コタロウダフって手前に残し、次はトップで奥へ行ったり来たり…。
この記事では、アプローチのダフリとトップを減らす練習を解説します。
ダフリは球の手前の地面を先に打つミス、トップは球の上側に当たって低く強く出るミスです。
打ちっぱなしのマットではダフっても気づきにくいので、まず自分のミスを見分けるところから始めます。
| 困っていること | 読む場所 |
| 球の手前を打って、グリーンに届かない | ダフリが多い人の練習 |
|---|---|
| 球の上を打って、グリーンの奥へ転がる | トップが多い人の練習 |
| ダフリとトップが日によって入れ替わる | 構えから練習する |
| 自分がどっち寄りなのか分からない | ミスがどっち寄りかを見る |
| 距離を合わせると当たりが悪くなる | 振り幅を左右対称にする |
| 練習場では打てるのに、コースで出る | 打席のマットで見えにくいこと |
| 家で何をすればいいか決められない | ダフリの実践表・トップの実践表 |
| 一人で見ても原因が分からない | 見てもらう選択肢 |
どっち寄りか分からないまま球数を打つと、同じ行ったり来たりをそのままコースへ持っていきがちです。
正直、私も100前後で足踏みしていた頃は、グリーン周りのダフリとトップで行ったり来たりしていました。
家でも、ヘッドの落ちた位置が見られます。藤田タッチマットは、マットにヘッド最下点のソール跡がつくマット。打ちっぱなしで見えにくいミスを、跡として残して確かめられます。
この記事には、楽天市場の商品リンクとRIZAP GOLFの広告リンクを含みます(広告ポリシー)。
4つの質問から、いま取り組むテーマを1つに。次の練習でやることと、練習メモを作ります。
回答をもとに練習の優先順位を整理するツールです。スイングの原因やスコア改善を保証するものではありません。練習内容はゴルハックの提案例です。
アプローチのダフリとトップを減らす練習は、跡を見てから選ぶ


練習を選ぶ前に、ミスがどっちに寄っているかを1回見ておきます。
ダフリ寄りかトップ寄りかで、やる練習を変える
ダフリとトップは、どちらが多いかで先にやる練習が変わります。
原因とドリルがずらりと並んだ解説を読んでも、自分に合う練習は選びにくいんですよね。
そこでこの記事では、ミスの出方から読む章を分けました。
| ミスの出方 | 読む章 |
| 球の手前を打つことが多い | ダフリが多い人の練習 |
|---|---|
| 球の上側に当たることが多い | トップが多い人の練習 |
| 日によって入れ替わる | 構えから練習する |
見分けたあとも、1回で決まるとは限りません。
日によって入れ替わる人は、構えをそろえる章から始めるのがおすすめです。
どっち寄りかが見えれば、今日やる練習が1つに決まります。
まず用意するのは、跡が残る藤田タッチマット1枚
自分のミスを家で確かめる道具は、次の3つを基準に選びました。
- ヘッドの落ちた位置が残る
- 家に置ける大きさ
- 確かめることが「落とした位置」に絞られている
この3つで選んだのが、タバタの藤田タッチマットです。
藤田タッチマットは、ヘッドが落ちた位置をソール跡で確かめたい人に向いています。
| 項目 | 内容 |
| 商品名 | 藤田タッチマット(Tabata GOLF/GV0287) |
|---|---|
| サイズ | 350×420mm |
| 素材 | 表生地 ポリエステル/中間材 ポリウレタンフォーム/裏面 TPE |
| 公式の説明 | マットにヘッド最下点のソール跡がつく |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
出典は、タバタゴルフ公式の製品ページです(2026年10月3日確認)。
跡で分かるのは、ヘッドが落ちた位置まで。原因そのものは、跡と球の行き先を照らし合わせて自分で考えます。使う場所や使い方の注意は公式ページに見当たらないので、置き場所は商品ページで確かめてから決めましょう。
打ちっぱなしのマットでは見えにくい落ちた位置が、家のマットに跡として残る。
最初の1枚に選んだのは、家でもミスの出方が見えるからです。
下の箱から、楽天の商品ページで在庫と商品の説明が見られます。
コタロウの場合:グリーン周りで行ったり来たりしていた
100前後で足踏みしていた頃、私のスコアは100〜115の間でした。
崩れる原因で特に多かったのが、グリーン周りのアプローチのダフリとトップ。
ダフリとトップを行ったり来たりして、グリーン周りで打数が増えていました。
その後、アプローチとパターの練習を取り入れてから、100をコンスタントに切れるようになりました。
ただ、これは私の場合の順番で、同じ練習で誰でも切れるとは言えません。
