コタロウピンのアイアン、名前が似すぎてどれを選べばいいのか分からない…。
この記事では、ピンのアイアンの選び方をまとめました。
2017年以降に発売されたピンの男性用アイアンだけでも、現行と過去を合わせて21モデルもあるんです。
そのなかから絞るときに見るのは、PW(ピッチングウェッジ)のロフト角(フェースの傾きの角度)なんですよね。
- PWのロフト角が44〜46度のモデルから絞る
- 新品は、PW44.5度のi240アイアンと、上級者向けのPW45度のBLUEPRINT Sアイアン・BLUEPRINT Tアイアン
- G440アイアンは、PWの下にUWを1本足す組み方
- 初心者で基準どおりに選ぶ人は、G400・G410・G425アイアンを中古から探す
- 最後は2〜3本の試打で決定
PWを見ずに選ぶと、その下のウェッジとの間が空いて、あとからクラブを1本足すことも。
公式のロフト角で2〜3本に絞っておけば、練習時間の少ない会社員でも試打する本数を減らせます。
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4つの質問から、いま取り組むテーマを1つに。次の練習でやることと、練習メモを作ります。
回答をもとに練習の優先順位を整理するツールです。スイングの原因やスコア改善を保証するものではありません。練習内容はゴルハックの提案例です。
ピンのアイアンはどう選ぶ?PWのロフト角44〜46度で絞る


私がピンのアイアンを絞るときの物差しは、PWのロフト角と7番アイアンのロフト角の2つです。
先に見るのはPWです。
7番は、飛距離もほしい人だけが重ねて見ればOK。
PWが立つと、AWとの間が空いてしまう
「ロフトが立つ」とは、ロフト角が小さく、フェースが立っている状態のこと。
PWのロフトが立つほど、その下に入れるAW(アプローチウェッジ)との度数の差はどんどん開いていきます。
差が大きくなると、間を埋めるために下にもう1本追加する必要が出てくるんですよね。
| モデル | PWのロフト角 |
| G730アイアン | 40度 |
|---|---|
| G400アイアン | 44.5度 |
同じ50度のAWを入れると、PWとの差はG730アイアンで10度。
G400アイアンなら5.5度です。
だから私は、PWは44〜46度、AWとSW(サンドウェッジ)は50〜56度をすすめています。
同じ理由で、PWがあまり立っているモデルは、私はすすめていません。選ぶ場合は、PWの下にもう1本足す前提で、14本の組み方まで考えておきたいところです。
PWの下に何本・何度のウェッジを入れるかは、初心者向けウェッジの本数と度数の決め方で整理しているので、あわせてどうぞ。
飛ばしたい人は、7番のロフト角30度以下も見る
2つ目の物差しは、飛距離や番手ごとの距離の差もほしい人向けの「7番が30度以下」です。
番手間の飛距離差とは、となりの番手どうしで打てる距離の差のこと。
ピンは、ロフトを立てた一部のモデルを「パワースペック」と呼んでいるんです。
その意味を、公式FAQは次のように説明しています。
高さ、スピン量、均一な番手間のギャップを犠牲にすることなく飛距離を追求した独自のロフト設定です。
たとえばG730アイアンの製品ページでは、7番26.5度の設計が「パワースペック」と書かれています。
7番が30度以下のモデルは、Gシリーズの全9モデルとiシリーズの500番台4モデルです(21モデルの一覧表)。
ただし、7番の度数だけで何ヤード飛ぶかまでは決まりません。
飛距離に困っていない人は、PWの物差しだけで十分です。7番の度数は、飛距離もほしい人が2つ目に重ねる条件なんですよね。
自分の番手ごとの距離の目安は、ゴルフ初心者の飛距離は何ヤードが普通かで確かめてみてください。
ロフト角は、試打の前に候補を絞るための物差し
正直に書くと、ゴルフクラブはロフト角を最優先に選ぶ物ではありません。
ブランド、見た目、価格、打感、シャフトなど、選ぶ項目はほかにもたくさんありますよね。
- PWのロフト角が44〜46度
- 飛距離もほしい人は、7番のロフト角が30度以下
とはいえ、すべてのモデルを調べて試打するのは、練習時間の少ない会社員にはかなりの労力なんですよね(笑)。
そこで私は、物差しで2〜3本に絞ってから試打する順番をすすめています。
ピンのアイアンは、G・i・BLUEPRINTの3シリーズに分かれる


私の分け方では、Gシリーズは寛容性(芯を外したときのミスへの強さ)と飛距離のモデルです。
iシリーズは、操作性(球の高さや曲がりを打ち分けやすいこと)のモデル。
