コタロウ力いっぱい振っても、ドライバーが飛ばないし曲がる…。
この記事では、ゴルフのヘッドスピードの上げ方を解説します。
答えから言うと、腕の力で速く振る前に、まず今の数字を測ることです。
- 最初に、今のヘッドスピードとミート率を測る(測り方)
- 振り方は、腕の力より骨盤、胸、クラブの順番と手元のブレーキ(体の順番)
- 速く振る練習と芯に当てる練習をセットにする(芯に当てる)
- 家で数字を見ながら振りたい人は、素振りでも測れる測定器(測定器)
- 原因が分からない人は、実際に打って課題とプランを聞けるRIZAP GOLFのゴルフ力診断でどこから直すかを相談
数字がないと、試したドリルが効いているのかを確かめようがないからです。
測らずにドリルを足していくと、効いたかどうか分からないまま、月2回の練習が過ぎてしまいがち。
測ってもどこから直すか決められない人は、RIZAP GOLFのゴルフ力診断で、実際に打つ技術測定から今の課題を聞けます。
\ どこから直すかを、打って見てもらう /
この記事には、RIZAP GOLFの広告リンクと楽天市場の商品リンクを含みます(広告ポリシー)。
4つの質問から、いま取り組むテーマを1つに。次の練習でやることと、練習メモを作ります。
回答をもとに練習の優先順位を整理するツールです。スイングの原因やスコア改善を保証するものではありません。練習内容はゴルハックの提案例です。
ヘッドスピードの上げ方は3手順:測る、順番で振る、芯に当てる


手順は3つでも、どこに時間をかけるかは、測った数字を見て決めます。
PRGRの説明では、ヘッドスピードが遅い人はヘッドと手元が同じ速さで動いているとされ、速く振れても芯を外せば飛ばないため、順番と当たりを分けて見ます。
1m/s上がると約6ヤード:40m/sの人の場合
ヘッドスピード(クラブの先が動く速さで、単位はm/s=秒速)を上げたときの目安は、PRGRゴルフスクールの数字がこちら。
PRGRの調べでは、ヘッドスピード40m/sのゴルファーが、ヘッドスピード1m/sアップすれば、約6ヤード飛距離が伸びることがわかっています。
条件は、ヘッドスピード40m/sの人が1m/s上げた場合です。
ほかの速さの人に同じ6ヤードが当てはまるかは、このページには書かれていません。
数字は「PRGRの調べ・40m/sの人」とセットで覚えておく。誰でも1m/sで6ヤード伸びる、という意味ではありません。飛び方は当たり方でも変わるので、ミート率とあわせて見ていきます。
それでも、1m/sの差がヤードで見えると、練習で何を追うかが決めやすくなるんですよね。
平均の目安は、ボギーゴルファーで約41m/s
平均の目安は、弾道測定器メーカーのTrackman(トラックマン)が公式ブログに出している、男性アマチュアのドライバーの数字(Trackman Combineの平均)。
英語の資料で単位はmph(マイル毎時)なので、表のm/sは1mph=0.44704m/sで換算した目安です。
| 区分(Trackmanの表記・男性アマチュアとツアー) | mph | m/s(換算) |
| Scratch or Better(上級者) | 110 | 約49.2 |
|---|---|---|
| Average Golfer(ハンデ14.5) | 94 | 約42.0 |
| Bogey Golfer | 92 | 約41.1 |
| PGA Tour | 115 | 約51.4 |
| LPGA Tour | 96 | 約42.9 |
男性のボギーゴルファー(1ホールを平均1打オーバーで回る人)の目安は、約41m/s。
海外の計測を換算した数字で、年齢や体格による個人差もあります。
自分の数字が目安より低くても、慌てなくて大丈夫です。比べる相手は平均より、先月の自分の数字。同じ条件で測り続けると、練習の変化が見えてきます。
100切りにドライバーの飛距離がどこまで要るかは、ゴルフ初心者の飛距離は何ヤードが普通かをまとめた記事で書きました。
3手順のどこに時間をかけるかは、測った数字で決める
測った数字を見ると、手順2と手順3のどちらに時間をかけるかが分かれます。
| 測った結果 | 時間をかけたい手順 |
| ヘッドスピードが目安より低い | 手順2:体の順番と手元のブレーキ |
|---|---|
| ヘッドスピードはあるのにミート率が低い | 手順3:芯に当てる |