この記事で紹介する道具は、私の体験とは別に、メーカー公式の説明をもとに選んでいます。



行ったり来たり、まさに今の自分のことだ…。
100切り全体で私がやったことは、月1ゴルフのサラリーマンでも100切りは狙えるにまとめています。
練習の前に、アプローチのミスがダフリ寄りかトップ寄りかを見る


見る場所は、球の行き先とヘッドが落ちた位置の2つです。
球の手前の芝を打って、グリーンに届かないのはダフリ寄り
ダフリは、ヘッドが球より先に地面へ当たるミスです。
芝や地面に勢いを取られるので、球はグリーンに届かず手前に止まりがち。
コースでは、次のような手がかりが残ります。
- 球があった場所の手前の芝が削れている
- 狙ったより手前で止まる(ショート)
- ヘッドが芝や地面に取られて、球に勢いが伝わらない
ただ、上りの傾斜や深いラフなど、ライ(球のある場所の状態)が悪くても、同じように手前に止まることがあります。
1球だけで決めつけず、何球かの傾向で見ておくのがおすすめです。
手前の芝が削れていたかどうかは、打ったあとに振り返ればすぐ確かめられます。
球の上側に当たって、グリーン奥へ転がるのはトップ寄り
トップは、ヘッドが球の上側に当たるミスです。
球は低く強く飛び出し、グリーンに落ちても止まらずに奥へ転がりがち。
| 手がかり | トップ寄りのとき |
| 球の高さ | 思ったより低く出る |
|---|---|
| 転がり | ランが長く、グリーンの奥へこぼれる |
| 芝の跡 | 球の手前の芝はほとんど削れていない |
ひどいトップだと、グリーンを越えて反対側からまた寄せることに。
ダフリのあとにトップが出ると、グリーンの手前と奥を行ったり来たりする形です。
1ホールでこれが起きると、寄せだけで打数がかさんでしまうんですよね。
両方出る日は、ヘッドの落ちる位置を先に確かめる
ダフリとトップが同じ日に出るときは、打ち方を直す前に、ヘッドがどこに落ちているかを見ます。
ソール(クラブの底)が遠ざかりすぎるとダフリ、近すぎるとトップ、という説明があります(みんなのゴルフダイジェスト)。
つまり両方出る日は、ヘッドの届く位置が球ごとにずれている可能性があります。
原因の候補を全部試す前に、落ちる位置を見る。どこに落ちているかが分かれば、ダフリの章とトップの章のどちらを先に読むかが決まります。
落ちる位置を見る手がかりは、コースでは芝の削れ方、家では跡の残るマット。
藤田タッチマットのソール跡は、球の位置と比べて見る
藤田タッチマットの公式ページの製品の特長には、こう書かれていました。
マットにヘッド最下点のソール跡がつきます
同じページには、狙ったところにヘッドを落とせているかを、ソール跡の位置やズレで診断するという説明も。
公式の説明は、ここまで。跡がつくことと、落とした位置やズレを確かめられることまでが、公式に書かれている内容です。
最下点(スイング中にヘッドが下がりきる位置)の跡をどう読むかは、ゴルハックの見方として3つの手順に整理しました。
跡の見方(ゴルハックの見方)
マットのどこにヘッドを落としたいかを、構える前に決めておきます。
跡を見るための振り方に変えず、ふだんどおりに。
3つのどれだったかを、その場で数えておきましょう。
跡の読み方は公式の説明ではなく、この記事の見方です。
球を打つのか素振りで使うのかも公式ページには書かれていないので、購入前に楽天の商品ページの説明も確かめておきましょう。
ダフリが多い人のアプローチ練習は、左足体重と手首の角度から


ダフリが多い人は、体重と手首の2つを先に見ます。
ダフリの原因としてよく挙がるのは、体重・手首・緩み
アプローチでダフる原因として、レッスン記事でよく挙がるのは次の3つです。
| 原因 | 紹介されている内容 |
| 体重 | インパクトで体重が右に残りがち(みんなのゴルフダイジェスト) |
|---|---|
| 手首 | 球を上げようとして手首を使い、リリースが早くなる(同上) |
| 緩み | 肘が緩む・膝が入ると、トップやダフリが出やすい(中日スポーツ) |
手首の話は、コック(手首の角度)がほどけてハンドレイトで当たる、という説明でした。
ハンドレイトは、インパクトで手元が球より後ろにある形のこと。
手首の角度が当たる前にほどけることを、アーリーリリースとも呼びます。
ヘッドの重いウェッジは、この形で当たるとダフりやすい、というのが記事の説明です。
どれが自分に当てはまるかは、跡と球の行き先から。3つを同時に直そうとせず、ミスの見分け方で見た結果に近いものから1つだけ。
1つずつ試して跡の変化を見るほうが、何が効いたのかが分かりやすくなります。
左足一本で立って、短い振り幅で打つ