BLUEPRINTは、さらに上級者向けと分けています。
100切り前の人は、寛容性重視のGシリーズから
Gシリーズは、寛容性と飛距離性能が高い、アベレージゴルファー向けのモデルです。
初心者、週1回の練習、スコア100オーバー、楽にゴルフをしたい人に私はすすめています。
Gシリーズは、さらにG4xxとG7xxの2系統。
- G4xx:G400・G410・G425・G430・G440アイアン
- G7xx:G700・G710・G730・G740アイアン
基本はG4xxで、なかでもロフト角の関係からG400・G410・G425アイアンを挙げています。
飛距離がもっとほしい人向けには、G7xxもあるんです。
ロフト角で見ると、G700・G710アイアンが候補に入ってきます。
Gシリーズの現行は、G440アイアンとG740アイアンの2モデル。どちらも7番のロフトが立っていて、PWは40〜42度です。
月1ラウンドの会社員がまず手をつけることは、月1ゴルフのサラリーマンでも100切りは狙える理由で3つに絞っています。
100切りできて80台を目指す人は、iシリーズへ
iシリーズは少々難しい上級者向けですが、マッスルバック(裏が平らでくぼみのない形)と比べると寛容性もあります。
すでに100切りができていて、スコア80台を目指して頑張る人向けですね。
練習量の目安は、週2回以上と私は考えています。
- 100切りができている人
- 週2回以上練習する人
- スコア80台を目指す人
パワーがあって飛距離に困っていない人は、i2xx(i200・i210・i230アイアン)が基本です。
3モデルともPWは45度で、PWの物差しに入ります。
後継の現行モデルi240アイアンも、PWは44.5度。同じPWの条件を満たす現行モデルです(i240アイアンの詳細)。
練習の時間が週2回も取れない人もいますよね。
そんな方向けに、打ちっぱなしの練習メニューで月2回の100球の配り方をまとめています。
BLUEPRINTは、iシリーズよりさらに上級者向け
BLUEPRINTは、iシリーズよりもさらに上級者向けのシリーズです。
現行は、BLUEPRINT SアイアンとBLUEPRINT Tアイアンの2モデル。
公式の説明は次のとおり。
| モデル | 公式の説明 |
| BLUEPRINT Sアイアン | 「操作性が高く、優れた寛容性を持つ ブレードアイアン。」 |
|---|---|
| BLUEPRINT Tアイアン | 「軟鉄鍛造のマッスルバックをこよなく愛し、操作性と打感にこだわる上級者ゴルファーへ。」 |
公式の表記では、SはSCORE(スコア)、TはTOUR(ツアー)の意味です。
過去モデルには、PW46度のBLUEPRINTアイアン(2019年8月8日発売)もありました。
SもTもPWは45度で、PWの物差しの範囲内。ただ、100切り前の人には、私はまずGシリーズをすすめています。
私の中では、BLUEPRINTはiシリーズのさらに先に見るシリーズです。
iシリーズの500番台は、飛距離寄りのモデル
私がピンのアイアンを表にまとめたとき、正直とても迷ったのがi5xx(500番台)の位置づけでした。
理由は、iシリーズに属しながら飛距離性能にも寄せた作りになっていること。
| モデル | 7番 | PW |
| i500アイアン | 29度 | 44度 |
|---|---|---|
| i525アイアン | 29度 | 44度 |
| i530アイアン | 27.5度 | 41度 |
| i540アイアン | 29度 | 42度 |
4モデルとも7番は27.5〜29度で、iシリーズのi2xxより立っています。
現行のi540アイアンは、公式サイトでも「飛び系アイアン」と紹介されているモデルです。
PWの物差しで見ると、i500・i525アイアンはPW44度で条件に入ります。
一方、i530アイアンはPW41度と立っているので、私はすすめていません。
ピンのアイアン2017年以降の21モデル:7番とPWのロフト角を並べた


2017年以降に発売されたピンの男性用アイアンは、現行6モデルと過去15モデルの21モデルです。
7番とPWのロフト角は、すべて公式の数値
下の表は、21モデルの7番とPWのロフト角を、ピン公式の各製品ページのスペック表から写したものです。
| モデル(アイアン) | シリーズ | 区分 | 発売 | 7番 | PW | PW44〜46度 |
| G740 | Gシリーズ | 現行 | 2026年7月16日 | 28度 | 40度 | 入らない |
|---|---|---|---|---|---|---|