| まだ測っていない | 手順1:今の数字を測る |
ミート率(ボールスピード÷ヘッドスピード)は、芯に当たっているかの目安です。
とはいえ、数字を見ても、自分のスイングのどこで遅くなっているかまでは測定器に出ません。
数字は「どこに時間をかけるか」を決める道具。どう直すかまでは、測定器は教えてくれません。そこで迷ったら、人に見てもらう方法もあります。
RIZAP GOLFのゴルフ力診断は、実際に打つ技術測定とヒアリングがある診断です。
今の課題とプランを先に聞いておくと、手順2と手順3のどちらから直すかが決まります。
入会はその場で決めなくていいので、測った数字を持って課題だけ聞きに行くのもありです。
\ 順番と芯、どちらから直すかを聞く /
手順1:ヘッドスピードの上げ方は、今の数字を測るところから


測るときは置く場所を毎回そろえ、ヘッドスピードとミート率を一緒に残します。
- メーカー公式に「素振りでも測れる」と書いてある
- ヘッドスピードと一緒にミート率も出る
この2つがそろうのが、次の2台です。
練習場では、測定器をボールの1mほど後ろに置く
測定器を置く場所は、PRGRゴルフスクールの説明だとボールの後方1mから1m20cmくらいです。
練習場でボールの後方1m~1m20㎝くらいに測定器を設置して、ボールを打つとヘッドスピード、ボールスピード、ミート率、推定飛距離が表示されます。
ボールスピード(打った直後のボールの速さ)と推定飛距離(速さから計算した飛距離の目安)も、同時に出る仕組み。
置く場所が毎回ずれると、数字のぶれが振り方のせいか置き方のせいか、分からなくなってしまいます。
置く場所は、マットの線や角を目印にそろえる。ユピテル ゴルフスイングトレーナー GST-8 BLEの公式ページにも、注意書きがあります。段差や遮蔽物があると、正確に表示されない場合があるそうです。置き方は、それぞれの説明書に合わせましょう。
同じ番手・同じ位置で測っておくと、先月の数字とそのまま比べられます。
素振りでも測れる1台目:ユピテル ゴルフスイングトレーナー GST-8 BLE
| 項目 | ユピテル公式の仕様 |
| 表示する数字 | ヘッドスピード、ボールスピード、ミート率、推定飛距離 |
|---|---|
| ヘッドスピードの表示範囲 | 10.0〜99.9m/s |
| 使えるクラブ | 22種(ウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パター) |
| 履歴 | 199件まで(ボールスピードを検知しない素振りは記録されない) |
| 重さ・電源 | 110g・リチウムイオン電池 |
| 気をつけたいこと | 約30ヤード以下の飛距離は表示できない |
ユピテル ゴルフスイングトレーナー GST-8 BLEは、4つの数字を1画面に出す測定器です。
素振りについての公式ページの書き方は、次のとおり。
ヘッドスピードと推定飛距離はボールを打たなくても算出されます。
ボールを打てない家でも、素振りのヘッドスピードを数字で見られるわけです。
ただ、素振りの数字は本体の履歴に残らないので、日付と一緒にメモしておくと比べやすくなります。
短いアプローチの数字は出ない点に注意。約30ヤード以下の飛距離は表示できないと、公式に書かれています。寄せの距離まで1台で残したい人は、次のプロギア RED EYES POCKET HS-130_BLEも候補です。
ユピテル ゴルフスイングトレーナー GST-8 BLEは、自宅の素振りでヘッドスピードを数字で見たい人に向いています。
素振りでも測れる2台目:プロギア RED EYES POCKET HS-130_BLE
| 項目 | PRGR公式の仕様 |
| 表示する数字 | ヘッドスピード、ボールスピード、ミート率、推定飛距離の4項目 |
|---|---|
| ヘッドスピード(ゴルフモード) | 10〜90m/s |
| アプローチ | 概ね10ヤード以上のボール初速・推定飛距離を測れる |
| 履歴 | 500件(アプリ内の記録は無制限) |
| 重さ・電源 | 135g・単4形乾電池4本(電池は付属しない) |
プロギア RED EYES POCKET HS-130_BLEも、素振りでの測定がメーカー公式に書かれています。