体重が右に残る人向けに紹介されているのが、左足にほとんどの体重をかけたまま打つ練習です。
グリーン周りの短いアプローチについて、ゴルフ総研はこう紹介しています。
体重の60〜80%程度を最初から左足にかけて、体重移動をしないで打つ方法が一般的、という内容です(元の記事)。
その感覚をつかむドリルが、片足に近い立ち方で打つ形です。
- いつもどおりアドレスする
- 右足を1歩後ろに引いて、つま先立ちにする
- 左足にほとんどの体重を乗せたまま、短い振り幅で打つ
この手順は、みんなのゴルフダイジェストのトップの記事で紹介されているもの。
ダフリの記事のほうでは、右足のかかとを上げたまま打つ形が紹介されていました。
どちらも、テークバックから当たるまで左足に乗ったままを体で覚える狙いです。
片足に近い立ち方なのでバランスを崩しやすく、最初は小さな振り幅で、家では素振りから始めると無理がありません。
グリップエンドをお腹に向けたまま素振りする
手首の角度を保ったまま、体の回転でヘッドを動かす感覚をつかむ練習です。
紹介されているのは、クラブを極端に短く持ち、グリップエンドをお腹につけたまま振る方法(みんなのゴルフダイジェスト)。
- クラブを極端に短く持つ
- グリップエンド(グリップの端)をお腹につける
- 手で振らず、おへその向きを変えるように振る
手だけでクラブを動かすと、グリップエンドはお腹から離れがち。
家の中では球を打たずに素振りだけでも、形は確かめられます。
ゴルフ総研の解説でも、右手首の角度をアドレスからフォローまで変えずに振ると紹介されていて、狙いは同じです。
アライメントスティックを使う確かめ方もあります。スティックをグリップと一緒に握り、クラブを延長するドリルです(みんなのゴルフダイジェスト)。手首を使うと、延長した部分が左わき腹に当たります。
当たれば手首を使っていた合図なので、ひとりでも気づけるのがこの練習のいいところ。
ダフリが多い日の実践表:家と打席でやること
ダフリ寄りと分かった日は、次の表の順で進めます。
表の回数と球数はゴルハックの提案例で、決まった答えではありません。
| 項目 | やること |
| 今日の目的 | 球の手前を打つ回数を減らす |
|---|---|
| 使うクラブ | ふだんグリーン周りで使うウエッジ1本 |
| 狙う場所 | ソール跡が狙った位置に出ること |
| 最初の10回 | 家:いつもの構えと振り幅で振り、跡の位置を見る |
| 練習する間 | 家:左足に体重を残すドリルと、グリップエンドの素振りを各10回 |
| 最後の10回 | ふだんの構えに戻して、跡の位置をもう一度見る |
| 残すメモ | 跡が狙った位置より手前だった回数(例:10回中4回) |
| 次の打席 | 同じ構えのまま、何球中何球うまく当たったかを数える |
最初と最後で同じ数え方をしておくと、練習の前後で跡がどう変わったかが比べられます。
打席の100球の配り方は、打ちっぱなしの練習メニューの「ダフリ・トップを減らしたい日の100球」にまとめました。
手前だった回数が減らない日は、構えから練習する章に戻ってボール位置を見直します。
トップが多い人のアプローチは、ソールを当てる練習から


トップが多い人は、ヘッドを地面に届かせるところから始めます。
トップは、地面への怖さや前傾の崩れで出やすいといわれる
アプローチでトップする原因として、紹介されているのは次の3つです。
| 原因 | 紹介されている内容 |
| 地面への怖さ | 初心者は、ヘッドが地面に当たることに恐怖心をもっていることが多い(みんなのゴルフダイジェスト) |
|---|---|
| 右足体重と上げたい気持ち | 飛び過ぎを嫌って体重が右に残り、球を上げたくてヘッドを持ち上げる(同上) |
| 前傾の崩れ | ヘッドアップすると前傾姿勢が浅くなり、トップしやすい(ゴルフ総研) |
前傾は、構えたときの上半身の前への傾きのこと。
打つ途中で上半身が起きて前傾が崩れることを、伸び上がりとも呼びます。
近い距離ほど「飛ばしたくない」「上げたい」が強くなるので、トップは寄せの場面で顔を出しやすいミス。
原因は1つに決めつけなくて大丈夫です。跡が薄い日が続くときは、まずはソールを地面に当てる練習から始めてみます。
どれも「〜といわれる」段階の話なので、自分の跡で確かめながら選んでいきましょう。
打席のマットをソールで叩いて、滑る感覚をつかむ
地面が怖い人に紹介されているのが、マットをソールで叩く練習です。
ドンッと音がするくらいマットを叩いて、ソールが滑る感覚を覚える、という内容でした(みんなのゴルフダイジェスト)。
試した書き手は、リーディングエッジ(フェースの下側のふち)から打ち込むと、ソールが滑らなかったと書いています。