| i540 | iシリーズ | 現行 | 2026年3月5日 | 29度 | 42度 | 入らない |
| i240 | iシリーズ | 現行 | 2025年9月4日 | 31.5度 | 44.5度 | 入る |
| G440 | Gシリーズ | 現行 | 2025年3月6日 | 29度 | 42度 | 入らない |
| BLUEPRINT S | BLUEPRINT | 現行 | 2024年2月8日 | 33度 | 45度 | 入る |
| BLUEPRINT T | BLUEPRINT | 現行 | 2024年2月8日 | 33度 | 45度 | 入る |
| G730 | Gシリーズ | 過去 | 2024年4月4日 | 26.5度 | 40度 | 入らない |
| i530 | iシリーズ | 過去 | 2024年4月4日 | 27.5度 | 41度 | 入らない |
| i230 | iシリーズ | 過去 | 2023年1月19日 | 33度 | 45度 | 入る |
| G430 | Gシリーズ | 過去 | 2022年11月11日 | 29度 | 41度 | 入らない |
| i525 | iシリーズ | 過去 | 2022年2月18日 | 29度 | 44度 | 入る |
| i59 | iシリーズ | 過去 | 2021年9月9日 | 34度 | 46度 | 入る |
| G425 | Gシリーズ | 過去 | 2020年10月16日 | 30度 | 44.5度 | 入る |
| G710 | Gシリーズ | 過去 | 記載なし(アーカイブは2020年) | 28度 | 43度 | 入らない |
| BLUEPRINT | BLUEPRINT | 過去 | 2019年8月8日 | 34度 | 46度 | 入る |
| G410 | Gシリーズ | 過去 | 2019年3月 | 30度 | 44.5度 | 入る |
| G700 | Gシリーズ | 過去 | 2018年4月 | 28度 | 43度 | 入らない |
| i210 | iシリーズ | 過去 | 2018年 | 33度 | 45度 | 入る |
| i500 | iシリーズ | 過去 | 2018年 | 29度 | 44度 | 入る |
| G400 | Gシリーズ | 過去 | 2017年9月 | 30度 | 44.5度 | 入る |
| i200 | iシリーズ | 過去 | 2017年3月 | 33度 | 45度 | 入る |
2016年以前の6モデル(iBLADE・G・G MAX・G30・i・i25)は、公式の過去製品アーカイブにあります。
レディースのG LE 4アイアンは、7番29.5度・PW46度(2026年4月9日発売)です。
発売の欄は、製品ページの書き方に合わせました。
そのため、i210・i500アイアンは年だけ、G710アイアンは記載なしにしました。
番手展開(そのモデルで用意される番手の範囲)は、モデルごとに違います。7番とPW以外の番手のロフト角は、表の下のピン公式サイトから、各製品ページをのぞいてみてください。
数字の食い違いを防ぐため、表の数値はすべて公式の製品ページにそろえています。
モデル名のリンク先は、現行6モデルが楽天市場の商品ページ、過去15モデルがピン公式の製品ページです。
名前の数字が大きいほど新しい:現行は6モデル
ピンのアイアンは、同じ系統のなかでは名前の数字が大きいほど新しいモデルです。
- Gシリーズ(G4xx):G400・G410・G425・G430・G440アイアン
- Gシリーズ(G7xx):G700・G710・G730・G740アイアン
- iシリーズ(i2xx):i200・i210・i230・i240アイアン
- iシリーズ(i5xx):i500・i525・i530・i540アイアン
- BLUEPRINT:BLUEPRINTアイアン・BLUEPRINT S・Tアイアン
2026年9月26日時点で、ピン公式の現行メニューに並ぶのは男性用6モデルとレディース1モデルです。
- Gシリーズ:G740・G440アイアン
- iシリーズ:i540・i240アイアン
- BLUEPRINT:BLUEPRINT S・Tアイアン
- レディース:G LE 4アイアン
一方で、G730・i530・i230アイアンは公式の過去製品アーカイブに入りました。
過去製品アーカイブとは、現行メニューから外れたモデルを並べたページのこと。
ショップやまとめ記事で「最新」と書かれていても、G730・i530・i230アイアンは一世代前です。名前が1つ違うだけなので、商品名の数字まで確かめておいてください。