※素振りでもヘッドスピードは測定可能です。※ボールスピード、ミート率および推定飛距離は実際にボールを打たないと表示されません。
素振りで出るのはヘッドスピードだけで、ミート率はボールを打ったときに出る仕組みです。
プロギア RED EYES POCKET HS-130_BLEは、短いアプローチまで数字を残したい人に向いています。
電源は単4形乾電池4本で、電池は別に用意する形。重さは135gで、ユピテル ゴルフスイングトレーナー GST-8 BLEの110gより少し重め。練習バッグに入れっぱなしにする人は、電池の予備も一緒に入れておくと困りません。
履歴が500件まで本体に残るので、月2回の練習の数字をためていきたい人にも使いやすい形です。
数字はヘッドスピードとミート率をセットで残す
測った数字は、ヘッドスピードだけでなく、ミート率も一緒にメモしておきます。
速さだけを追うと、当たりが悪くなっても気づきにくいからです。
- 日付と番手
- ヘッドスピード
- ミート率(素振りの日は空欄)
- 練習場か、自宅の素振りか
2つの数字を並べて残すと、手順2と手順3のどちらが効いたかを、あとから見分けられます。
ミート率の目安は、手順3のミート率の章にまとめました。
メモを見ても読み方に迷う人は、RIZAP GOLFのゴルフ力診断にメモを持っていくと、聞きたいことを伝えやすくなります。
手順2:腕の力より、体の順番と手元のブレーキを覚える


コーチやスクールの説明では、速い人は体の順番で振り、インパクトの手前で手元を減速させているとされています。
骨盤、胸、クラブの順番で動かす
Trackmanの公式ブログでは、コーチのChris Brook氏が、ダウンスイングで動く順番を挙げています。
原文は英語で、骨盤が1番目、胸(thorax)が2番目、クラブが3番目という順番です。
| 順番 | 動くところ |
| 1番目 | 骨盤 |
|---|---|
| 2番目 | 胸 |
| 3番目 | クラブ |
この体が動く順番の呼び名が、キネマティックシーケンスです。
素振りで試すときは、ダウンスイングの最初を骨盤からにして、腕は後からついてくるつもりで振ります。
腕を速く動かそうとするほど、順番は意識から消えがち。最初の数回はゆっくり振り、骨盤、胸、クラブの順に動いているかだけを確かめると、順番が頭に入りやすくなります。
速さは、順番を確かめてから少しずつ上げると、どこで崩れたかを見分けやすいです。
非力でも速い人は、インパクト前に手元へブレーキをかける
PRGRゴルフスクールは、速い人と遅い人の違いを、グリップスピード(握る部分が動く速さ)で説明しています。
非力でありながらヘッドスピードが速いゴルファーは、ダウンスイングでヘッドが加速して行きますが、インパクト付近でグリップスピードを減速(ブレーキ)することでヘッドを走らせているのです。逆にヘッドスピードが遅いゴルファーは、インパクト付近でグリップスピードが減速させず、ヘッドとグリップが等速に動き、ヘッドが走らないスイングをしているのです(パターストロークのような打法)。
インパクト(クラブがボールに当たる瞬間)の手前で、手元はゆっくりになり、ヘッドだけが先へ走るという説明です。
PRGRの説明に沿うと、手元まで速く振り続けるのは、遅い人の「等速」の形に近くなります。
速くしたいのは、手元ではなくヘッド。このデータは非力なゴルファー(シニア・ジュニア・女性)で比べたもので、すべての人に同じ差が出るとまでは書かれていません。
手元のブレーキをどう覚えるかは、指導者によって説明が違うので、次の切り返しの話につながります。
切り返しは、腕で下ろさずクラブの重さで落とす
切り返し(トップからダウンスイングに移る瞬間)の説明は、指導者によって言い方がさまざまです。
重力を使って落とすように説明する指導者もいれば、インパクトの直前にグリップエンドを引くように説明する指導者もいます。
ここからは、私の感覚の話です。
私がスイング全体で心がけているのは、力みを抜いて、腕とクラブの重さで下ろすこと。トップからは重さで勝手に戻ってくる感覚で下ろし、落ちてくるタイミングに合わせて体を回します。イメージは、でんでん太鼓です。
ドライバーの練習では、その土台に、クラブを真下へ一気に落とすイメージを足しています。
ダフるのでは、と怖くなるほど低い位置へ落とし、左サイドを踏み込んでクラブと引っ張り合う感覚。