バウンス(ソールのふくらみ)が地面に当たるように意識すると、ドンッと当たっても滑ってくれた、という感想です。
家の床では叩かない。床やマットを傷めないよう、この練習は打ちっぱなしの打席だけで。
バウンスの大きさはウェッジによって違い、選び方は初心者におすすめのウェッジ8選で解説しています。
刃から刺さる感じと、底が滑る感じの違いが分かれば、地面が少し怖くなくなるかもですね。
低いティーに乗せた球だけを、ティーに当てずに打つ
ソールまでの距離が遠すぎるとダフリ、近すぎるとトップ、と説明しているドリル記事があります。
そこで紹介されているのが、ティーに乗せた球をティーに触らず、球だけを打つ練習です(みんなのゴルフダイジェスト)。
最初は低いティーで始めて、少しずつ高くしていく流れでした。
元の記事はアイアンの練習として紹介しているので、ウエッジの短い振り幅で試す形をゴルハックの提案にしています。
- 打席で、低いティーに球を乗せる
- ウエッジで、腰から腰くらいの振り幅で打つ
- ティーが倒れたか・残ったかを見る
ティーに当たらず球だけが飛べば、ヘッドが低すぎず高すぎない高さを通った目安。
記事では、上から打ちすぎても、下からすくってもゴムティを打ってしまうと説明されていました。
ティーが残った数を数えておけば、次の打席と比べられます。
トップが多い日の実践表:家と打席でやること
トップ寄りと分かった日は、ヘッドを地面に届かせることを中心に組みます。
ダフリの日の表とは目的が逆なので、跡が「出ているか」から見るのがポイントです。
| 項目 | やること |
| 今日の目的 | ソールを地面に当てて、跡をしっかり出す |
|---|---|
| 使うクラブ | ダフリの日と同じウエッジ1本 |
| 狙う場所 | 跡が狙った位置のあたりに出ること |
| 最初の10回 | 家:いつもの構えと振り幅で振り、跡が出るかを見る |
| 練習する間 | 家:グリップエンドをお腹につけた素振りを10回、打席:マットをソールで叩いてから低いティーの球を打つ |
| 最後の10回 | 家:前傾を保つことだけ考えて振り、跡をもう一度見る |
| 残すメモ | 跡が出なかった回数と、薄かった回数 |
| 次の打席 | 低いティーの球を同じ数だけ打ち、ティーが残った数を比べる |
回数と球数はゴルハックの提案例で、ここに合わせなくても問題ありません。
跡が出なかった回数が減ってきたら、打席でもマットを叩く練習から入って感覚を確かめます。
跡が出すぎて手前になってきた日は、ダフリの実践表に切り替える合図です。
ダフリもトップも出る日は、アプローチの構えから練習する


両方出る日は、打ち方より先に構えをそろえます。
両方に共通する原因は、ボール位置・手打ち・すくい打ち
インザゴルフの解説では、ダフリとトップに共通する原因として3つが挙げられています(インザゴルフ)。
| 共通の原因 | 中身 |
| ボール位置のズレ | 置く位置がずれて、うまくインパクトできない |
|---|---|
| 手打ち | 手先や腕だけで打っている |
| すくい打ち | 球をすくい上げるように打ってしまう |
すくい打ちは、球を上げようとして下からすくう打ち方のこと。
ゴルフ総研は、すくい上げようとするとヘッドを球の下に入れたくなる、と説明しています。
その結果ダフり、それを避けようとするとトップする、という流れです。
ダフリとトップが日替わりで出る人は、この3つのどれかがぶれている可能性があります。
直す順番は、構えから。3つのうちボール位置は、打つ前に目で確かめられます。手打ちとすくい打ちは振ってみないと分からないので、構えをそろえてから見るほうが手間がかかりません。
この章は、ボール位置→ハンドファースト→片手打ちの順に進みます。
ボール位置は、アライメントスティックで毎回そろえる
アプローチのボール位置は、スタンスの中央より少し右と紹介されることが多いです。
ゴルフ総研は真ん中からボール1個程度右、インザゴルフは中央よりやや右としています。
大事なのは、自分の位置を1つ決めて、毎回同じ場所に置くこと。
PINGのアライメントスティックは、ボール位置を毎回同じ場所にそろえたい人に向いています。
| 項目 | 内容 |
| 商品名 | アライメントスティック(PING/AC-U202) |
|---|---|
| 長さ・太さ | 120cm・直径8mm |
| 本数 | 2本セット(ホワイト・ブラック)・専用カバー付き |
| 素材 | スティック:グラスファイバー/カバー:合成皮革(PU) |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
