | 3Wで打っているか、5W・7Wか |
|---|---|
| ロフト角 | ヘッドの刻印やメーカー公式のスペック表 |
| 振り方 | 自分ですくい上げていないか |
自分で上げようとすると、かえってすくい打ちになりやすくなるんです。
3Wと5Wでロフト角がどれくらい違うかは、メーカー公式の度数で確かめられます。
練習場で当たるフェアウェイウッドがコースで当たらない理由


理由の1つは、打ち方ではなく打つ条件の違いにあるんです。
根拠は、日本ゴルフ協会(JGA)が出している『ゴルフ規則のオフィシャルガイド』の原文です。
ティーアップが認められているのはティーイングエリア
ティーアップが認められているのは、ティーイングエリアの規則の中です。
ティーイングエリア(各ホールの1打目を打つ場所)について、規則6.2b(2)は次のように定めています。
(2) 球はティーアップできる、または地面からプレーできる。球は次のいずれかからプレーしなければならない:
・地面に刺したり置いたティー。
・地面から直接。
サイト内の距離計アプリで規則が認めていない使い方も、同じ冊子の原文で確かめています。
練習場では、ほぼ毎球ティーやマットから打てますよね。
でも、コースでのティーアップはティーイングエリアから打つときだけなんです。
空振りやチョロで球がティーイングエリアに残ったときは、次の1打もティーアップできる。規則6.2b(6)が認めている扱いで、決め手は何打目かではなく球のある場所です。
規則の定義でも、ティーは「球をティーイングエリアからプレーするときに」使う物とされています。
フェアウェイやラフではあるがままの芝から打つ
ティーイングエリアの外で打つのは、止まった芝の上の球そのものです。
規則9.1aは、コース上に止まった球をあるがまま(止まった状態のまま手を加えずに打つこと)にプレーすると定めています。
コース上に止まっているプレーヤーの球はあるがままにプレーしなければならない。ただし、規則がプレーヤーに次のことを要求している、または認めている場合を除く:
・そのコース上の別の場所から球をプレーすること。
・球を拾い上げ、その後でその球を元の箇所にリプレースすること。
規則8.1aも、ストロークに影響する状態が良くなる場合に地面を変える行動を認めていません。
| 規則 | 定めていること | フェアウェイウッドの場面 |
| 6.2b(2) | ティーイングエリアではティーアップも地面からも可 | 1打目はティーに乗せて打てる |
|---|---|---|
| 9.1a | コース上の球はあるがままにプレー | ティーイングエリアの外では止まったライから |
| 8.1a | 状態を良くするために地面を変えない | 芝を押し付けてライを整えない |
3条文をそろえると、フェアウェイやラフでは球をティーに乗せたり芝を整えたりして打てないことがわかります。
スタート前に、コースのローカルルールを確認しましょう。コースによっては、ローカルルール(コース独自の決まり)のプリファードライで、球を拾い上げて置き直せる場合もあるんです。
練習場のマットと、薄い芝や沈んだボールとの差が、練習の成果がそのまま出ない理由の1つ。
だからこそ練習でも、ティーを外していく段階を入れましょう。
構えでクラブを地面に押し付けられない
構えの段階にも、練習場とコースの違いがあります。
規則8.1b(4)は、球の直前・直後にクラブを軽く地面に置くことは認めつつ、押し付けることは認めていません。
(4) 球の直前、または直後にクラブを軽く地面に置く。「クラブを軽く地面に置く」とは、そのクラブの重さが地面や地面の上にある芝草、土壌、砂、あるいは他の物質によって支えられても良いことを意味する。
しかし次のことは認められない:
・クラブを地面に押し付ける。
・球がバンカーにある場合、球の直前、直後の砂に触れること(規則12.2b(1)参照)。
フェアウェイウッドはソールが広く、構えたときに地面へ置く面が大きいクラブ。
芝の上でも、クラブを地面に押し付けることは認められていません。
マットの上とは構えの感覚が違うという点を、頭に入れておいてください。
フェアウェイウッドを打つか持ち替えるかはライで決める