正直、このイメージで振ると、今まで経験したことがない変な動きに感じます。
これは私の感覚で、ヘッドスピードの数字が変わったという話ではありません。誰でも同じように振れるとは限らないので、合う説明を探す1つの例として読んでください。
違和感があっても、重さで下ろす感覚は素振りで何度でも試せるので、家で繰り返しやすい練習です。
順番と手元は、後ろから撮ると自分でも確かめられる
体の順番や手元の速さは、振っている最中の本人には見えません。
スマホで後ろから撮ると、切り返しで最初に動くところを見返す手がかりになります。
- 後方から素振りを数回撮る
- コマ送りで、切り返しの最初に動くところを見る
- インパクトの手前で、手元がゆっくりになっているかを見る
スマホの置き場所と撮り方は、ゴルフのスイング撮影アプリの選び方と2方向の撮り方の記事にまとめました。
撮っても直す場所が決まらない人は、RIZAP GOLFのゴルフ力診断で実際に打って、今の課題を聞くこともできます。
見る場所を人に決めてもらえると、次に撮るときも同じ場所で見比べられるのがメリットです。
手順3:ヘッドスピードの上げ方は、芯に当てるまでがセット


ヘッドスピードが上がっても芯を外せば飛距離は伸びにくいので、速さと当たりを一緒に見ます。
速くなっても当たりが悪いと、15から30ヤード落とす人もいる
Trackmanの公式ブログでは、コーチのDom DiJulia氏が、速く振ろうとする人の落とし穴を挙げています。
Even when their Club Speed increases a few miles per hour, they lose 15-30 yards due to poor contact or control.
訳すと、速さが数マイル毎時上がっても、当たりやコントロールの悪さで15から30ヤード落とす人がいる、という内容です。
コーチの見解なので、速さだけを追うと飛距離が落ちることもあるという注意として受け取っておきます。
速く振る練習のあとは、ミート率が下がっていないかも見る。手順1で2つの数字を並べて残しておけば、速さと当たりのどちらが変わったかがすぐ分かるので便利です。
芯に当てる練習も、速く振る練習と同じ日に入れておくと、数字の変化を両方から追えます。
ミート率の目安は、ボギーゴルファーで1.43
ミート率(スマッシュファクター)は、ボールスピードをヘッドスピードで割った数字です。
Trackmanの公式ブログにある、ドライバーのミート率の目安は次のとおり。
| 区分(Trackmanの表記・男性アマチュアとツアー) | ミート率 |
| PGA Tour | 1.49 |
|---|---|
| Average Golfer(ハンデ14.5) | 1.44 |
| Bogey Golfer | 1.43 |
PRGRゴルフスクールも、1.40を超えれば芯に近い場所で当たっていると説明しています。
ミート率が上がれば、同じヘッドスピードでもボールスピードは上がる計算です。
測定器でミート率が見られると、芯に当てる練習の手ごたえも数字に。ヘッドスピードが同じ日でも、ミート率だけ上がった日は、芯に近いところで当たった球が増えた目安の1つになります。
シャフト(クラブの棒の部分)の硬さが合っているかは、ヘッドスピード38のドライバーはSRかRかの記事で書きました。
同じ40m/sでも、女子プロは約30ヤード多く飛ぶ
PRGRゴルフスクールには、ヘッドスピードが同じでも飛距離に差が出る例が載っています。
女子プロの平均ヘッドスピードは男性アマチュアゴルファーと同じ40m/s。ところがサイエンス・フィットのデータを見ると、女子プロの方が30ヤードくらい飛んでいます。
同じページでは、その差が出る要因の1つにスイング軌道を挙げています。
速さが同じでも、当たり方や軌道で飛距離は変わる、という見本です。
ヘッドスピードの数字だけで、飛ぶか飛ばないかは決まりません。手順2の速さと手順3の当たりを、両方の数字で追っていきましょう。
100切りにどこまで飛べばいいかは、ゴルフ初心者の飛距離は何ヤードが普通かの記事で並べました。
目安の飛距離が分かると、ヘッドスピードをどこまで追うかも決めやすくなります。
自宅でできるヘッドスピードの上げ方:素振り、体幹、ストレッチ