とくにG730とG740、i530とi540は、数字が10違うだけの別モデルです。
PWが44〜46度に入るのは、21モデル中13モデル
PWの物差しに入るのは、21モデルのうち13モデルでした。
- 現行:i240アイアン・BLUEPRINT S・Tアイアン
- 過去:i230・i525・i59・G425・BLUEPRINT・G410・i210・i500・G400・i200アイアン
入らない8モデルは、PWが40〜43度のモデルです。
- 現行:G740・G440・i540アイアン
- 過去:G730・i530・G430・G710・G700アイアン
46度を超えるモデルはなく、上限の46度はi59アイアンとBLUEPRINTアイアンでした。
Gシリーズでは、G430アイアン以降の4モデルがPW40〜42度と立っています。
G7xxの初期の2モデルも43度で、44度にはわずかに届かないんですよね。
2つの基準を両方満たすのは、過去の5モデルだけ
PW44〜46度と7番30度以下の両方を満たすのは5モデルです。
| モデル | 7番 | PW |
| G400アイアン | 30度 | 44.5度 |
|---|---|---|
| G410アイアン | 30度 | 44.5度 |
| G425アイアン | 30度 | 44.5度 |
| i500アイアン | 29度 | 44度 |
| i525アイアン | 29度 | 44度 |
5モデルとも過去モデルで、現行の男性用で両方を満たすモデルはありません。
レディースのG LE 4アイアンは、7番29.5度・PW46度で両方を満たします。
ここから先は、新品で選ぶか、基準どおりに中古で探すかの分かれ道です。
新品で買う人は、現行のピンのアイアン6モデルから


現行6モデルに物差しを当てはめると、残るのは半分だけ。
PWの条件に合うのは、i240アイアンと、上級者向けのBLUEPRINT S・Tアイアンです。
- PWのロフト角が44〜46度
- 飛距離もほしい人は、7番のロフト角が30度以下
- シリーズは今の自分のスコアで(100切り前はGシリーズ)
| モデル | 7番 | PW | PWより下の番手 | PW44〜46度 | 7番30度以下 |
| G740アイアン | 28度 | 40度 | UW45度・50度・56度 | 入らない | 入る |
|---|---|---|---|---|---|
| i540アイアン | 29度 | 42度 | UW47度 | 入らない | 入る |
| i240アイアン | 31.5度 | 44.5度 | UW49.5度 | 入る | 入らない |
| G440アイアン | 29度 | 42度 | UW47度・52度・56度 | 入らない | 入る |
| BLUEPRINT Sアイアン | 33度 | 45度 | なし(3I〜PW) | 入る | 入らない |
| BLUEPRINT Tアイアン | 33度 | 45度 | なし(3I〜PW) | 入る | 入らない |
G740・i540・G440アイアンは、PWの下にUW(G440とi540は47度、G740は45度)があります。
i240アイアンは、PW44.5度で基準の範囲内


| モデル名 | i240アイアン |
|---|---|
| 発売日 | 2025年9月4日 |
| 番手展開 | 3I〜PW・UW |
| 7番のロフト角 | 31.5度 |
| PWのロフト角 | 44.5度 |
| UWのロフト角 | 49.5度 |
| ライ角の調整範囲 | マルーン〜ゴールド |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
i240アイアンは、PWを44〜46度にそろえたい100切り後の人の候補に入る現行モデルです。
i2xxの後継で、公式が「美キャビティ」と呼ぶキャビティ構造(裏にくぼみのある形)のヘッド。
3番からPW、UWまで番手を選べて、UWは49.5度です。
気をつけたいのは、7番が31.5度で、飛距離の物差し(30度以下)には入らないこと。飛距離に困っていない人にとっては、PWの物差しどおりのモデルです。
i240アイアンなら、PWを44.5度にそろえたまま、下にUW49.5度をつなげられます。
標準スペックの5本セットの出品は、下の商品ボックスにまとめました。
BLUEPRINT S・Tアイアンも、PWは45度


| モデル名 | BLUEPRINT Sアイアン/BLUEPRINT Tアイアン |
|---|---|