長さ・本数・素材は、PING公式オンラインショップの商品ページで確かめました(2026年10月3日確認)。
スティックは目印になるだけで、どこが自分に合う位置かまでは教えてくれません。
位置を決めたら、2本を足元に置いて、構えるたびに同じ目印の前に立ちます。
ボール位置が毎回ずれる人こそ、足元に置くだけで目印ができるこの手軽さが心強いところ。
アドレスで、ハンドファーストの形を先に作っておく
ハンドファーストは、手元が球より目標側にある構えのことです。
ゴルフ総研の解説では、両手が左足太ももの前に来るように構えると紹介されています。
両手がスタンスの真ん中にあると、トップやダフリの原因になる、という説明もありました。
インパクトでこの形を作ろうとするより、アドレスの時点で作っておくほうが、打つ途中で考えることが減ります。
構えたら、手元の位置を1回だけ見る。グリップが左足太ももの前にあるか、球より目標側にあるかを確かめてから振ります。
形を作ったら、あとは崩さないことだけ。
私がこの形をどう振っているかは、次の章の体験に書きました。
片手打ちで、手先でなく体で振る感覚をつかむ
手打ちが気になる人に紹介されているのが、片手でクラブを持って打つ練習です(Regina)。
- サンドウェッジを片手で持つ(少し短く持ってもよい)
- ボールを左足かかとの延長線上より1個分右に置き、右足を左足に寄せる
- ややハンドファーストに構え、使わない手を腰の後ろに回す
- 右腰から左腰までの振り幅で、体全体を使って振る
手でクラブを操作すると手首の角度が変わり、ダフリやトップが出る、というのがこの練習の考え方です。
右手で打ったら、左手でも同じように打ちます。
片手なのでクラブを支えにくく、家では素振りで、打席では短い距離から始めましょう。
体で振れているかどうかは、片手のほうが両手より分かりやすいかもですね。
アプローチで緩まないように、振り幅を左右対称にする


距離を強さで合わせようとすると緩みやすいので、距離は振り幅で合わせます。
インパクトで緩むと、ダフリもトップも出やすいといわれる
緩みは、ダフリとトップの両方につながる原因として紹介されています。
ゴルフ総研は、インパクトで距離を合わせに行ってヘッドが減速すると、ダフリやトップが出ると説明しています(ゴルフ総研)。
中日スポーツのレッスン記事も、肘が緩む・膝が入るといった緩みでトップやダフリが出やすい、としていました(元の記事)。
インパクトは、クラブが球に当たる瞬間のこと。
近い距離ほど飛びすぎが怖くて、当たる直前にゆるめたくなるんですよね。
当てる瞬間に合わせにいかない。ゴルフ総研では、インパクトよりフォロースルーに意識を持っていく方法が紹介されています。
フォロー(当たったあとに振り抜く動き)まで同じ速さで振れたかを、跡と一緒に見ておく。
そうすると、緩んだ日の見分けもつけやすいかもですね。
距離は振り幅で変えて、打つ強さは変えない
アプローチの距離の合わせ方は、大きく2つに分かれると紹介されています(GDO)。
| 合わせ方 | 中身 |
| 振り幅 | 腰から腰・肩から肩など、振る大きさで距離を変える |
|---|---|
| スイングスピード・強さ | 振る速さや当てる強さで、感覚的に距離を変える |
同じ記事では、平均90台のゴルファーへの調査で、振り幅派が60%、スイングスピード派が30%という結果でした。
ゴルハックでは、緩みを避けたい人には振り幅で距離を変えるほうをすすめています。
振り幅を決めておけば、当たる直前に強さを足したり引いたりする場面を減らせる、という考えです。
振り幅ごとに何ヤード飛ぶかは人によって違うので、自分の数字はウエッジの飛距離を9マスの表にする記事で書き出せます。
なお、バンカーだけは考え方が別です。
私は振り幅ではなく、引く強さと番手で合わせていて、バンカーの簡単な打ち方にまとめました。
インパクトバッグで、当たる瞬間に力が集まる感覚をつかむ
当たる瞬間の感覚をさらに試したい人には、叩く的を使う練習もあります。
ダイヤインパクトバッグは、中に柔らかい布や毛布を詰めて、アイアンのハーフスイングで叩く練習器具です。
公式の説明は、インパクトの力の集中・手首のリリース・下半身の体重移動を体感する器具、というもの。
ダイヤインパクトバッグは、当たる瞬間の力の集まり方をハーフスイングで確かめたい人に向いています。
| 項目 | 内容 |
| 商品名 | ダイヤインパクトバッグ(DAIYA GOLF/OT-5003) |
|---|---|
| サイズ | 直径約40cm×高さ約25cm(中身を入れた状態) |
| 本体質量 | 約420g(中身を除く) |
| 中身 | 柔らかい布・毛布(目安約3kg) |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