家では逆さ素振りと練習器で振る回数を増やし、腹筋とストレッチで体を整えます。
| 素振り練習器 | 振ったあとに分かること |
| ダイヤゴルフ ダイヤスイング527 | 決めた速さに届くと音が鳴る |
|---|---|
| ボイスキャディ SS10 | スイングスピードなどの数字がアプリに残る |
素振り練習器(振る練習専用の棒)は、数字で見たい人と、音で確かめたい人で選び方が分かれます。
クラブを逆さに持ち、音が出るように振る
道具を買わずにできるのが、クラブを逆さに持つ素振りです。
ミズノの公式メディアで、ブランドアンバサダーのプロが次のように説明しています。
ヘッドスピードのアップには、音が出るようにクラブを振る練習が効果的です。 まずは、クラブをいつもと逆に持ちます。先が軽くなる感じですね。その状態で連続して素振りをします。
ヘッド側を持ち、細いグリップ側を音が出るように速く振る形です。
同じ記事には、この動作はプロ自身も行っているそうだと書かれています。
振る前に、周りに人や物がないかを確かめる。室内では天井や照明の高さにも気をつけたいところです。「効果的」というのはミズノの記事の説明で、続けてどれだけ上がるかまでは書かれていません。
音が鳴るかどうかを目安にすると、数字がなくても速く振れたかが耳で分かります。
決めた速さに届くと音が鳴る:ダイヤゴルフ ダイヤスイング527
| 項目 | メーカー発表の仕様 |
| 速さの設定 | ダイヤルで15m/sから50m/sまで(おおよその目安) |
|---|---|
| 音が鳴るとき | 設定した速さに達したときと、減速したとき |
| 長さ | 全長約70cm(室内でも練習できる) |
| 知らせ方 | カチッという音 |
ダイヤゴルフ ダイヤスイング527は、先端のダイヤルで速さを決めて振る素振り練習器です。
メーカーの説明では、設定した速さに達したときと、減速したときにカチッと音が鳴る仕組み。
20m/sはウェッジ、30m/sはアイアン、40m/sはドライバーというクラブごとの使い分けも、メーカーは挙げています。
設定の数字は、おおよその目安。スイングの軌道によって、設定した速度には個人差があるとメーカーも注記しています。数字を表示する機能は仕様に書かれていないので、数字で記録したい人は測定器と組み合わせる形です。
決めた速さに届くと音で分かるダイヤゴルフ ダイヤスイング527は、数字を見ずに素振りのリズムを作りたい人に向いています。
振るたびにスイングスピードを記録できる:ボイスキャディ SS10
| 項目 | メーカー発表の仕様 |
| 長さ | 27.5インチ |
|---|---|
| 計測できる数字 | スイングスピード、飛距離、スイング回数、バックスイング時間、ダウンスイング時間の5種 |
| 記録 | 専用アプリ「VOICE CADDIE S」で記録・管理 |
ボイスキャディ SS10は、素振りした瞬間にスイングデータを表示するデジタルスイングスティックです。
長さについて、メーカーの発表には次のように書かれています。
天井の低い室内でも振りやすい27.5インチの長さ。ご自宅でもオフィスでも、思い立った時にすぐ素振り練習が可能です。
スイングスピードを含む5種の数字が専用アプリに残るので、平日の素振りを日付ごとに見返せます。
練習器で振り続ければヘッドスピードが上がるかは、メーカーの説明の外の話。この記事では言い切りません。記録や細かい数字は、専用アプリで見る前提の作りです。
振るたびにスイングスピードをアプリに残せるボイスキャディ SS10は、室内で短い棒を振りたい人に向いています。
体幹は、ミズノが紹介する1日10回3セットの腹筋から
ミズノの同じ記事では、飛距離アップの要点として、ヘッドスピードと体幹(お腹や背中など胴体まわりの筋肉)を挙げています。
背筋は日常で使うことが多いので、まずは腹筋に絞る、という説明です。
1日24時間の中であまりたくさんやろうとすると続かないので、1日10回×3セットを毎日続けてみましょう。
回数を少なめにして毎日続ける、という考え方が、時間のない会社員にも合わせやすいところ。
回数は、続けられる量から始める。腰や首に痛みが出るときは無理をせず、痛みが続くときは整形外科で相談しておきましょう。
道具がいらず家でできるので、打ちっぱなしに行けない週にも入れやすいメニューです。