コースでは、打ち方と同じくらい、打つ場面の選び方が大切なんです。
持つかどうかを最初に分けるのは、ライです。
ライ別に使うか持ち替えるかの目安
フェアウェイやラフでは、あるがままの芝から打ちます。
なので判断の目安は、ボールが芝の上に浮いているかどうか。
みんなのゴルフダイジェストで中村修プロが挙げる条件は、平らか左足上がりで、ボールが芝の上に浮いている状態。
ラフ(フェアウェイの外の芝が長い所)でも、浅くて球が浮いていれば選ぶのもアリという見解です。
| ライ | 目安 | 根拠 |
| ティーイングエリア | 使う(ティーアップできる) | 規則6.2b(2) |
|---|---|---|
| 平らなフェアウェイ | 使う | 中村修プロ・ステップゴルフ |
| 浅いラフで球が浮いている | 使える | 中村修プロ |
| 薄い芝・ベアグラウンド(土が出た地面) | 3Wは避け、5W・7Wかユーティリティへ | LOVEゴルフスクール・本間ゴルフ |
| 深いラフ | 持ち替えを考える | 中村修プロ・LOVEゴルフスクール |
| 左足下がりの傾斜 | 持ち替えを考える | 中村修プロ |
| 左足上がりの傾斜 | 見方が分かれる | 中村修プロ(使える)・本間ゴルフ(ダフりやすい) |
本間ゴルフの公式メディアは、ボールが沈んだライや左足上がりの傾斜はダフりやすいと解説しています。
左足上がりについては、中村修プロと見方が分かれるところ。
表は、あくまで目安です。
同じライでも、傾斜や残り距離、得意なクラブによって答えは1つではありません。
ティーショットではティーアップして打てる
ティーショットでは、フェアウェイウッドもティーアップして打てます。
ティーアップも、地面から直接打つのも認められているんです。
なので、フェアウェイウッドを使う中では条件の良い場面ですね。
ゴルフサプリの解説記事やステップゴルフのコラムは、幅の狭いホールのティーショットで使う場面を挙げています。
ティーの高さは数値で決めない。LOVEゴルフスクールのコラムは、地面から打つときと同じスイングで打点が安定する高さを基準として紹介しているんです。
高さの手がかりは、練習で使う低いティーから。
3Wと5Wの違いはロフト角で見る
3Wと5Wの違いは、番手の数字ではなくロフト角に出ます。
あるメーカーの3Wは15度、別のメーカーの3Wは16度。
同じ番手でもロフト角は違うんです。
| メーカー | 番手 | ロフト角 | 長さ |
| ミズノ公式 | 3W | 15度 | 43.25インチ |
|---|---|---|---|
| ミズノ公式 | 5W | 18度 | 42.75インチ |
| プロギア公式 | 3W | 16度 | 42.5インチ(一部シャフトは42) |
| プロギア公式 | 5W | 19度 | 42インチ(一部シャフトは41.5) |
長さはミズノが60度法(長さの測り方の1つ)、プロギアが自社の測定法による値で、そのまま比べられません。
番手の名前より刻印のロフト角で見る点は、ウエッジの飛距離を9マスの表で持つ考え方とも共通します。
買い替えを考える前に、手持ちのクラブのロフト角を刻印やスペック表で確かめるところから始めてみてください。
3Wと5Wで飛距離がどれくらい違うかは、5Wの飛距離は何ヤード?の記事にまとめています。
同じ日に打ち比べて、キャリーを記録する方法も一緒に書きました。
100切りに3Wは必要か
100切りを目指す段階では、3Wがなくても困らないという見解もあります。