出典は、ダイヤゴルフ公式の商品ページです(2026年10月3日確認)。
グリーン周りの距離感そのものを作る道具ではなく、布や毛布を詰める手間もかかります。
必須ではなく、家での練習を一段増やしたい人向けの選択肢です。
球を使わずに当たる瞬間の緩みを確かめたい人は、下の箱から商品ページが見られます。
コタロウの場合:右胸から左胸へ、ボールを投げるように振る
アプローチで私が心がけていることは2つあります。
1つ目は、アドレスでハンドファーストの形を作り、その形を崩さずに「右胸→左胸」の順番で振ることです。
打ちに行ったりパンチを入れたり、手で球を上げようとしたりはしません。
左右対称の振り幅で、緩みやミスを防ぐつもりで振り、距離感もこの振り幅で調整しています。
2つ目は、手でボールをポーンと投げるときと同じイメージで振ること。
テークバックで軽く膝が沈み、ポンと優しく上がっていく感覚で、リズムと体の動きを合わせています。
どちらも私の感覚で、誰にでも同じように合うとは言えません。



ボールを投げる感覚は、自分にも想像できそう。
形を作る話はハンドファーストの構え、距離の合わせ方は振り幅の話とあわせて読むと、つながりが見えやすくなります。
コタロウの場合:チップインを狙う寄せだけは、音で合わせる
ここまでの話は、ふだんの寄せのことです。
チップイン(グリーンの外から打った球が直接カップに入ること)を狙う短い寄せだけは、場面を分けています。
構えは、ボールを気持ち右足寄りに置き、フェースを少しだけかぶせる形。
手元はハンドファーストで、ハンドアップ気味(手元を少し高く)に構えます。
ボールのぴったり根元ではなく、根元と赤道の中間よりやや下を「カツッ」と直接叩くイメージです。
振り幅で合わせようとすると手元が緩みやすいので、緩めずに乾いた音を鳴らしにいく強さを意識しています。
根元を狙うと芝が挟まることがある、というのは私の理解で、確かめた話ではありません。
ダフリやトップを減らす練習としてすすめているのではなく、私が場面で使い分けている感覚です。
ふだんの寄せでは、振り幅で距離を合わせるほうを基本にしています。
アプローチのダフリとトップは、家と打ちっぱなしで練習を分ける


家は跡を見る場所、打ちっぱなしは同じ形で球筋を見る場所、と役割を分けます。
打席のマットはソールが滑るので、ダフリが見えにくい
打ちっぱなしの人工芝マットでは、少しのダフリに気づきにくいといわれます。
ティーアップ打ちを紹介した記事には、こんな説明がありました。
マットだと多少のダフリは吸収されて感じなく、きちんと当たっていないことに気づきにくいんです。
マットの上ではソールが滑って抜けやすい、という打ち手の声もあります。
ただ、マットの構造としてそう説明した資料は、打ちっぱなしの練習メニューを書いたときにも見つけられませんでした。
いずれにしても、打席では当たりの差が見えにくいことがある、と知っておくだけで見る場所が変わります。
だから家では跡で落ちた位置を確かめ、打席では球筋を見る、という分け方にしました。
家で球を打つときは、折りたたみのネットに向けて打つ
家で球まで打ちたい人は、折りたためるアプローチネットが選択肢です。
置き場所としまい方で選べるよう、2つを並べました。
| 項目 | ベタピンアプローチ | パッとアプローチ |
| メーカー | DAIYA GOLF(TR-407) | Tabata GOLF(GV0881) |
|---|---|---|
| サイズ | 幅約450×奥行約420×高さ約400mm | 縦約570×横約550×奥行約530mm(設定時) |
| しまい方 | 小さく折りたためる | ヒモを引くと開き、たたむとコンパクト |
| 公式の記載 | 練習ボールやマットを使えば室内でも練習できる | 室内専用のアプローチ練習ネット |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
ベタピンアプローチは、折りたためるネットで家でも短い距離のアプローチを打ちたい人に向いています。
パッとアプローチは、ヒモを引くだけで広げて、使わないときはたたんでおきたい人におすすめです。
パッとアプローチの公式ページでは、一緒に使う製品の1つとして藤田タッチマットも挙がっていました。
どちらも打てるのは短い距離なので、周りの家具や壁、音には気をつけたいところです。
ベタピンアプローチの公式には「練習ボールやマットを使うことにより」とあります。
家で打つ球の種類は、商品ページで確かめてからそろえましょう。
しまいやすさで選ぶ人はベタピンアプローチ、広げる手軽さで選ぶ人はパッとアプローチの箱から見比べられます。