ストレッチは痛くない範囲で、20秒以上かけて伸ばす
ストレッチの進め方は、厚生労働省のe-ヘルスネットにある5つの原則が目安。
ストレッチングを実施する際に注意すべき原則は5つあります。「1. 時間は最低20秒」「2. 伸ばす筋や部位を意識する」「3. 痛くなく気持ち良い程度に伸ばす」「4. 呼吸を止めないように意識する」「5. 目的に応じて部位を選択する」ということです。
とくに、伸ばす時間は20秒以上、痛くなく気持ち良い程度が目安です。
同じページでは、ストレッチングは体の柔軟性を高め、準備運動や整理運動の一部としても使われていると説明されています。
痛みが続くときは、素振りもストレッチも休む。腰や肩の痛みが続く場合は、自己流で続けず整形外科で相談しましょう。
ゴルフの前後は、肩まわりや背中、股関節など、スイングで回すところを選んで伸ばすと、5つ目の原則にも沿えます。
月2回の打ちっぱなしで回す、ヘッドスピードの上げ方


練習が月2回の人は、打ちっぱなしで測って比べ、平日の家では素振りとストレッチを続ける形に分けるのがおすすめです。
月1ラウンドの会社員が何を優先するかは、月1ゴルフのサラリーマンでも100切りは狙える理由の記事にまとめています。
打ちっぱなしでは、最初と最後に測って比べる
打ちっぱなし(ボールを打つ練習場)では、打ち始めの数球と最後の数球で測っておきます。
- 体を温めてから、ドライバーで数球測る
- 手順2か手順3のどちらかの練習をする
- 最後に同じドライバーで数球測り、最初と比べる
比べるときは、同じ番手、同じ置き場所、同じボールにそろえます。
何球をどの順番で打つかは、打ちっぱなしの練習メニューの記事で、月2回の人の100球の配り方として書きました。
1回の練習で数字が上がらなくても、気にしすぎない。比べたいのは、先月の自分との違いです。
最初と最後の数字をメモに並べるだけでも、その日の練習で何が変わったかが残ります。
平日の自宅は、素振りとストレッチを短く続ける
平日は、打ちっぱなしに行けない日のほうが多いもの。
| 時間の例 | やること |
| 平日の夜 | 逆さ素振り、練習器の素振り |
|---|---|
| 寝る前 | ストレッチ |
| 週末 | 腹筋と、撮影で順番を確かめる |
測定器や練習器がある人は、素振りの数字を日付と一緒にメモしておくと、比べられる記録が増えていくのがうれしいところ。
毎日長く振るより、短くても間をあけずに続けるほうが、忙しい平日でも回しやすくなります。
家の練習は、1回で全部やらなくて大丈夫です。今日は素振り、明日はストレッチ、のように日で分けると、仕事で疲れた日でも続けやすくなります。
ラウンドの朝は、打つ前に体を温めておく
ラウンドの朝の準備運動(ウォームアップ)と、ヘッドスピードの関係を調べた研究があります。
2021年に発表された研究では、熟練した男性ゴルファー13人を対象に、同じウォームアップの最後に加える動きを変えて比べました。
| ウォームアップ | 結果(抄録) |
| 対照の条件 | 同じウォームアップで、仕上げの動きを加えない |
|---|---|
| 素早く力を出す自重の動きを加えたウォームアップ | 対照の条件よりクラブヘッドスピードが増えた |
| スピードスティック(軽い棒)を振る動きを加えたウォームアップ | 同じく増えた |
| 2つのウォームアップの差 | 差はなかった |
研究の概要は、ブライトン大学の研究者情報のページで読めます。
ただ、対象は上級者の13人で、月1ゴルファーに同じ結果が出るとは限りません。
朝は、打つ前に体を動かしてからティーショットへ。練習場が使えないコースでも、素振りやストレッチで体を温めることはできます。
自重の動きと軽い棒で差がなかったので、道具がなくても、準備運動の最後に体を素早く動かす形は取り入れられるということです。
飛距離が打数に響いているかは、スコアで確かめる
ヘッドスピードを上げる練習に時間を使う前に、ドライバーの飛距離が打数を増やしているかを見ておきます。
100切りまでの打数は、ティーショットより、グリーン周りや3パットで増えていることもあるからです。
- ティーショットのOB(コースの外に出て打ち直しになったホール)
- グリーン周りで寄らなかったホール
- 3パットのホール
スコアのどこで打数が増えているかの探し方は、ゴルフが上達しない原因をスコアの3か所から探す記事で書きました。