| 発売日 | 2024年2月8日 |
| 番手展開 | 3I〜PW(UWなし) |
| 7番のロフト角 | 33度 |
| PWのロフト角 | 45度 |
| ヘッドの形(公式) | Sはブレードアイアン/Tはマッスルバック |
| ライ角の調整範囲 | Sはホワイト〜オレンジ/Tはマルーン〜ゴールド |
| 公式サイト | Sの公式サイト/Tの公式サイト |
BLUEPRINT Sアイアンは、PW45度で、iシリーズより上の操作性を求める人のモデルです。
BLUEPRINT Tアイアンも、7番33度・PW45度とロフト角は同じ。
違いはヘッドの形で、公式はSを「ブレードアイアン」、Tを「マッスルバック」と説明しています。
UWの設定はなく、番手は3番からPWまでです。PWの下はウェッジで自由に組めますが、上級者向けのシリーズであることは頭に置いておいてくださいね。
公式は、BLUEPRINT Sアイアンを「シャープでコンパクトなヘッド形状」とも紹介しています。
PW45度のコンパクトなブレードを試したい上級者は、BLUEPRINT Sアイアンの5本セットから見てみませんか。
G440アイアンは、PWの下にUWを1本足して組む


| モデル名 | G440アイアン |
|---|---|
| 発売日 | 2025年3月6日 |
| 番手展開 | 4I〜PW・UW・52・56 |
| 7番のロフト角 | 29度 |
| PWのロフト角 | 42度 |
| PWより下の番手 | UW47度・52度・56度 |
| ライ角の調整範囲 | マルーン〜ゴールド |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
G440アイアンは、PWの下にUW47度を足して組める現行のGシリーズです。
PW42度は私の物差しより立っていますが、下にUW(ユーティリティウェッジ)を1本足せば間がつながります。
UWの「U」の意味は、ピンの公式トリビアに次のように書かれていました。
この「U」とは「多用途の」や「実用的な」を意味する「Utility(ユーティリティー)」の頭文字から取ったものです。
同じページでは、UWはPWとSWの間の距離を埋めるだけのクラブではない、とも紹介されています。
Gシリーズの新品は、現行のG440・G740アイアンのどちらもPWの下に1本足す組み方。
他メーカーのやさしいアイアンと並べた位置づけは、やさしいアイアンランキング8選で書きました。
UWを1本足すと、14本の枠が1つ埋まります。ほかのクラブの本数とあわせて考えておきたいところです。
UWを足したあとのウェッジの距離は、ウエッジ3本で作る自分の距離表で組み立ててみてください。
G440アイアンなら、PWの下のUW・52度・56度まで同じモデルでそろえることもできます。
5本セットの出品は、下の商品ボックスからどうぞ。
G740・i540アイアンは、PWが40〜42度と立っている
| 項目 | G740アイアン | i540アイアン |
| 発売日 | 2026年7月16日 | 2026年3月5日 |
|---|---|---|
| 番手展開 | 5I〜PW・UW・50・56 | 4I〜PW・UW |
| 7番 | 28度 | 29度 |
| PW | 40度 | 42度 |
| UW | 45度 | 47度 |
| ロフト調整 | 不可(ライ角のみ) | 公式FAQの範囲で相談 |
| 公式サイト | G740の公式サイト | i540の公式サイト |
G740アイアンとi540アイアンは、7番28〜29度とロフトが立った現行モデルです。
2モデルとも、飛距離もほしい人向けの7番の物差し(30度以下)には入ります。
PWは40〜42度で、PWの下にはUW(G740 45度・i540 47度)が用意されているモデルです。
G740アイアンは、製品ページに「ロフト調整不可」と書かれています。PWを寝かせて44度前後に合わせる方法はとれません(G740アイアンの調整)。
i540アイアンは、公式が「新時代の中空構造」と呼ぶ、ヘッドの中が空洞のモデルなんです。
ただ、私のPWの物差し(44〜46度)で見ると、正直2モデルとも外れてしまいます。
選ぶ場合は、PWの下をUWとウェッジの本数で組む前提で選んでみてください。
そうすれば、あとで番手が足りずに困りません。
基準どおりに選ぶ人は、旧モデルのピンのアイアンを中古で探す


2つの物差しを両方満たす5モデルは、どれも型落ち(後継が出て一世代前になったモデル)。
2026年9月26日に公式ショップと楽天で探してみました。