月2回の打ちっぱなしでは、家と同じ形のまま球筋を見る
打席では、家で作った構えと振り幅を変えずに、球の高さと転がりを見ます。
私の練習も、打ちっぱなしは月2回で、あとは自宅でアプローチと素振りです。
限られた打席では新しい打ち方を試すより、家で決めた形のまま何球中何球うまく当たったかを数えます。
| 場所 | 見るもの |
| 家 | ソール跡の位置(手前・狙った位置・薄い) |
|---|---|
| 打ちっぱなし | 球の高さと転がり、何球中何球うまく当たったか |
| コース | 構えと振り幅の2つだけ |
球筋は、打った球の高さ・曲がり・転がりのこと。
キャリー(空中を飛んだ距離)とラン(落ちてから転がった距離)の割合も、家では見られない情報です。
100球をどう配るかの例は、打ちっぱなしの練習メニューの例2「ダフリ・トップを減らしたい日の100球」。
家で見た跡と、打席で見た球筋を同じメモに並べておくと、次に何を練習するかが決めやすくなります。
アプローチのダフリとトップの練習を、ラウンドで確かめる


コースでは考えることを減らして、振り返りはラウンドのあとに回します。
コースでは、構えと振り幅の2つだけ思い出す
コースでは、構え(ボール位置とハンドファースト)と振り幅の2つだけを思い出して打ちます。
練習した原因やドリルを全部思い出そうとすると、打つ前の迷いが増えるからです。
ライが練習場と違えば、同じように振っても結果は変わります。
打つ前の素振りで振り幅を確かめるのは、日本ゴルフ協会のゴルフ規則でも練習ストロークに当たりません。
ホールのプレー中、プレーヤーはコース上、またはコースの外のすべての球に対して練習ストロークを行ってはならない。
次は練習ストロークではない:
球を打つ意思なしに行われる練習スイング。
球を打たない素振りは、振り幅の確認に使えます。
ただ、後ろの組を待たせないよう、素振りは短く済ませておきたいところです。
ラウンドのあとで、グリーン周りのミスの数を書き残す
メモはプレー中に書かず、ラウンドが終わってから書きます。
スコアと進行は別の話なので、プレー中は前に進むことが先。
| 書くこと | 書き方の例 |
| ダフリ | 3回(手前に止まった) |
|---|---|
| トップ | 1回(奥へこぼれた) |
| うまく寄った | 4回 |
| 次にやる練習 | ダフリが多いので、左足に体重を残すドリルから |
数が並ぶと、次の練習でダフリとトップのどちらを先に見るかが決めやすくなります。
実践表の「残すメモ」と同じ書き方にしておけば、家・打席・コースの3か所が1本の線でつながる形に。
ダフリが続いていればダフリの実践表、トップが続いていればトップの実践表に戻ります。
跡を見ても原因がわからないときは、見てもらう
跡もメモも見たのに、原因が絞れないこともあります。
独学のまま続けるのも選択肢の1つで、私自身もレッスンには通っていません。
通うかどうかの考え方は、ゴルフレッスンに通うべきかで整理しました。
- 今のスイングを、人の目で見てもらえるか
- レッスンのあとに、自分で見返せるか
- 無理なく通える場所にあるか
前の2つがそろっている窓口の1つが、RIZAP GOLFです。
RIZAP GOLFは、自分では見分けにくいスイングを、専属トレーナーとマンツーマンで確かめたい人に向いています。
| 項目 | 公式の記載 |
| レッスンの形 | 専属トレーナーによる一貫したマンツーマン |
|---|---|
| スイングの記録 | 全室にあるシミュレーター「GDR」のハイスピードカメラでデータを取得 |
| レッスン後 | トレーナーの音声付きのレビュー動画を送付 |
| 最初の1回 | 体験レッスン付きゴルフ力診断で、スイングをチェックして課題を明らかにする |
出典は、RIZAP GOLF公式の「プラン・料金」と「レッスンの流れ」です(2026年10月3日確認)。
気になる点は、レッスンを所属店舗で受ける形なこと。
通える場所に店舗があるかと、グリーン周りの練習環境は、公式で先に確かめておきましょう。



自分のスイング、一度ちゃんと見てもらいたいかも…。
跡でもメモでも絞れなかった原因を、専属トレーナーにマンツーマンで見てもらい、あとで動画で見返せる形です。
まずは体験レッスン付きのゴルフ力診断で、今のスイングの課題を見てもらえます。
\ ダフリとトップの原因を、マンツーマンで見てもらう /
料金の総額ややめるときの条件は、ライザップゴルフの料金は総額で見るで整理しています。
アプローチのダフリとトップの練習でよくある質問


アプローチのダフリとトップの練習で、よく出てくる疑問をまとめました。
アプローチでダフるのはなぜですか?