ドライバーで失った打数が多い人ほど、この記事の3手順に時間をかける意味が大きくなります。
グリーン周りの印が多い日は、ヘッドスピードより寄せの練習を先にするほうが、打数には近道かもしれません。
自己流で迷う人は、RIZAP GOLFの診断で今の課題を聞く


測って、撮っても直す場所が決まらない人は、人に見てもらって直す場所を1つに決める段階です。
独学だと、どこで遅くなっているか見分けにくい
測定器に出るのは速さとミート率で、骨盤と胸のどちらが先に動いたかまでは出ません。
撮った動画を見ても、見慣れないうちは、どこが順番を崩しているのか分かりにくいところ。
数字は出ても、原因までは測定器に出ない。ここが、独学で迷いやすいところです。
どこから直すかを人に決めてもらうと、家の素振りで意識することも1つに絞れます。
レッスンに通うかを月2回の練習の使い方から考えたい人は、ゴルフレッスンに通うべきかの記事で考え方を整理しました。
通うかどうかを決める前に、まず課題だけ聞くという選び方もあります。
RIZAP GOLFの診断は、実際に打って課題とプランを聞ける
RIZAP GOLFのゴルフ力診断は、実際にショットを打つ技術測定と、カウンセラーとのヒアリングを受けられる診断。
お客様のゴルフの実力を把握する診断です。 実際にショットを打って頂く技術測定と、カウンセラーとのヒアリングを行い、現状分析と目標達成のために必要なプランをご提案いたします。
ショットを打って今の状態を見てもらい、プランの提案まで受けられるのが、測定器だけの練習との違いです。
技術測定で何を見るかの細かい項目は公式に書かれていないので、気になる人は予約のときに聞いておきましょう。
RIZAP GOLFのゴルフ力診断は、自己流のどこを直せばいいか分からない人に向いています。数字やメモがあると、手順2と手順3のどちらから直すかの相談がスムーズです。
ヒアリングでは悩みも聞いてもらえるので、月2回しか練習できない事情も、そのまま伝えられます。
入会は診断のあとで決められる:週2回推奨は先に知っておく
診断で気になるのは、その場で入会を勧められないか、ですよね。
サービスにご納得頂いた上でご入会頂いておりますので、無理な勧誘は一切いたしません。
同じ回答には、体験レッスンだけの参加でも問題ないとも書かれています。
ただ、診断の最後にはプランの提案があるので、入るかはその場で決めなくていいと考えておくと気が楽です。
もう1つ、公式のよくある質問では、基本的には週2回のレッスンを推奨しています。
| 先に知っておきたいこと | 公式の内容 |
| 勧誘 | 無理な勧誘は一切しない |
|---|---|
| 診断の最後 | 上達プランの提案がある |
| レッスン | 1回50分・基本は週2回を推奨 |
| 返金保証 | プログラム開始から30日間は理由を問わず全額返金(来店して書面で手続き・診断代は対象外などの条件つき) |
月2回のペースのまま長く通いたい人には合いにくいので、通うなら期間を区切って集中する時期に向いています。
口コミで気になる声は、ライザップゴルフはひどいのか評判に出る不満をまとめた記事で並べました。
続ける場合の金額は、ライザップゴルフの料金を総額で見る記事で先に確かめておくと迷いません。
診断のときに聞いておきたい3つのこと
診断に行く人は、聞きたいことを3つメモして持っていくと、限られた時間で話が進みます。
| 聞いておきたいこと | この記事とのつながり |
| 自分のスイングで先に直すのは、順番か手元か当たり方か | 手順2・手順3 |
|---|---|
| 月2回のペースだと、どんなプランになるか | 週2回推奨 |
| 自宅の素振りで、何を意識すればいいか | 自宅の練習 |
診断は60分あるので、測定器のメモや撮った動画で迷ったことも、その場で質問できます。
迷ったら、実際に打って今の課題とプランを聞けるRIZAP GOLFのゴルフ力診断から。
入会はあとで決められるので、まずは自己流のスイングのどこから直すかだけ、聞いてみませんか。
\ 聞きたい3つを持って、課題を聞きに行く /
ヘッドスピードの上げ方でよくある質問


ヘッドスピードを上げる練習で迷いやすいことを、10問にまとめました。
ヘッドスピードが1m/s上がると、飛距離は何ヤード伸びますか?