探したかぎりでは、新品のセットは見つからず、中古が中心でした。
初心者には、G400・G410・G425アイアン
私が初心者にすすめているのは、G400・G410・G425アイアンです。
3モデルとも7番30度・PW44.5度で、2つの物差しを両方満たします。
| モデル | 発売 | 7番 | PW |
| G400アイアン | 2017年9月 | 30度 | 44.5度 |
|---|---|---|---|
| G410アイアン | 2019年3月 | 30度 | 44.5度 |
| G425アイアン | 2020年10月16日 | 30度 | 44.5度 |
ロフト角は3モデルとも同じなので、私は見た目や価格で選んでもらえばよいと考えています。
もっと飛距離がほしい人向けに挙げているのは、G700・G710アイアン(7番28度・PW43度)です。
G700・G710アイアンのPWは43度で、私の物差しより1度だけ立っています。飛距離を優先したい人向けの選択肢ですね。
初心者がピンから選ぶとき、物差しどおりの候補はG400・G410・G425アイアンの3モデル。
飛距離もほしい中級者には、i500・i525アイアン
100切り済みで飛距離もほしい人には、i500・i525アイアンを挙げています。
どちらもPWが44度なので、私の見立てではAWとの差の開きもちょうどよい範囲です。
7番が29度なので、PW・9番・8番・7番の距離の差を出しやすいロフトの並びなんですよね。
| モデル | 発売 | 7番 | PW |
| i500アイアン | 2018年 | 29度 | 44度 |
|---|---|---|---|
| i525アイアン | 2022年2月18日 | 29度 | 44度 |
| i530アイアン(参考) | 2024年4月4日 | 27.5度 | 41度 |
後継のi530アイアンはPW41度と立っているため、私はすすめていません。
i525アイアンは、楽天で新品とみられる出品がUWの単品だけでした。セットで探す人は、中古の出品を中心に見てみてください。
i500・i525アイアンは、iシリーズで2つの物差しを両方満たす2モデルなんです。
公式ショップと楽天で、新品があるか探してみた
2026年9月26日に、ピン公式オンラインショップと楽天市場で、旧モデルの新品の出品を探しました。
公式オンラインショップのアイアンはアウトレットで、G430・G730・i530アイアンの3モデルだけでした。
| モデル | ピン公式オンラインショップ | 楽天市場(在庫ありの出品) |
| G400アイアン | 掲載なし | 中古が大半(新品と確かめられる出品なし) |
|---|---|---|
| G410アイアン | 掲載なし | 中古のみ |
| G425アイアン | 掲載なし | 中古のみ |
| i500アイアン | 掲載なし | 中古のみ |
| i525アイアン | 掲載なし | 中古が大半(新品とみられるのはUW単品のみ) |
| G700アイアン(参考) | 掲載なし | 中古が大半(新品と確かめられる出品なし) |
| G710アイアン(参考) | 掲載なし | 中古のみ |
「新品」の表記がない状態不明の出品は新品として数えず、Amazonなどほかの通販サイトと実店舗は調べていません。
5モデルを手に入れたい人は、中古の出品を中心に探しましょう。
ピンのクラブは、公式FAQによると全国のPING取り扱い販売店で購入できるとのこと。
中古で買うときは、番手の構成と改造歴を見る
中古のアイアンは1点ずつ状態が違うので、買う前に見るところを決めておきましょう。
- 番手の構成(何番からPWまでか、UWが入っているか)
- 改造・仕様変更の有無(シャフト交換など)
- シャフトの銘柄と硬さ
- ネックのカラーコード(カラーコードの見方)
番手の構成とは、セットに何番からどの番手までが入っているかのこと。
PWの下に何を足すかで、14本の枠の使い方も変わってくるんです。
組み方の全体像は、100切りのクラブセッティングで14本の決まりから整理しました。
ピン公式FAQは、改造・仕様変更されたクラブを保証と修理の対象外としています。出品説明に「リシャフト(シャフト交換)」とあれば、改造の目印なんです。
改造・仕様変更とは、シャフト交換など、メーカーの出荷時から変えたクラブを指します。
気になる出品は、出品説明と写真で仕様を確かめてから決めても遅くありません。
今のアイアンセットを手放すなら、査定額を聞いてから決める
ピンのアイアンに替えると、今のアイアンセットはまるごと使わなくなります。