インパクトで体重が右に残る、手首を使ってリリースが早くなる、肘や膝が緩む、などが原因として紹介されています。どれが自分に当てはまるかは、跡や球の行き先で見分けてから選ぶのがおすすめです。原因の表はダフリの原因にまとめました。
アプローチでトップするのはなぜですか?
地面にヘッドが当たるのを怖がる、飛び過ぎを嫌って右足に体重が残る、ヘッドアップで前傾が浅くなる、などが挙げられています。まずは、ソールを地面に当てる練習から。くわしくはトップの原因に書きました。
ダフリとトップは、原因が同じですか?
ボール位置のズレ・手打ち・すくい打ちは、両方に共通する原因として紹介されています。一方で、それぞれに出やすい原因もあるので、どっち寄りかを先に見るのがおすすめです。共通の原因は両方に共通する原因で整理しています。
アプローチのボール位置は、どこに置けばいいですか?
スタンスの中央より少し右、と紹介されることが多いです。自分の位置を1つ決めたら、アライメントスティックなどで毎回同じ位置にそろえましょう。置き方はボール位置の話にあります。
家でできるアプローチの練習はありますか?
練習場では打てるのに、コースでダフるのはなぜですか?
打ちっぱなしのマットは多少のダフリを吸収し、きちんと当たっていないことに気づきにくい、と紹介されています。家では跡で、打席では同じ形で球筋を見る、と役割を分けるのがゴルハックの提案です。理由は打席のマットの話に書きました。
藤田タッチマットでは、何がわかりますか?
公式には、マットにヘッド最下点のソール跡がつき、狙ったところにヘッドを落とせているかを診断すると書かれています。跡の位置を狙った位置と比べて、ダフリ寄りかトップ寄りかを見るのがゴルハックの見方です。跡の読み方はソール跡の見方にまとめました。
アプローチの練習は、どれくらいの頻度でやればいいですか?
何回やればいいという決まった数は、調べた範囲では示されていません。私の場合は、打ちっぱなしが月2回で、自宅でアプローチと素振りをしています。家と打席の分け方は家と打ちっぱなしの章で書きました。
ダフリを減らすドリルは、どれから始めればいいですか?
右足に体重が残るのが気になる人は、左足に体重を残して打つドリルから始められます。手首の角度が気になる人は、グリップエンドをお腹につけた素振りからでも大丈夫です。手順はダフリの練習の章に書きました。
一人で練習しても見分けがつかないときは、どうすればいいですか?
跡やメモを見ても原因が絞れないときは、今のスイングを人に見てもらう方法もあります。独学を続けるかレッスンで相談するかの考え方は、ゴルフレッスンに通うべきかで整理しました。見てもらう先の選び方は見てもらう選択肢に書いています。
まとめ:アプローチのダフリとトップは、跡を見る練習から始めよう


ダフリとトップの行ったり来たりは、まず跡を見てどっち寄りかを知るところから、練習を選び直しましょう。
次の練習は、球を打つ前に跡を見るところから。
どっち寄りか分かれば、使う実践表が決まり、月2回の打席でやることも1つに絞れます。



次の練習は、まず跡を見るところからやってみよう。
迷ったまま球数を重ねるより、家で1回跡を見ておくほうが、次の打席へ持っていくことがはっきりします。
ソール跡がつくマットが1枚あれば、今日の夜から家で始められるのもうれしいところ。
下の箱から、藤田タッチマットの商品ページと在庫が見られます。