PRGRゴルフスクールの調べでは、ヘッドスピード40m/sの人が1m/s上げると、約6ヤード伸びるとされています。ほかの速さの人に同じ数字が当てはまるとは限りません。条件は1m/sで約6ヤードの章で書きました。
アマチュアのヘッドスピードの平均はどれくらいですか?
Trackmanの公式ブログでは、男性アマチュアのドライバーの目安がボギーゴルファーで92mph(約41m/s)です。ハンデ14.5の平均は94mph(約42m/s)で、海外の計測を換算した個人差もある目安。区分ごとの表は平均の目安の章にあります。
40代や50代からでも、ヘッドスピードは上げられますか?
年代ごとにどれだけ上がるかを示した一次情報は、この記事の出典にはありません。測る、順番で振る、芯に当てるの3手順は、体を痛めない範囲で月2回の練習に組み込めます。進め方は月2回の打ちっぱなしで回す章にまとめました。
アイアンのヘッドスピードの上げ方は、ドライバーと違いますか?
番手ごとに上げ方を分けた一次情報は、この記事の出典にありません。ユピテル ゴルフスイングトレーナー GST-8 BLEは、アイアンを含む22種のクラブに対応しています。同じ番手で測って比べる手順は3手順の章で書きました。
筋トレをすれば、ヘッドスピードは上がりますか?
ミズノの公式メディアは、飛距離アップの要点にヘッドスピードと体幹を挙げ、1日10回×3セットの腹筋を紹介しています。筋トレだけでどれだけ上がるかまでは書かれていません。やり方は体幹の章にあります。
軽い棒を速く振る練習に、効果はありますか?
上級者13人の研究では、打つ前に軽い棒を振るウォームアップと、体を使うウォームアップで差はなかったと報告されています。続けた場合の長い期間の効果は、この記事では言い切りません。練習器の選び方はボイスキャディ SS10の章で書きました。
ヘッドスピードの測定器は、素振りでも測れますか?
ユピテル ゴルフスイングトレーナー GST-8 BLEは、素振りでもヘッドスピードを測れる測定器です。プロギア RED EYES POCKET HS-130_BLEも素振りで測れて、ミート率は2台ともボールを打つと出ます。2台の違いは測る手順の章にまとめました。
クラブを替えれば、ヘッドスピードは上がりますか?
クラブを替えてヘッドスピードが上がるとは、この記事の出典には書かれていません。今の速さにシャフトの硬さが合っているかは、ヘッドスピード38のドライバーはSRかRかの記事で書きました。芯に当てる話は手順3の章にあります。
腰や肩が痛いときも、素振りを続けていいですか?
痛みがあるときは無理に続けず、痛みが続く場合は整形外科で相談しましょう。e-ヘルスネットのストレッチの原則にも、痛くなく気持ち良い程度に伸ばすとあります。5つの原則はストレッチの章にまとめました。
100切りに、ヘッドスピードはどこまで必要ですか?
100切りに必要なヘッドスピードを決めた一次情報は、この記事の出典にはありません。ドライバーの飛距離の目安は、ゴルフ初心者の飛距離の目安の記事で調査3つと並べました。同じ速さでも当たり方で飛距離が変わる話は女子プロの章にあります。
まとめ:ヘッドスピードの上げ方は、まず今の数字を測ろう


ヘッドスピードを上げたい人は、腕の力で速く振る前に、まず今の数字を測るところから始めましょう。
数字があれば、体の順番と手元のブレーキ、芯に当てる練習のどちらが効いているかを、測り直して確かめられるからです。
- 最初に、ヘッドスピードとミート率を測る(測り方)
- 振り方は、骨盤、胸、クラブの順番と手元のブレーキ(体の順番)
- 速く振る練習と芯に当てる練習はセット(芯に当てる)
- 月2回の練習は、最初と最後に測って比べる(月2回の回し方)
- 迷ったら、実際に打って課題とプランを聞けるRIZAP GOLFのゴルフ力診断でどこから直すかを決める
次の打ちっぱなしでは、最初の数球と最後の数球だけ測ってみましょう。
家では逆さ素振りとストレッチを短く続け、数字を日付と一緒に残しておきます。



次の練習は、最初と最後の数球を測ってみよう。
測っても順番か当たり方か決められないときは、今日のメモを持ってRIZAP GOLFのゴルフ力診断へ。
入会は診断のあとで決められるので、聞きたい3つを持っていくだけで十分です。
\ 測った数字を持って、課題を聞く /