3Wが入っていないと、なんだか負けた気がする…。
みんなのゴルフダイジェストで中村修プロは、100切りにフェアウェイウッドは必須のクラブではないという見解です。
同じ記事では、フェアウェイウッドで打つと決めた場合も3番より5番・7番を優先するようすすめています。
3Wを抜くのも入れるのも、対等な選択。中村修プロの見解を参考に、自分の打ちやすさで決めてみてください。
月1ゴルフでも100切りを狙うためにやる3つのことと照らし合わせて、3Wの出番があるか考えてみるのもおすすめです。
番手ごとの飛距離はこの記事では扱わず、ゴルフ初心者の飛距離は何ヤードが普通かを調べた記事に任せます。
空いた枠にはユーティリティも入れられる
3Wを抜いたぶんの枠には、ユーティリティや7Wを入れる選択もあります。
規則4.1b(1)が決めているのは、1ラウンドで持てるクラブを14本までにすることです。
3Wを抜いて7Wやユーティリティを入れるのは、ライが悪いときに持ち替える考え方と同じ線の上。
クラブは14本まで。その中で3Wを入れるかどうかは、自分で決められるんです。どちらが打ちやすいかには個人差があり、一概には言えません。
アイアン側の番手も見直したい方は、やさしいアイアンのランキングで、番手を1本ずつ選べるモデルも見比べてみてください。
月2回の打ちっぱなしで覚えるフェアウェイウッドの打ち方


練習の回数が限られるなら、順番と中身は3つに絞れます。
ラウンド前の打ちっぱなし2回を想定すると、1回目にやることはシンプルです。
1回目は5Wか7Wを低いティーから打つ
1回目は、5Wか7Wだけを持って低いティーから打ちます。
ロフト角が大きい5W・7Wのほうが、地面から打つ練習の入口にしやすいんです。
本間ゴルフの公式メディアは、ティーを使うとフェース(ボールを打つ面)の芯でとらえる感覚をつかみやすいと紹介。
最初は、当てることだけに集中します。
高さは数値で決めず、1段ずつ下げていきましょう。
芝の上から打つ状態に近づけるための段階です。
ティーの高さはcmで決めず、当たり方を見ながら少しずつ低くしていきましょう。
1回目で地面すれすれまで届かなくても、2回目に持ち越せばOKです。
2回目はティーを外してマットから打つ
2回目の中身は、ティーを外してマットから直接打つこと。
フェアウェイやラフでは、あるがままの芝から打ちますよね。
ティーを外すと、その条件に近づくんです。
| 項目 | 番手 | 置き方 | 確かめること |
| 1回目 | 5Wか7W | ティーを少しずつ低く | 当たる形とボール位置 |
|---|---|---|---|
| 2回目 | 5Wか7W | ティーなし・マット | すくい上げない・打ち込まない |
ただ、マットは芝と条件が違います。
マットで当たっても、本番の芝では結果が変わることがあるんですよね。
月2回という頻度はこの記事の読者像に合わせた前提で、回数を守れば当たるという話ではありません。
3回目以降は、1回目と2回目を行き来しながら共通する3点を確かめる時間にしてみてください。
ハーフスイングと両足をそろえた打ち方も試す
ティーの練習に慣れたら、2つのドリルを加えてみましょう。
1つはハーフスイング(腰から腰までの小さな振り幅)で、本間ゴルフの公式メディアが紹介する練習です。
もう1つは、足を肩幅より狭くそろえて振る練習。
ハーフスイングで確かめるのは、急角度に打ち込んでいないか。足をそろえた打ち方では、体が左右に流れずに振れているかを見ていきます。
足をそろえる練習は、ゴルフサプリの解説記事でも両足を閉じて打つ形で紹介。
どちらも小さな動きで、共通する3点のうち2つの動きを確かめるための練習です。
練習中に腰や手首に痛みが出たら無理に続けず、痛みが続く場合は医療機関に相談しましょう。
自宅の素振りでボール位置と前傾を確かめる
打ちっぱなしに行けない週は、自宅の素振りで構えを確かめます。
ボールがなくても確かめられる構えの要素は、意外と多いもの。
- 前傾の角度(鏡や窓で横から見る)
- ボール位置の目安(左足かかと寄り)
- 小さな振り幅(腰から腰まで)
ゴルハックを書いている私、コタロウも、打ちっぱなしは月2回です。
ほかは、自宅の素振りなどで練習しています。
室内でクラブを振るときは、天井や家具、周りの人に当たらないかを先に確かめましょう。
一人で原因が絞れないときはレッスンも選択肢
ダフリとトップを行き来するなど、自分で原因が絞れない状態が続くこともありますよね(笑)。
そんなときの選択肢の1つが、第三者に見てもらうこと。
ゴルフレッスンに通うべきかは、通う・通わない・期間を区切って試すの3つから考えられます。
独学で続けるのも、対等な選択。共通する3点と練習の順番を回しながら、自分に合う続け方を選んでみてください。
どちらを選んでも、次の打ちっぱなしで試すことを1つに絞る点は変わりません。
フェアウェイウッドの打ち方のよくある質問