新品でも中古でも、買う前に古いセットの行き先を考えておくと置き場所に困りません。
売る・譲る・残すの分け方は、バッグから出したクラブには3つの行き先があるで整理しました。
本数の多いセットは運ぶのが大変なので、自宅で査定してもらう出張買取という形もあります。
ゴルフ用品の出張買取ウリエルは、公式に「無料査定のみのご依頼も可能です」と書いていて、断ったときのキャンセル料もかからないそうです。
ただ、このリンク先から申し込めるのは関東・東海・関西と岡山の17府県で、岐阜は5つの市に限られます。
Webの査定フォームに書く内容の例は、売るなら、出張買取という形もあるに置いたので、書き換えて使ってみてください。
次のリンクは広告で、公式サイトにつながります。
ゴルフ用品の出張買取ウリエルの査定フォームで、自分の地域が選べるか確かめるピンのアイアンは、試打とフィッティングで最後に決める


物差しで2〜3本に絞ったら、最後は試打とフィッティングで決めます。
フィッティングは、体型やスイングに合わせてクラブの仕様を決めることです。
試打では、見た目・打感・シャフトを比べる
試打で比べたいのは、ロフト角の数字では分からない部分です。
- 見た目(構えたときのヘッドの形)
- 打感
- 打ちやすさ・つかまり具合・抜け具合
- シャフト
ブランドや価格の好みも、この段階で候補に重ねて考えてみてください。
私の考えでは、ロフト角も実際の角度より、それで何ヤード打てるかのほうが本質です。
店では、7番やPWで打った距離もメモしておくと、候補どうしを並べやすくなりますよ。
シャフトの重さや硬さの決め方は、アイアンシャフトの選び方で前提から整理しました。
ロフト角とライ角の再調整は、再フィッティングのうえで相談する
ライ角とは、構えたときのシャフトと地面の角度のことです。
過去にフィッティングを受けて買ったクラブのロフト角とライ角の再調整について、公式FAQの答えは次のとおり。
再度フィッティングを受け、どのような再調整をされるのかを確認させていただく必要がございます。PINGでは、お客様のスイングの変化に対応できるようアイアン・ウェッジ・パターのライ角およびロフト角の調整が可能です。調整可能範囲は、弊社修理部がクラブを確認のうえ個別に判断させていただきますので、まずは購入された販売店様にご相談ください。
調整できる度数は公表されておらず、範囲は再フィッティングのうえで修理部がクラブを見て個別に判断します。
中古のクラブで改造・仕様変更されたものは、公式FAQで保証と修理の対象外。
ネックのくぼみはノッチドホーゼルと呼ばれ、ライ角・ロフト角を調整しやすくするためのものです(公式FAQ)。
製品ページには、ライ角やロフト角を調整するとネックにしわが入る可能性がある、との注記もあります。調整を頼む前に、お店で確かめておいてください。
公式のアイアンフィッティングの流れでは、Step03で身長と手首から床までの長さを測ります。
続くStep04は「ライ角選び」で、ここでライ角を調整する流れです。
G740アイアンは、ライ角だけ調整できる
現行モデルのなかで、G740アイアンだけは製品ページにロフト調整ができないと書かれています。
ライ角はグリーンからオレンジの範囲で調整可能です。(ロフト調整不可)
G740アイアンを選ぶ人は、PWを寝かせて44度前後に合わせる方法はとれません。
PW40度の下は、UW45度・50度・56度で同じモデルのままつなぐ組み方です。
G740アイアンは、UW・50度・56度まで番手がそろっています。PWの下をウェッジで埋める組み方が、最初から用意されているモデルなんです。
ロフトを後から直す前提ではなく、買う前にPWの下の組み方まで決めておくと迷わずに済みます。
カラーコードは、ライ角を表す色の目印
カラーコードは、ピンがライ角をネックの色で表す仕組みです。
公式トリビアによると、色は体型とライ角から導き出したカラーコードチャートで決めるもの。
標準のライ角はブラックで、調整できる色の範囲はモデルごとに違います。
- マルーン〜ゴールド:G440・i240・BLUEPRINT T・G425・G400アイアン
- シルバー〜ブラウン:i540・i530・i525アイアン
- ホワイト〜オレンジ:BLUEPRINT Sアイアン
- グリーン〜オレンジ:G740アイアン
- シルバー〜ゴールド:i500アイアン
中古で買うときも、ネックの色を見ればライ角の設定の見当がつきます。
ピンのアイアンでよくある質問


ピンのアイアンを選ぶときに出てきやすい質問をまとめました。
ピンのアイアンで、今の最新モデルはどれですか?