フェアウェイウッドの打ち方で、よく出る質問はこちらです。
フェアウェイウッドは払い打ちとダウンブローのどちらで打てばいいですか?
本間ゴルフの公式メディアは払い打ち、ゴルフサプリの解説記事は緩やかなダウンブローを基本にしていて、解説によって逆です。先にそろえたいのは、左足かかと寄りのボール位置・すくい上げない・急角度に打ち込まないの3点なんですよね。くわしくはどちらの解説にも共通する3つの点で解説しています。
フェアウェイウッドのボール位置はどこですか?
左足かかと寄りが目安と解説されています。番手が短くなるほど、少しずつ真ん中寄りにする紹介もあるんです。置き方の目安はボール位置は左足かかと寄りが目安にまとめました。
フェアウェイウッドでダフるのはなぜですか?
原因は1つに絞れません。ボール位置、すくい上げの意識、体重の偏りの順に見直してみてください。見直す順番はダフるときはボール位置から見直すで解説しています。
フェアウェイウッドでトップやチョロが出るのはなぜですか?
球を上げようとして最下点が手前になると、ダフリとトップの両方が出やすいと解説されています。体の起き上がりや、右足に乗りすぎた体重も確かめたいところです。確認項目はトップやチョロはすくい上げる動きを見直すにあります。
フェアウェイウッドがスライスするときは何を見直せばいいですか?
急角度に打ち込みすぎていないかと、振り上げたあとの回転の形を見直します。ダウンブローを意識しすぎると低いスライスが出やすい、という解説もあるんです。見直し方はスライスは打ち込みすぎと回転の形を見直すで整理しています。
練習場では当たるのにコースで当たらないのはなぜですか?
練習場ではティーやマットから打てますが、コースのティーイングエリア外では止まった所からあるがままに打ちます(規則9.1a)。打ち方ではなく、打つ条件の違いが理由の1つなんです。規則の原文は練習場とコースの違いで紹介しています。
フェアウェイでボールをティーアップしてもいいですか?
ティーアップが認められているのは、ティーイングエリアの規則(6.2b(2))の中です。コース上の球はあるがままにプレーし(9.1a)、地面を変えてライを良くすることも認められていません(8.1a)。3つの条文の関係はフェアウェイやラフではあるがままの芝から打つで整理しました。
ティーショットでフェアウェイウッドを使ってもいいですか?
使えます。ティーイングエリアではティーアップしても地面から直接打ってもよいので、条件の良い場面かもですね。高さの考え方はティーショットではティーアップして打てるで紹介しています。
初心者は何番のフェアウェイウッドから使えばいいですか?
ロフト角の大きい5Wや7Wから始める考え方があります。プロゴルファーの中村修さんは、100切りにフェアウェイウッドは必須ではないという見解です。見解の中身は100切りに3Wは必要かで紹介しています。
フェアウェイウッドとユーティリティはどちらを入れればいいですか?
打ちやすさには個人差があり、どちらとは決めつけられません。クラブは14本までなので、その中で3Wを抜いてユーティリティを入れる選択もできます。枠の考え方は空いた枠にはユーティリティも入れられるで解説しました。
まとめ:フェアウェイウッドの打ち方は3つの共通点から始めよう


要点をひとことで言うと、こうです。
フェアウェイウッドの打ち方は、払い打ちかダウンブローかを決める前に、どちらの解説にも共通する3点をそろえるところから始めましょう。
二択で迷っていた時間は、3点を1つずつ確かめる時間に変えられるはずです。
次の打ちっぱなしに持っていくのは、5Wか7Wと低いティーだけで十分。



次の打ちっぱなしは、5Wを低いティーから始めよう。
コースではライが良いときだけフェアウェイウッドを持つと決めて、次のラウンドへ向かいましょう。
屋外の打席が取れない月は、屋内のセルフ練習場で5Wを打つ回数を増やす手もあるんですよね。
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