男性用の現行は、G740・G440・i540・i240アイアンとBLUEPRINT S・Tアイアンの6モデルですね。レディースのG LE 4アイアンを加えた7モデルが、2026年9月26日時点の公式メニューに並んでいます。見分け方は名前の数字が大きいほど新しい:現行は6モデルに書きました。
ピンのアイアンに刻まれた「W」と「U」は何ですか?
ピンのアイアンでは、PW(ピッチングウェッジ)に「W」が刻まれています。「U」はUtility(多用途の)の頭文字で、UW(ユーティリティウェッジ)という番手なんです。UWの位置づけはG440アイアンの組み方で説明しています。
UWのロフト角はモデルごとに違いますか?
モデルごとに違い、G440・i540アイアンは47度、i240アイアンは49.5度、G740アイアンは45度です。BLUEPRINT S・TアイアンにはUWの設定がありません。一覧は現行6モデルの表で確かめられますよ。
初心者がピンのアイアンを選ぶなら、どのシリーズですか?
私の分け方では、初心者にはGシリーズをすすめています。物差しどおりに選ぶ人には、中古のG400・G410・G425アイアンが候補ですね。理由は100切り前の人は、寛容性重視のGシリーズからに書きました。
G440アイアンとG740アイアンは何が違いますか?
G440アイアンは7番29度・PW42度、G740アイアンは7番28度・PW40度です。G740アイアンは製品ページで「ロフト調整不可」とされ、調整できるのはライ角だけ。2モデルの数値はG740・i540アイアンの章でも並べています。
PWのロフト角は、あとから寝かせてもらえますか?
公式FAQでは、フィッティングを受けて買ったクラブの再調整は、再フィッティングのうえで買ったお店に相談する流れなんですよね。範囲は修理部が個別に判断し、製品ページで「ロフト調整不可」と明記されているのは現行ではG740アイアンです。詳しくはロフト角とライ角の再調整にまとめました。
中古で「名器」と呼ばれるピンのアイアンはどれですか?
「名器」に決まった定義はないんです。私のPWの物差しで見ると、G400・G410・G425アイアンとi500・i525アイアンが両方の基準を満たします。探し方は旧モデルを中古で探す章に書きました。
女性向けのピンのアイアンはありますか?
レディースの現行は、G LE 4アイアン(2026年4月9日発売)ですね。7番29.5度・PW46度で、PWと7番の物差しを両方満たします。数値は21モデルの一覧表の下に添えました。
ピンのアイアンは公式サイトで買えますか?
ピン公式オンラインショップで買えるアイアンは、アウトレットのG430・G730・i530アイアンの3モデルでした。公式FAQでは、購入先を全国のPING取り扱い販売店と案内しています。2026年9月26日の確認結果は公式ショップと楽天で、新品があるか探してみたに載せました。
7番のロフト角も見たほうがいいですか?
飛距離や番手ごとの距離の差もほしい人には、7番30度以下も重ねて見ることをすすめています。飛距離に困っていない人は、PWの物差しだけで十分ですよ。2つ目の物差しは7番のロフト角30度以下も見るで説明しました。
まとめ:ピンのアイアンはPWが44〜46度のモデルから試打しよう


ピンのアイアンで迷っている人は、PWが44〜46度のモデルから2〜3本に絞って試打してみてください。
PWの下をどうつなぐかで、ウェッジの本数まで変わってくるからなんですよね。
- 物差しはPWのロフト角44〜46度(選び方)
- 2017年以降の21モデル中、PWの条件に入るのは13モデル(ロフト角の一覧)
- 新品はi240アイアンと、上級者向けのBLUEPRINT Sアイアン・BLUEPRINT Tアイアン(現行6モデル)
- G440アイアンは、PWの下にUWを足す組み方(組み方)
- 両方の物差しを満たす5モデルは中古から探す(中古の探し方)
候補とPWの度数をメモしておけば、店での試打は2〜3本だけで済みます。
フィッティングを受けて買ったクラブの、ロフトやライ角の再調整。
窓口は、再フィッティングのうえで買ったお店です。



次の休みに、PWの度数を見て2本だけ試打しよう。
迷ったら、私が初心者にすすめているG400・G410・G425アイアンの中古から、ぜひ見てみてください。
新品で選ぶ人は、PWの条件に合うi240アイアンと、上級者ならBLUEPRINT S・Tアイアンが試打の候補です。



